吉田直樹プロデューサー兼ディレクターが全世界のプレイヤーに向けて『FFXIV』の未来図を語る、プロデューサーレターLIVEが2017年9月29日に実施。39回目の開催となる今回は、次期大型アップデート“パッチ4.1”の中核を成す新要素が、実機映像を交えて発表された。
“パッチ4.1”の概要は、2017年9月2日に開催された第38回プロデューサーレターLIVEですでに発表されている。今回はそれを踏まえたうえで、リターン・トゥ・イヴァリースや冒険者小隊を始めとする新コンテンツの魅力を、開発中のゲーム画面を用いながら吉田氏が解説していった。
本記事では、この日の発表内容を、吉田氏の発言をできるだけカバーしながらお伝えしていく。
絶バハムート討滅戦の報酬は武器!
それでは、第39回プロデューサーレターLIVEの中身を振り返っていこう。箇条書きで示したコメントは、とくに注釈のない限り、すべて吉田氏によるものだ。
【宝物庫ウズネアカナル深層】
◆パッチ公開後に宝物庫ウズネアカナルをプレイすると、深層を訪れるための地図がときどきドロップする
◆深層の地図が指し示す探索ポイントは、必ず海の中にある。その地点でディグを実行すると宝箱は出現せず、転送魔門が毎回必ず開く
◆深層では、扉がふたつから3つに増えている
◆ギミックつきのモンスターも登場。倒しかたによって報酬がいろいろ変わったりする
◆宝箱を開けると、“強欲の罠”が発生する場合がある。提示されたカードよりも上か下かを選ぶ“ハイ&ロー”形式でダブルアップが行われ、成功すると報酬が倍になる。ただし、失敗するとすべて没収
◆ダブルアップは最大5回まで行える。たとえば深層の最終エリアで“強欲の罠”が発生し、そこで5回すべてのチャレンジに成功すると、ひとりにつき数百万ギルが与えられる
◆事前に現在の報酬とそれが倍になった状態が提示されるので、それを見てから実行するかどうかが選べる
◆ハイマテリジャもたくさん出る
◆深層に出現するモンスターは強めなので、8人で挑んだほうがいい
【お得意様取引コンテンツ】
◆ふたり目のお得意様として、メ・ナーゴが追加される
◆メ・ナーゴのサイドエピソードが垣間見える
◆パッチ4.2で追加されるお得意様取引コンテンツで、ファッションリーダーみたいな新しい機能をやろうと思っている
【冒険者小隊 攻略任務】
◆メンバーのレベルが20に到達して小隊ランクが2に上がった時点で、攻略任務が開放。すでに条件を満たしているプレイヤーは、パッチ公開後すぐに挑戦できる
◆自身を含む4人のパーティでダンジョンに潜入する。編成は通常のライトパーティと同じく1タンク、1ヒーラー、2DPS
◆作戦指示の熟練度が上がると“HPが30%増加”といったバフが付与されていく
◆初期の段階で選択できる作戦指示は“自由”のみ
◆ダンジョンの適正レベルに応じて、冒険者および小隊メンバーにレベルシンクがかかる
◆リミットブレイクのエフェクトは、3人が協力して技を放つ専用のもの。レベル1の状態から発動できる
◆この仕組みは今後発展させていきたいので、「こんな作戦指示を出してみたい」などのフィードバックを寄せてほしい
◆攻略任務は、小隊メンバーに支払う給料さえあれば無制限にトライできる。既存の訓練と組み合わせて活用してもらいたい
◆定石や守勢といったパターンも含めて、彼らの成長ぶりは運が絡んでくる。ダンジョンから帰還したときに新たな作戦指示を覚えてくれればいいが、運が悪いといつまでも“自由”しか選択できない可能性もある
◆作戦指示の熟練度が上がる順番も、小隊メンバー次第
◆腐敗遺跡 古アムダプール市街のような、プレイヤーを飲み込むタイプのボスが登場するダンジョンは、おそらく攻略任務への対応が難しい。その理由は、小隊メンバーは仲間を助けられず、プレイヤーが飲み込まれてしまうと失敗になってしまうため