2019年9月12日~15日にかけて千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2019。9月13日には、e-Sports X REDステージで『レインボーシックス シージ』の国際親善エキシビションマッチが行われた。
本稿では試合の模様に加えて、オーストラリアの強豪チーム“Fnatic”へのインタビューもお届けする。
今回の親善試合では、オーストラリア代表チーム“Fnatic”と、日本代表チーム“父ノ背中”が対戦。
Fnaticは、これまでに開催された世界大会で好成績を残してきた名門チームだ。2019年4月に開催されたアジア・太平洋地域の王者を決める大会“APAC”では優勝も果たしている。
対する父ノ背中は、日本プロリーグにも参戦する強豪チーム。人気ストリーマーも数多く所属しており、高い人気と実力を誇るマルチゲーミングストリーマー集団だ。
第1マップはFnaticがピックをした“クラブハウス”。順調な立ち上がりを見せたFnaticがラウンドを先取すると、その後も崩れることなく、素晴らしい連携プレイを見せつけて一気に6ラウンドを連取。
父ノ背中も意地を見せて1ラウンドを取り返すが、最終ラウンドはFnaticが圧倒。7-1というスコアで1マップ目を終えた。
第2マップは父ノ背中がピックした“カフェ”。Fnaticが圧倒した1マップ目とは一転し、お互いがラウンドを取り合うの試合展開に。
一方がスーパープレイを見せれば、一方がそれを返すなど、一進一退の試合が続いたが、最終的にはFnaticが7-5で勝利。交流戦はFnaticの勝利となった。
その後は、両チームのメンバーをシャッフルしてスペシャルマッチを実施。ガチガチな構成で本気で撃ち合っているかと思いきや、試合中にも冗談半分の煽りチャットが飛び交うなど、全員がリラックスした様子で試合が進行した。
交流戦では禁止されていた新オペレーターも登場するなど、見どころもたくさんあるので、ぜひ配信アーカイブをチェックしてほしい。
Fnaticのメンバーにスペシャルインタビュー!
交流戦の後に、特別にFnaticメンバーへのインタビュー機会を設けてもらった。試合の感想や日本チームの印象など、気になることを聞いてきたので、ぜひ一読してほしい。
――父ノ背中との交流戦を振り返って、率直な感想を教えてください。
RizRaz じつは、彼らとは何度もオンラインで練習試合を行っていて、初めてオフラインで試合をしましたが、いままでとは違う雰囲気で、楽しんでプレイできましたね。とくにカフェマップでは、お互いにラウンドを取り合うような均衡した試合展開だったので、いい経験になりましたし、楽しむことができました。
――実際にオフラインで父ノ背中と戦ってみて、どういう印象を受けましたか?
RizRaz アグレッシブで、個々のエイム力は素晴らしいですね。正確なエイムが特徴ですが、ストラテジー(作戦)の部分が改善の余地があると思います。
――試合はリラックスした状態で挑まれたようでしたが、素晴らしい連携プレイが何度も飛び交っていましたね。連携の秘訣を教えてください。
Magnet チームワークの第一はコミュニケーションです。自分のやっていること、またはチームメイトにやってもらいたいことを言葉にしてコミュニケーションを取っています。あとは、練習が本当に大事だと思います。
Lusty Fnaticはラウンドごとにメンタルをリセットをする時間を設けていて、ラウンドが終わったら全員が落ち着いて集中する時間を作っています。それが秘訣かもしれませんね。
――配信画面には映っていなかったのですが、2マップ目(カフェ)の5ラウンドでMagnet選手がすごく叫ばれていました。何にが起きていたのでしょうか?
Lusty VALKIRIE(ヴァルキリー)をプレイしていて、C4を屋根に投げようとしたら違うところに貼りついてしまって。すごく叫んでいましたね(笑)。
――そんな事件があったのですね(笑)。話は変わりますが、日本チームの中でとくに注目している選手は?
RizRaz いちばん日本でスマートなプレイをしているのは、FAV gamingのShiN選手ですね。ゲームの中でのリーディング性が長けているので、彼には注目しています。
Magnet Ramu.選手が好きですね。プレイもうまいし、何よりキュートだから!(笑)
――Magnet選手は、Twitter上で交流戦の賞品とは別に、父ノ背中のけんき選手と“A12”ランクの高級肉を賭けていたようですが、その約束は果たされそうですか?
Magnet この後に父ノ背中のメンバーと焼肉に行くので、約束は果たされるでしょう。もちろん、食べる肉は“A12”ランクのお肉です(笑)。
――最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Virtue 日本は本当に好きな国です。日本のみなさんからはすごい愛情をいただいているので、僕たちからも同じぐらいの愛情を返せるようにがんばります。
Magnet 日本のファンはすごく応援してくれて、世界のファンと比べても熱狂的にFnaticに愛情を注いでくれているので、本当に感謝しています。これからも結果を残せるように(日本語で)ガンバリマス!