コミックマーケット準備会は本日(2021年8月2日)、開催延期となっていた国内最大規模の同人誌即売会“コミックマーケット99”(コミケ99)を、2021年12月30日~31日の期間、東京ビッグサイトにて開催することを発表。あわせて、サークル参加申込書セット(冊子版)の通販も開始している。

 コミケ99は、2020年冬に東京ビッグサイトにて開催予定だったが、新型コロナウィルス感染症の影響により、昨年7月に開催中止が発表されていた。

 しかしながら、この度、新日程として2021年12月に開催されることが発表。開催に至った理由として、コミックマーケット公式サイトにて行われた発表にて、"いまだ多くの不確定要素が残っており、感染拡大も続いている状況だが、サークル申込や配置などさまざまな準備の期間を考えると、2021年冬のコミックマーケット99(新C99)の開催に向けて、いま、動き出すことを発表させていただくべきと考えた”と説明。

 また、今回の開催発表の経緯については、“ワクチンの接種が普及することによる効果を見つつ、新C99の開催可否を検討してきたが、ワクチンの効果が現れてきたのを確認できた時期に感染が急速に拡大してしまったため、C99開催発表のタイミングがこのような状況になってしまったものの、数ヶ月後の開催時期には社会状況の改善が見込まれるとの認識に基づき、発表している”という。

 開催にあたっては、コミケットも幹事団体として参加している“DOUJIN JAPAN 2020”で策定された、“新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下における同人誌即売会の開催ガイドライン”を遵守することから、“従来のような1日に20万人を集めるような形での開催はできず、出展サークル専用通行証の枚数削減その他、様々な制約条件の下、1日数万人程度の来場者規模とせざるを得ないと考えている”とのこと。

 今後については、コミックマーケットの理念にある“法令と最小限にとどめた運営ルールに違反しない限り、一人でも多くの参加者を受け入れる”ことを参加者と目指して、可能な開催の形を模索していく、と説明している。