小説投稿サイト“カクヨム”受賞作

『モノクローム・サイダー』ゲームがきっかけで出会い、結婚。そんな実話が書籍化_02

 KADOKAWAは、同社の小説投稿サイト“カクヨム”にて“エッセイ・実話・実用作品コンテスト”受賞作となった『モノクローム・サイダー あの日の君とレトロゲームへ』を書籍化。
 発売日は、2017年2月23日となっている。

 以下、リリースより。


2017/2/23発売
モノクローム・サイダーあの日の君とレトロゲームへ
著:鯨武 長之介 イラスト:U35

『モノクローム・サイダー』ゲームがきっかけで出会い、結婚。そんな実話が書籍化_01

高校最後の夏。平凡なゲームオタクだった僕は、学校の屋上で
「ワンダースワン」を持った少女に出会い、恋に落ちた(実話)。
カクヨム「エッセイ・実話・実用作品コンテスト」受賞作、堂々の書籍化!

高校、屋上、運命の恋。
ゲームオタクの著者がゲーム好きの妻との出会いをつづった恋物語。

昼休みを過ごそうとネオジオポケットカラ―を持っていった屋上に、彼女はいた。
ワンダースワンを持ってひたすらパズルゲームのグンペイをやり込む、ショートヘアの女子生徒。
彼女は僕の初恋の人である、ディスクシステム「シルヴィアーナ」の主人公にそっくりだった。
そんな彼女と僕が、ゲームを通じてちょっとずつ仲良くなっていき、
いくつかの障害を乗り越えて恋人同士になるまでの物語。
すべてのゲーマーに届け、僕の勇気の物語。

[本書より]
鯨武さんとの『グンペイ』対決初戦は彼女のワンサイドゲームで幕を閉じた。
言い訳するつもりはないが、確かに油断はしていた。
和気あいあいと話をしながら対戦するシナリオを描いていた僕は、むしろ手加減を考えていたほどだ。
僕は冷静さを装いながら一つの結論をはじき出した。
そんな馬鹿なとは思いつつも、これはもう認めざるを得なかった。
鯨武さんの『グンペイ』の腕前はガチだった。
この衝撃の事実に、僕は動揺を隠せなかった。
「く、鯨武さん……『グンペイ』凄く上手いね」

著者名 鯨武長之介(くじらだけ・ちょうのすけ)
198X年生まれ。レトロゲーム愛好家で知られ、ツイッターでは「ゲーム探偵198X」として活動する。
カクヨムに投稿された「モノクローム・サイダー」がカクヨム「エッセイ・実話・実用作品コンテスト」受賞作となった。

【概要】
判型:四六判 224ページ
本体:1100円 定価:1188円(税込)
ISBN:978-4-04-601836-6
発行:KADOKAWA