2017年11月6日、カプコンが2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~2017年9月30日)の連結業績を発表した。

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

 株式会社カプコンの2018年3月期第2四半期連結業績(2017年4月1日~2017年9月30日)は、売上高337億29百万円(前年同期比17.6%増)、営業利益50億1百万円(前年同期比191.5%増)、経常利益50億16百万円(前年同期比875.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億81百万円(前年同期比757.5%増)となりました。

 当第2四半期は、当社の主力事業であるデジタルコンテンツ事業において、グローバル向けの主力タイトルである『マーベルVS. カプコン:インフィニット』を発売しました。更に、Nintendo Switch向けに発売した『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が堅調に推移するとともに、前期発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』が累計出荷400万本を突破するなど、同事業が収益を牽引しました。

 この結果、売上高は337億29百万円、営業利益は50億1百万円、経常利益は50億16百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億81百万円となりました。

 なお、2018年3月期の業績予想につきましては、2017年4月27日決算発表時の業績予想を変更しておりません。

1. 2018年3月期第2四半期 連結業績
売上高:営業利益:経常利益:親会社株主に帰属する四半期純利益(単位:百万円)
2018年3月期第2四半期 33,729:5,001:5,016:3,481
2017年3月期第2四半期 28,676:1,715:514:405

2. 2018年3月期 連結業績予想
売上高:営業利益:経常利益:親会社株主に帰属する当期純利益(単位:百万円):1株当たり当期純利益(円 銭)
2018年3月期 93,000:14,500:14,000:9,500:173 53

3. 2018年3月期第2四半期 各事業セグメントの概況
(1) デジタルコンテンツ事業(単位:百万円)
前第2四半期:当第2四半期:増減率
売上高 16,373:20,138:23.0%
営業利益 1,099:3,830:248.4%
営業利益率 6.7%:19.0%: -

A. 当事業におきましては、Nintendo Switch 向け『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が堅調に推移するとともに、今年9月に欧米をターゲットにした『マーベル VS. カプコン:インフィニット』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)を発売いたしました。
B. また、『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』(Nintendo Switch用)がスマッシュヒットを放ったことに加え、前期発売の『モンスターハンターダブルクロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)などのリピート販売も収益向上に一定の寄与を果たしました。
C. 加えて、オンラインゲームは、配信10周年を記念して大型アップデートを行った『モンスターハンターフロンティア Z』が根強い人気に支えられ底堅く展開したほか、現状打開に向けて提携戦略等の事業改革を推進中のモバイルコンテンツは、『モンスターハンターエクスプロア』が安定した人気を持続するとともに、IPを用いたライセンス収入が利益向上に寄与いたしました。
D. この結果、売上高は201億38百万円(前年同期比23.0%増)、営業利益38億30百万円(前年同期比248.4%増)となりました。

(2) アミューズメント施設事業(単位:百万円)
前第2四半期:当第2四半期:増減率
売上高 4,810:5,179:7.7%
営業利益 478:634:32.7%
営業利益率 9.9%:12.2%: -

A. 当事業におきましては、ライフスタイルが多様化する中、「安・近・短」の身近な娯楽施設として回復基調のもと、顧客ニーズに対応したゲーム機の設置や各種イベントの開催、サービスデーの実施など、ユーザー志向に立った施設展開により、親子連れなど新規顧客の取り込みやリピーターの確保に取り組むとともに、店舗運営コストの削減等による収益展開を図ってまいりました。
B. 新規出店といたしましては2店舗をオープンするとともに、1店舗を閉鎖いたしましたので、施設数は37店舗となっております。
C. この結果、売上高は51億79百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益6億34百万円(前年同期比32.7%増)となりました。

(3) アミューズメント機器事業(単位:百万円)
前第2四半期:当第2四半期:増減率
売上高 6,530:7,330:12.3%
営業利益 1,651:1,925: 16.6%
営業利益率 25.3%:26.3%: -

A. パチスロ機部門は、近年の型式試験方法の変更が大きく響き、新規投入の『バイオハザードリベレーションズ』は軟調に推移いたしましたものの、原価率の低減により一定の利益を確保することができました。
B. 一方、業務用機器部門につきましては、メダルゲーム『モンスターハンター メダルハンティング G』が安定した人気に支えられ、計画どおり展開いたしました。
C. この結果、売上高は73億30百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益19億25百万円(前年同期比16.6%増)となりました。

(4) その他事業(単位:百万円)
前第2四半期:当第2四半期:増減率
売上高 962:1,080:12.3%
営業利益 395:571:44.5%
営業利益率 41.1%:52.9%: -

 その他事業につきましては、主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売で、売上高は10億80百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益5億71百万円(前年同期比44.5%増)となりました。