2020年2月7日、“クラウディッドレパードエンタテインメント新作発表会 & イースIX 繁体字版 発売記念放送”が開催。同社が今後日本アジアで展開するタイトルが明らかにされた。
ゲームコンテンツを中心とする デジタルエンタテインメントコンテンツの 企画・開発・販売・運営を行うクラウディッドレパードエンタテインメントだが、まずは、第1弾タイトルとして2020年2月6日にアジア市場に向けて『イースIX(繁体字中国語版)』を発売。今回明らかにされたのは、同社の今後のラインアップ。数々のタイトルの繁体字中国語版、ハングル版の展開が発表された。
『イース セルセタの樹海:改』や『軌跡』シリーズなどの繁体字中国語版、ハングル版をリリース
まずは、日本ファルコムが開発する、アクションRPG『イース』シリーズにて、『イースVIII』や『イースIX』の原点となるタイトル『イース セルセタの樹海:改』の繁体字中国語版、ハングル版をプレイステーション4に向けて2020年4月23日(木)に発売することを決定。
また、奥深いストーリーで多くのユーザーから熱い支持を受け続ける大人気RPG『軌跡』シリーズより『英雄伝説 零の軌跡:改』を5月28日(木)に、 『英雄伝説 碧の軌跡:改』を6月25日(木)に繁体字中国語版、ハングル版プレイステーション4にて発売する。
さらに、『閃の軌跡』シリーズより『英雄伝説 閃の軌跡 I:改 -Thors Military Academy 1204-』、『英雄伝説 閃の軌跡 II:改 -The Erebonian Civil War-』、『英雄伝説 閃の軌跡III』、『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』、全シリーズの繁体字中国語版、ハングル版をSteamにて発売決定した。
角川ゲームスの『Root Film』と『メタルマックスゼノ リボーン』の繁体字版、ハングル版も
また、角川ゲームスが開発する、ミステリーアドベンチャープレイステーション4、Nintendo Switch用ソフト『Root Film』の繁体字版、ハングル版を2020年春に、戦車と犬と人間のRPG“メタルマックスシリーズ”最新作『メタルマックスゼノ リボーン』の繁体字版、ハングル版を2020年夏にリリースすることが決定した。
『お姉チャンバラORIGIN』の繁体字版や簡体字版なども決定
さらに、ディースリー・パブリッシャー/タムソフトが開発するプレイステーション4用ソフト『お姉チャンバラORIGIN』の繁体字版、簡体字版、ハングル版、英語版の発売を2020年夏に決定。
『Shaolin5/少林五祖』と『有翼のフロイライン Wing of Darkness』をグローバル展開
一方で、事業の新しい展開としてIII(トリプルアイ)Independent IP Industryをスタート。独創的なゲーム作品を世界から見出し、その作品性をIPとしてゲームにとどまらずさまざまなコンテンツとして届けていくことをテーマとした事業展開を開始する。その第1弾としてバーガースタジオ開発の『Shaolin5/少林五祖』、Production Exabilitiesの『有翼のフロイライン Wing of Darkness』をグローバルにパブリッシュしてくことを明らかにした。グローバル展開ということは、当然日本でもリリースされる模様(そもそも両方とも日本のスタジオで日本語対応しているし)。
【事業紹介】
CLE EXPORT:陳をはじめ、アジアを中心に各社のパブリッシュ事業を支えてきたメンバーのノウハウを元に、日本の各パートナー企業のタイトルを、現地のニーズに合わせた内容に調整しパブリッシュを行っていく「輸出」にあたる事業。スタートより各社にご賛同いただき、展開を広げている。
CLE IMPORT:海外タイトルを、日本、アジア圏へ展開する要望を受け、日本、アジアへのパブリッシュ経験の長いチームとして販売地域により踏み込んだゲームコンテンツの商品開発と告知を提供するいわば「輸入」事業。
CLE III(トリプルアイ):Independent IP Industryとして昨今新しく独創的な作品展開を行っているインディーゲームや、新進気鋭なクリエイティブチームなどの新規性あるコンテンツを見出し、そのコンテンツをIPとして、ゲームだけではなくコンテンツのスタイルに合わせた展開を計画。IPとしてのさまざまな広がりをグローバルで創出していく事業。
CLE IIIタイトル紹介
『Shaolin5/少林五祖』
「ファストフード・ゲーミング」というコンセプトのもと、2018年より京都を拠点に活動しているバーガースタジオ。
80年代の古き良きアーケードやビデオゲームのエッセンスを今の感覚で料理した「ネオ・レトロゲーム」を世界のゲームファンにお届けする、新進気鋭のインディースタジオだ。
そんなバーガースタジオから異色のパーティーゲームが登場。
「少林寺焼き討ちから生き残った5人、復習のためいざ地獄組手開始!」
どこか懐かしい香港映画のようなキャッチコピーに、今っぽいアジアンテイストのビジュアルとクールなサウンド。ゲーム内容は個性的なシャオリン=ロボットたちを駆使し、コンボや必殺技で敵をなぎ倒していくカンフーアクション。仲間とチームプレイもできるので、盛り上がること受け合い。おもちゃのようなキャラクターがとてもユニークで、広くグローバル展開を目指したタイトル。
Nintendo SwitchとSteam向けに配信予定。配信日は未定。
『有翼のフロイライン Wing of Darkness』
日本で活動する、独立系ゲーム制作プロダクションProduction Exabilitiesの経験豊富なスタッフが制作した意欲作。『有翼のフロイライン Wing of Darkness』は、空を覆う“ブランカー”と戦う少女たち“フロイライン”を主人公に据えた3Dシューティング。本作はゲームはふたつのパートに別れており、豊富な火力で強大な敵を打ち倒す爽快感あふれるシューティングで描かれる"少女たちの戦い"と、お互いにぶつかりあいながら成長していく姿をカットシーンで描く”少女たちの日常”というふたつの側面から少女たち(フロイライン)を描く。
本作はプレイステーション4とSteam向けに2020年第1四半期(!)に配信予定だ。