コミカルなふたりの掛け合いも魅力

 2002年(平成14年)12月3日は、初代『ラチェット&クランク』が発売された日。本日でシリーズが誕生してから20周年を迎えたことになる。

 『ラチェット&クランク』はインソムニアックゲームズが開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売されたアクションゲーム。現在も続く人気シリーズでプレイステーションの顔とも言える作品のひとつだ。初代発売時にはプレイステーション2本体とセットになった“アクションパック”も発売されていたので、『ラチェット&クランク』が初めて遊んだゲームなんていう人もいるだろう。

『ラチェット&クランク』が発売された日。娯楽性に富んだ仕掛けが満載のステージに誰もが驚かされた、海外生まれの痛快名作アクション【今日は何の日?】

 ナンバリングタイトル以外にも『FUTURE』シリーズやスピンオフなど、これまでに多数の作品が発売されている。2021年にはプレイステーション5専用タイトルとして最新作の『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』が発売され、驚異的な映像表現で注目を浴びたのが記憶に新しいところ。

 本シリーズの主人公は、タイトルにもなっているふたりのキャラクター。伝説の種族“ロンバックス”最後の生き残りである“ラチェット”と、相棒のロボットである“クランク”だ。基本的にはクランクをバックパックのように背負ったラチェットを操作し、場面に応じてクランクがサポートを行うという感じだが、場合によってはクランクを単独で操作するケースもある。

『ラチェット&クランク』が発売された日。娯楽性に富んだ仕掛けが満載のステージに誰もが驚かされた、海外生まれの痛快名作アクション【今日は何の日?】

 何と言っても魅力的だったのは、惑星から惑星へ銀河をまたにかける大冒険。高層ビルが立ち並ぶ大都会の星があったり、灼熱のマグマが流れる火山地帯の星があったりするなど、バリエーションに富んだステージにワクワクさせられた人が多かったんじゃないかな。

 各惑星では広いフィールドを自由に動き回ることが可能で、探索気分も大いに味わえた。ムービーシーンも含めて娯楽性に溢れた仕掛けが満載で終始ハラハラ・ドキドキ。工夫を凝らした謎解きやミニゲームもあったりして、プレイヤーを飽きさせないところがホントに凄かった。

 本作のアクションをより楽しいものにしてくれたのが“ガラメカ”の存在だろう。本作に登場する特殊な武器や便利な道具の総称といったところで、多種多様なこれらを使いこなして敵を倒したり、仕掛けを解いていくのがめちゃくちゃおもしろかった。火炎放射器や爆弾、ミサイルランチャーなど武器だけで15種類も存在し、それぞれが異なる爽快感をもたらしてくれる。1作目こそ強化できなかったと思うが、2作目以降はガラメカの強化自体もお楽しみ要素のひとつとなっていった。

『ラチェット&クランク』が発売された日。娯楽性に富んだ仕掛けが満載のステージに誰もが驚かされた、海外生まれの痛快名作アクション【今日は何の日?】

 武器以外のガラメカは、ロープのようにして移動ができるスイングショットやレールを移動できるグラインドブーツなど、ステージ攻略に役立つモノが多数存在。いくつものガラメカを駆使しながら探索していくところに夢中になった人も多かったはずだ。

 翌年、2003年12月11日には早くも続編『ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす』が登場してシリーズ化。PS2だけでなく、PS3、PSP、PS Vita、PS4、PS5とハードを変えながら多数の作品を発売していった。

 そして2021年11月10日、PS Plusプレミアムが対象のクラシックスカタログのアップデートが発表。PS3版『ラチェット&クランク』、『ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす』、『ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ』の3作品が追加され、遊び放題になっている。前述のPS5版最新作と合わせて、ぜひチェックしてみてほしい。

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