2020年11月26日、SNKは最大株主変更を伴う株式譲渡契約を締結したことについて、韓国金融監督院 電子公示システムDARTにて公示を行った。

SNK 最大株主変更を伴う株式譲渡契約を締結 韓国金融監督院の電子公示システムDART(韓国語)

 公示によると、合計発行株式の28.8%がZUIKAKUからElectronic Gaming Development Companyへと譲渡される。譲渡金額は2073億4572万5ウォン(1億8727万339.60ドル)にのぼるとのこと。日本円にして200億円弱での取引となったわけだが、さらにElectronic Gaming Development Companyは、SNKの大株主であるPerfect Worldと同日付で株式譲渡契約を締結し、その保有株式4.5%も同日付で取得。合計発行株式の33.3%を取得する形となった。

 さらに、Electronic Gaming Development Companyを所有する(親会社の立場にあたる)Misk財団の発表によると、この契約では、SNK株式のさらに17.7%を購入することも規定されており、将来的に持ち株割合を51%に引き上げるとしている。

 SNKは、1978年設立のエス・エヌ・ケイより『サムライスピリッツ』や『ザ・キング・オブ・ファイターズ』などのIP(知的財産)を引き継ぎ、新作ゲームの開発、旧作のダウンロード販売などを行っている。2001年よりSNKプレイモアの社名で、引き継いだIPを活用したパチスロ機などを開発・販売していたが、2015年に中国企業に買収されパチスロ事業から撤退。ゲーム事業へと舵を切り、2016年12月1日に社名をSNKプレイモアから現在のSNKへと変更している。