現地時間の2020年1月26日、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のカラバサスで次女とともに搭乗していたヘリコプターの事故により急逝した、元バスケットボール選手のコービー・ブライアント。

 NBAの名門ロサンゼルス・レイカーズの生え抜きスター選手として5回の優勝経験を誇り、“マンバメンタリティ”と称される勝利への飽くなき執念や勝負強いプレイスタイルから、チームの垣根や一バスケットボール選手としての立場を超えて幅広い尊敬を集めたレジェンドの突然の訃報に、全米がいまだ悲しみに沈んでいる。

 現地27日、レイカーズは28日に予定していた同都市のロサンゼルス・クリッパーズとの対戦を延期することを発表。また各地で行われた他チームの試合では、前日に引き続き追悼映像の放映や、コービーのふたつの代名詞的な背番号“8”と“24”にちなんで、試合開始最初の両チームのプレイを故意に止めて8秒/24秒バイオレーション(反則)で終わらせることで弔意を示す行為が行われた。

 現役時代の『NBA 2K10』と引退直後の『NBA 2K17』(限定版)で2度カバーアスリートとしてフィーチャーした2K Gamesのバスケットボールゲームシリーズ『NBA 2K』シリーズも例外ではなく、最新作である『NBA 2K20』のゲームローディング完了後の最初の画面に追悼のバナーを掲示。

 競合するエレクトロニック・アーツのバスケットボールゲーム『NBA LIVE』も、昨年度はリリースを行っていないものの、SNS等で選手時代の写真を掲載している。

 またゲーマーもこれに呼応するかのように、NBAチーム同様に試合を8秒/24秒バイオレーションで始めたり、ゲーム中のバスケットボールパークでレイカーズカラーを着用して行進するといった様子がSNSなどで伝えられている。

 現役時代の活躍と、引退後の映像作品のプロデュースなどを通じたバスケットボール伝道師としての活動に敬意を表しますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

急逝した元NBA選手コービー・ブライアントをしのび、バスケゲーム『NBA 2K20』で追悼のバナーが掲げられる_01
突然の訃報が流れてから、ロサンゼルスのダウンタウンにあるレイカーズの本拠地ステイプルズ・センター近くの商業施設LA Live(E3のマイクロソフトカンファレンスや、ゲーム賞The Game Awardsが行われる会場でもある)にファンが集い、別れを惜しんだ(写真提供:@asacre45)
急逝した元NBA選手コービー・ブライアントをしのび、バスケゲーム『NBA 2K20』で追悼のバナーが掲げられる_03
(写真提供:@asacre45)
急逝した元NBA選手コービー・ブライアントをしのび、バスケゲーム『NBA 2K20』で追悼のバナーが掲げられる_04
急逝した元NBA選手コービー・ブライアントをしのび、バスケゲーム『NBA 2K20』で追悼のバナーが掲げられる_02
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