3Dの宇宙空間でバトルシップどうしが戦う、フリートゥプレイの中国製TPS
2017年9月21日（木）から9月24日（日）まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2017。会期中には、周辺の施設でさまざまなメーカーによるプレゼンテーションが行われた。ここでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが、中国・北京のディベロッパーTHINKING STARS（星空智盛）を招いて開催した、PS4用オンラインマルチプレイタイトル『FRINGE WARS』のセッションの模様をレポートする。
2017年1月にプロジェクトがスタートし、現在も開発中の『FRINGE WARS』は、フリートゥプレイのオンラインマルチプレイゲーム。3D空間で宇宙戦艦を操作し、3人称視点で撃ち合うシューティングだ。PS4 Proにも対応し、また、コクピットからの1人称視点となるPSVRバージョンも準備されているという。中国語を含む4か国語版が用意され、もちろん日本語版もリリースされる予定だ。ゲームモードは現時点で、チームで拠点を取り合う“拠点占領モード”、チーム対戦モードの“デスマッチ”、宇宙空間ではなく惑星を舞台とした“Terania星死闘モード”の3種類が企画されていて、追加も検討されているとのこと。
SF兵器から動物みたいなデザインまで、自分好みの戦艦が作れる
大きな特徴のひとつが、ユーザーが宇宙戦艦をカスタマイズして、自分好みに見た目を変えられることだ。細かく分かれた構成パーツを自由に組み合わせることで、SF映画に出てくるようなエアシップから、生き物のようなデザインまで実現できる。ちなみに、ディレクターのZhao YuXiang氏は、大好きなアニメ『超時空要塞マクロス』に登場するような戦闘機を作ってみたそうだ。
ドックでのカスタマイズのようすも公開され、「設計図を獲得するか、自分でデザインを考える」→「レゴブロックのように組み立てる」→「塗装する」→「宇宙で操縦してテストする」というステップがあることが説明された。
自分で設計するのが難しいと感じるユーザーのためには設計図も用意され、それを参考に組み立てることも可能だ。偵察機、護衛艦、巡洋艦、駆逐艦、戦列艦の5種類が公開された。
『FRINGE WARS』は基本プレイ無料だが、見た目を変えるパーツなどが一部有償化される予定だ。
ディレクターが“拠点占領モード”を実機でプレイ
Zhao氏は、実機でのプレイも披露。デモンストレーションされたのは“拠点占領モード”だが、今回はオフラインでのプレイとなるため、ほかの戦艦はAIとなった。出撃し、レーダーマップを見ながら拠点を占拠するようすや、撃破されてしまい戦艦の種類を変更しているようす、敵艦との交戦のようす、シールドなどスキルを使っているようすなどを見学することができた。
Zhao氏は現在、グラフィックのクオリティーをさらに向上させるべく取り組んでいるとのこと。また、バトル自体をおもしろくすることに力をいれていくそうだ。続報に期待したい。
