2023年2月17日に発売された、エレクトロニック・アーツとコーエーテクモゲームスが贈る、新作和風ハンティングアクション『WILD HEARTS』(ワイルドハーツ)がついに発売。本作は中世の日本をモチーフにした世界を舞台に、武器や“からくり”などを駆使してモンスターである“獣”を倒していく、ハンティングアクションゲームだ。

 本稿ではこれから遊ぼうと思っている人、または遊びはじめたばかりの初心者に向けて、攻略に役立つ豆知識や知っておくべきことを伝授しよう。

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狩り編

基本的なからくり活用方法

 “からくり糸”を消費して、バトル中に基礎からくりを設置しながら戦うのが基本。からくりの種類によっても使いかたはさまざまだが、基本はジャンプ台である“匣”を3段積み上げて、大ダメージを叩き出せるジャンプ攻撃などを狙おう。

 また、基礎からくりは積み上げかたによって効果を発揮する場合もあり、たとえば匣を二段、上段を武器に炎をまとわせる“灯”にすれば、大ジャンプ攻撃をしながらも炎攻撃を叩き込める。

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基礎からくりで、攻撃キャンセル

 基礎からくりの設置は、さまざまな動作を中断(いわゆるキャンセル)しながら設置できる特徴がある。攻撃中だろうと、そのモーションをキャンセルして設置できるので、攻撃の隙を消したりすることが可能。基礎からくり自体を利用しない場合でも活用できる。

 動作の大きい攻撃の隙を消せるのが大きな強みで、もし空振りして敵の反撃を貰いそうになっても、ダッシュ台の“発”を置いて攻撃をキャンセルしながら、ダッシュで回避を狙うなどの立ち回りも可能というわけだ。非常に自由な使いかたができるので、ぜひ試してみよう。

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剣を振りかぶってからでも……。
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その動作をキャンセルし、ほんの少しバックステップする。

連結からくりは敵に合わせて使おう

 連結からくりは、基礎からくりを特定の形で配置することで発揮されるからくり。消費するからくり糸は多めだが、そのぶん効果の高いからくりが揃っている。

 たとえば突進攻撃には“壁”、空飛ぶ敵を怯ませて落とす“閃光花火”など、成功すれば敵がダウンし、一方的に攻撃できるチャンスタイムが生まれるのだ。ただし、どの連結からくりが効くのかは戦いながら試すことが基本になる。

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図録を確認しよう

 どのからくりが有効かはメニュー画面から図録を確認すると、一部書かれている場合もある。また、図録には獣がどんな属性を持っているのか、弱点はどこなのかなども確認可能だ。獣の攻撃属性の耐性を高める防具にする、獣の弱点を突ける属性の武器を作るのも攻略の秘訣なので、もし倒しにくい獣がいたら、とりあえず確認してみるのがオススメだ。

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からくり熊で武器のアクション把握

 いわゆる建設物である“龍穴からくり”。その中にある“からくり熊”は、いわゆるトレーニングモードだ。一部の場所にはデフォルトで設置されているほか、自分で置くことも可能だ(建設は野営地に限る。野営地の詳細は“野営地を見つけよう”の項目で開設)。

 からくり熊はダメージ数値などが確認できるだけでなく、“武器指南”をオンにして始めると、その武器種の特徴が分かり、ある程度の攻撃方法を教えてくれる。使いたい武器、または武器を変えたいときは、まず武器指南で操作を覚えておこう。思わぬ武器の魅力に気づくこともあるかも。

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食事は必ずしよう

 本作には食事の概念が存在し、満腹度が100になるまで食事アイテムを食べることで、バフ効果を得られる。とくに体力強化と防御強化は、序盤はあるとないとでは生存率が大きく異なるので、何でもいいのでとにかく食べてから戦おう。

 序盤のうちは、とりあえず拾った食事アイテムをそのまま丸かじりしてオーケー。ゲームが進めば、漬物を作ったり、醤油や味噌を作るなどして、より強力な食事アイテムを生成できる。食事製作系のからくりも重要な要素だ。

