Blizzard Entertainmentが、開発中のアクションRPG『ディアブロ IV』について“エンドゲーム・クローズドベータ”を実施することを発表した。日本国内ではPC英語版の形で提供されるという。
『ディアブロ』シリーズといえば、メインストーリー完了後も何周もしたり、強力な装備によりさらなる高みを目指していくエンドゲーム要素が重要な要素のひとつ。今回発表されたエンドゲーム・クローズドベータは、ストーリー部分のネタバレを避けつつ、そのエンドゲーム要素のクオリティを高めることから行われるもの。
なお参加者はプレイの内容について公の場で言及することはできず、ゲーム内ツールを通じてフィードバックを行っていくことになる。
エンドゲーム・クローズドベータの対象とプレイ可能コンテンツ
対象となるのは“最近「ディアブロ II リザレクテッド」か「ディアブロ III」のエンドゲームを長時間プレイしている限定数のプレイヤー”で、かつBattle.net上で招待を受け取れるよう設定している必要がある。
設定は2022年10月11日(太平洋夏時間)までに行っておく必要があり、選ばれた場合は11月18日(太平洋標準時)までに招待メールが届くとのこと。なお2023年初頭には別途公開テストも行われるそうなので、選ばれなかった場合はそちらを待とう。
エンドゲーム・クローズドベータで体験できる内容は、キャンペーン部分終了後の世界でプレイ可能な以下の高難度コンテンツ。公式サイトの告知記事では、以下のコンテンツが体験可能とされている。
- ヘルタイド
- “ワールドティア3:難易度ナイトメア”に到達するとプレイ可能になるイベント
- 敵が強化されて難度が上がる代わりに、強力な戦利品がドロップするようになる
- 各地の“ヘルタイドの宝箱”を開くのに使うアイテム“消し炭”(Cinder)がドロップするようになる
- ヘルタイドの宝箱からは、胴体・脚・両手持ち武器など、単一のアイテムスロットに限定された戦利品が出る
- 消し炭は戦闘で倒されると落としてしまい、再度回収する必要がある
- 敵が大群で出現するようになり、サンクチュアリの地形自体も変化する
- ナイトメア・ダンジョン
- 特定のダンジョンに対応した“悪夢の紋章”を発見した時にアンロックされ、それぞれのダンジョンに特別な変化を与える
- 敵が強力になり、ドロップする戦利品のレア度が上昇する
- ナイトメア・ダンジョンを完了するとさらに強力な紋章が入手できる
- より高難度のワールドティアに進むと、新たなナイトメア・ダンジョンが利用可能になる
- 死者の囁き
- 各地の“囁きの木”からのタスクを行う。完了すると経験値・ゴールド・“厳かな願い”(Grim Favor)などを得られる
- 厳かな願いを10個集めると、囁きの木で経験値やさまざまな戦利品と交換できる
- 本来はメインクエストラインの特定の章を完了するとプレイできるもの
- 憎しみの地(PvPゾーン)
- 対人戦(PvP)が可能なエリア。
- 憎しみの地で敵を倒すと“憎しみの種”(Seeds of Hatred)が手に入る
- 種は“抽出の祭壇”(Altar of Extraction)ですり潰して“赤塵”(Red Dust)に変換できる
- PvPで敗北すると種を落とす(赤塵に変換していれば落とさない)
- 赤塵はPvP用の外見アイテム(コスメティック)や馬商人が売る装飾などと交換できる
- パラゴン・ボード(公式の過去記事も参照)
- レベル50からアンロックされる、今作での追加強化システム
- 経験値獲得によりパラゴン・ポイントが入手できるようになる
- ボード上にマス目が広がった“パラゴン・ボード”があり、そこにパラゴン・ポイントを割り振っていく
- 各マスにはそれぞれ取得した場合に得られる追加効果が記されている
- 入手した“グリフ”をはめることで任意の効果と周囲のマスへの追加ボーナスを得られる“ソケット”マスもある
- ボードを完了すると次のボードへとつながっていき、さらなる強化を行える