すべてが崩壊してから17年、新たな世界で新たな戦いが始まる!

 2018年3月に発売されたオープンワールドRPG、『ファークライ5』。「世界の崩壊に備えよ」という啓示を受けた“教父(ファーザー)”ジョセフ・シードを中心とするカルト教団“エデンズ・ゲート”に支配された、アメリカ・モンタナ州の架空の片田舎、ホープカウンティを舞台に、プレイヤーはレジスタンスとなって支配からの解放に挑んだ。

 『ファークライ』シリーズらしいブッ飛んだ設定に負けず、エデンズ・ゲートの面々はおろか、仲間としてともに戦ってくれる“ガンフォーハイヤー”までもが恐ろしく「個性的」だった。そして、物語の主軸となるジョセフが唱えた“崩壊”は恐るべき現実を持って叶えられ、その結果、世界中のプレイヤーのあいだでも賛否両論のエンディングが展開したというわけだ。

『ファークライ ニュードーン』舞台は“あの後”のホープカウンティ! ポストアポカリプスゲームに新文脈が誕生する!!_01

 しかし、まさかあのエンディングから話がつながる作品が出るとは思わなかったし、そもそもジョセフの生死は謎のままだったし……。ということで、『ファークライ ニュードーン』。

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 いきなり前作のネタバレになってしまうが、今回の舞台は前作で起きた核戦争から17年後のホープカウンティである。

 まさに世紀末のような無法地帯の中で、希望を持って生きようとする人々と、略奪と暴力で生き抜こうとする人々。お互いが“新たな夜明け=未来”を懸けて戦うという、さらなるサバイバルが展開することになる。まずは、タイトル発表と同時に公開されたアナウンストレーラーを観ていただきたい。

 トレーラーの最後に出てくるのは……ということはさておき、今回の新たなる脅威の存在が明らかになっている。壊滅的な打撃を受けたホープカウンティだが、生存者は存在しており、力を合わせて住人たちはサバイブしていた。

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 一縷の望みに懸けるしか望みのない大地に、新たな脅威もまた生まれていた。無法の世界で生まれ育ち、欲しいものは奪い取ることを行動原理とする“ハイウェイマン”たちだ。ホープカウンティの資源に目を付けた略奪者たちを率いるのは、ミッキーとルー。この双子のリーダーが、本作の“敵”となる。

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 ホープカウンティの生存者たちは、数少ない材料で作った武器を手に抗うほか、道はない。生存者は“プロスぺリティ”と呼ばれる拠点をホームベースとし、ハイウェイマンたちと戦う準備を整える必要がある。ここで装備を強化するだけでなく、プロスペリティからシリーズ史上初となる規模で展開する、湿地帯や峡谷といった印象的で多様な土地を探索できるようになるとのことだ。

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刺激的な戦いはいったいどこまで進化するのか?

 プレイヤーを含むホープカウンティの生存者たちはプロスペリティで車両や武器を作成可能なほかに、新たなスぺシャリストたちを“ガンフォーハイヤー”として仲間にできることも判明している。

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トレーラーには愛すべきブーマーを思い出させるワンちゃんも出ていたので、もしかしたら……を期待してしまう。

 当然ながら、前作のような最新火器とは異なり、まさにポストアポカリプスな手作り感溢れる武器も登場するようだが、プロスペリティをアップグレードすることで、より強力な武器や装備品が入手可能となる。

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ハイウェイマンのコスチュームもそうだが、この色彩デザインはかなり飛ばしている。後ろにいる巨大な獣はミュータント的なアレ? 気になるところだらけ。
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“清めの炎”ふたたび!? 世紀末ならではの想像を超えるギミックを持った武器と、そのカスタマイズに期待したい。

 貴重な物資を獲得するために危険な場所を探索するなど、前作に劣らずミッションも多彩で、さらに刺激的で過激さを増したホープカウンティがプレイヤーの“再訪”を待っている。

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 トレーラーには疾走するバイクやトラック、ヘリからの銃撃も見られたので、ビークルを使用した激しいカーチェイスは楽しめそうだ。前作で評価の高かったスキルやコンバットシステムは変わっているのか? 自由度に遜色はないのか? そもそも、ホープカウンティを覆う極彩色の花は何なのか!? 前作の“祝福の花”を想起させるのだが……。まだ明らかになっていない情報は多いので、続報を待ちたい!

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“サンダードーム”的なレースが楽しめそうな場所も。新しい遊びがふんだんに用意されているのは間違いない。
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PS4版の初回生産限定特典は、極彩色に包まれたホープカウンティにふさわしい、サイケデリックな配色の“三輪バイク”ユニコーンスキンのプロダクトコード。