Blizzard Entertainmentが、開発中のアクションRPG『ディアブロIV』の新たな四半期報告を公開。終盤にかけての強化要素や、戦闘で敵を倒した際の描写などが明かされた。

 公式記事で挙がっている特筆すべきトピックは以下の通り。合理的な部分とゲーム的なチャレンジの両立がはかられている感じでなかなかいいんじゃないだろうか。

  • アイテムのパラメーターに“+スキルランク”が復活。
    • これを装備すると対象のスキルのランクが上がって強化される。まだ所有していないスキルも適用対象で、装備している間そのスキルが使用可能になる
  • 特定の“レジェンダリー・パワー”が(特定のアイテム固有なのではなく)複数の部位の装備につくように
    • NPC“オカルティスト”でレジェンダリーアイテムからレジェンダリー・パワーを“精髄”として抜き出し、ほかのアイテムに移植できる
    • ユニークアイテムは対象外
  • モンスターの種類によってドロップするアイテムタイプの傾向の違いが出る
    • 盗賊はメイスやクロスボウやブーツを好み、溺れし者(Drowned)は下衣が出やすい、といった塩梅
  • エンドゲームの強化要素“パラゴン・ボード”
    • レベル50で解禁
    • ボード上のタイル(マス)をアンロックしていき、タイルに応じてボーナスを獲得。そして端にあるゲートタイルに到達したら、その先に次のボードをセットして続けていく
      • ノーマル・タイル、マジック・タイル、レア・タイル、レジェンダリー・タイルと等級がある
      • レア・タイルには特定の能力を一定以上に高めると解放される追加的なパワーがあり、レジェンダリー・タイルは新たなレジェンダリー・パワーを付与する
      • “ソケット”と呼ばれる特殊なタイルにはグリフを埋め込んで周囲のアクティブタイルに応じたボーナスを得られる
      • 特定の危険なダンジョンではレベルアップしたグリフを入手でき、より大きな範囲のアクティブタイルからパワーを得られる
    • パラゴン・ボードごとにタイルの配置は異なる。また置く際に回転させてスタート位置を変えられる

 またグラフィックについても本作の方向性を感じさせる映像が複数公開されており、特にスキルのバリエーションによるビジュアル面の違いや、モンスターのやられ演出がちゃんとトドメのスキルに応じて変化する点などは好印象。来年はもうちょっとリリースに向けた日程やテストなどの具体的な話も期待したいところだ。