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獣狩の腕を狙おう

 敵の部位を攻撃していると、時折白く光る部位があらわになる。その部分にしがみつくと、特殊アクションの“獣狩の腕”が発動できる。

 獣狩の腕は発動すると、からくり糸が上限値を超えて入手できるほか、装備によっては特殊効果が付いたり、素材アイテムが新たに手に入るなど、多彩なメリットがある。

 いちばん大きいのは、からくり糸が大量に手に入ること。もしからくり糸が切れてしまった場合は、獣狩の腕を率先して狙うといいだろう。

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張り付いて光る場所へ行くと……。
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腕を突っ込んで獣狩の腕が発動。
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一気にからくりの糸を大量に獲得できる。

連結からくりの閃き

 一部の連結からくりは、特定の基礎からくりと装備し、特定の敵の攻撃を受ける瞬間になると閃くことがある。必要な基礎からくりは、からくり強化メニューから確認可能。特定の敵がどの獣なのかについては、1度戦って敵の情報を得ると表示される

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小型の獣はなでるべし

 フィールドにいる小型の獣は斬りかかってもいいが、しゃがんで背後に近づくと、“なでる”か“仕留める”ことができる。“なでる”でしか手に入らない素材もあるので、ぜひともなでてみよう。

 “仕留める”は倒してから“トドメを刺す”で素材を入手する方法と同じだが、“仕留める”の場合は瞬時にトドメまで刺してすぐに素材が貰えるのが特徴。

 なお、どう見ても敵っぽい見た目をした小型の獣、こっちを見たらすぐ襲い掛かってくる獣でも、こっそりと忍びよればなでることが可能だ。

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なでるパターン。
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仕留めるパターン。
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明らかに狂暴そうな犬もなでられる。
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怖いサルもこの笑顔。

気軽にマルチプレイしてみよう

 本作は“助太刀要請”をしている場合、各任務やフリー狩猟任務すべて、いつでもほかのプレイヤーに途中参加してもらえる。参加したい人は、マップ画面か、フィールドの各地に点在している、円のようなオブジェクト“異夢の門”を通して参加可能だ。

 この“助太刀”は目標の獣を狩れば終了となる、一期一会のマルチプレイモード。もしソロプレイをメインに遊んでいる場合でも、かなり気軽に参加できる。

 “助太刀”は他人が要請している場合のみ参加できる要素(自動でオンにするオプション設定もあるが)。なので、ホストの人は助けてもらえるし、参加する側は多人数プレイで素材が貰えてラッキー。そんなウィンウィンな関係であると認識して、素材を稼ぎたい人はぜひとも気軽に飛び込んでみてほしい。

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からくり編

いつでもどこでも武器防具製作

 龍穴からくりの金床は、武器防具の変更や制作が可能な施設。バトル中には使えないが、基本はいつでもどこでも設置して使用可能だ。目的の素材を手に入れたら、その場で装備を作ってしまうのもオススメ。

 また「持ってくる武器を間違えた」、「新しい武器を使ってみたけどしっくりこない」なんてときにも、バトルを離脱してその場で金床を立てれば、その場で装備変更してしまえばいい。どちらにせよ、目的を達成した場合、その後すぐに解体すれば、コストも掛からない。

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野営地を発見しよう。

 フィールドの一部には“野営地”という場が存在し、野営地はテント(幕屋)を超低コストで建てられる、拠点に向いている地点。足で探すのはなかなか苦労するところだが、獣を探すためのレーダー“獣探しの櫓”に、その場所が表示される。

 ?マークのテントアイコンの場所が野営地となっているので、新しいフィールドに訪れた際には、まず野営地を探してテントを建てると、フィールドの探索がやりやすくなるだろう。

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建物の上にもからくりは建つ

 フィールドを探索していると、かつての人間の文明が垣間見える、さまざまな建物を見ることもある。そういった建物の上にも龍穴からくりは建てられるので、高所を拠点にしてしまうこともできる。カスタマイズの幅として、ぜひ覚えておこう。

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建物の上にテントを張ることも可能だ。

龍穴について

 龍穴からくりを設置するためには、フィールドに点在する龍穴を解放し、強化する必要がある。強化に必要な結晶アイテムは、フィールドにある骨などの比較的目立つオブジェクトから入手できるほか、大型の獣を倒すことなどでも手に入る。

 本作はマップに行って、フラッと現れた獣を狩るフリー狩猟も可能だが、あまりオススメはしない。もし狩りたいなら、その獣を狩猟任務を必ず受けたい。任務として狩った場合、報酬として結晶が手に入るからだ。

 なお、龍穴は1度その地点の解放さえしてしまえば、マップ画面からどこでも強化できる。

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敵の部位破壊で、からくり強化

 からくりを習得・強化するためには、“獣珠”というポイントが必要だ。これは大型の獣を倒した際に、報酬としてゲットできるアイテム。強い獣ほど得られる獣珠は多い。

 もっと稼ぎたい場合は、獣の部位破壊と獣狩の腕を狙おう。部位破壊をするとその場に獣珠が飛び散るので、拾うと入手可能。獣狩の腕は、成功すると獣珠が得られる

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湊の町を拠点に

 湊の町にも、各種からくりを設置できる。そのため、湊にも製作系拠点を作っておくのがオススメだ。とくに食事系アイテムなどは、湊にまとめて作っておきたい。本作は各種マップを転々としながら進んでいくので、フィールドで作っておいた食事を取り忘れてしまいがち。金床については、なつめがいるので基本的には建てる必要なし。

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ちなみに素材取得用からくりは、ペット的に飼うことも可能。見栄えを気にする場合は、別の場所に置こう。

その他

信光の依頼を受けよう

 湊の町にいる信光から、達成して報告するだけで済む汎用系の任務を最大5つ受注できる。素材アイテムやお金が手に入るので、なるべく最大まで受注してから狩りに出かけるのがオススメだ。

 ちなみに、信光の英語版声優はアクション俳優として知られる、ケイン・コスギ氏が担当している。オプションから英語音声に切り換えるだけで聞けるので、たまには気分転換にケイン氏信光を味わってみるのもオススメ。

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お金は売却アイテムを売ろう。

 本作はアイテム購入のほか、装備作成などにお金を必要とする。そこまでお金を必要とするわけではないが、もし稼ぎたい場合は、売却用アイテムを紅玉に売ろう。売却用アイテムは、大型の獣を狩っていると、自然と溜まっているだろう。

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つくも調整で糸の上限解放

 フィールドに隠れているつくもを見つけると、古びた歯車を入手できる。そして焚火のからくりから、古びた歯車を消費して、つくもの強化が可能だ。つくも強化自体もありがたいが、一定数強化するたびに主人公のからくり糸所持上限がアップするのが非常に大きい。なお、つくもは自分で名前を付けることができるほか、モデルチェンジもできる。

 つくもを探すヒントは、音。近くにいると“カラコロ”といった音が頻繁に鳴るので、それを頼りに探そう。

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温泉解放で体力上限アップ

 ストーリーを進めると、温泉が解放される。そのままだとゲーム的にはあまり意味ないが、素材を集めて薬湯を解放すると、体力上限が恒久的にアップされる(効果が切れるとその都度温泉に入りにいく、などのようなシステムではない)。小型の獣たちなどに紐づいた素材が多いので集めるのが大変だが、ぜひやっておきたい。

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護符は最大5つ装備できる

 装備アイテムのひとつである、護符。フィールド探索で手に入るほか、大型の獣を倒すと確率でドロップすることがある。護符は1個だけでなく、最大5個まで同時装備できるので、手に入れたら忘れずに装備しておきたい。

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