各界のクリエイターやプロデュ―サーからのコメントも公開

 アニメ『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』の放送開始を記念して、キャスト陣による座談会動画が公開された。座談会は、アラム役の山下大輝さん、ヴェルナー役の柳田淳一さん、ムジカ役の東山奈央さんが出演し、作品の魅力をたっぷり語る内容となっている。動画の公開期間は、1月31日23時59分(予定)までとなっているので、興味のある方は早めにチェックしよう。

 なお、ファミ通.comでは、座談会の収録現場に同席させていただき、収録終了後の山下さんと柳田さんにミニインタビューを実施。本記事ではその模様をお届けする。

アニメ『チェインクロニクル』の放送を記念して東山奈央さんらキャスト陣による座談会動画が配信! 座談会終了後の山下大輝さんと柳田淳一さんのミニインタビューも_01
▲写真左から、ヴェルナー役の柳田淳一さん(文中は柳田)、アラム役の山下大輝さん(文中は山下)、ムジカ役の東山奈央さん。

――劇場での先行上映版に続き、テレビアニメ版の放送もスタートしましたが、いまのお気持ちはいかがですか?

山下 こういう風に劇場とテレビの同時進行で展開されるのは、何倍にも盛り上がるしすごくいいことだなと思いました。まだまだスタートの段階なので、これからが楽しみでワクワクしております。

柳田 『チェインクロニクル』は歴史の長い作品なので、ファンの方も多く、海外で盛り上がってくださる方もいらっしゃいます。それだけ熱心な方には、劇場の大画面と大音響で観ていただくのもいいですし、まだ『チェインクロニクル』のことを知らない方や、近くに劇場がない方にはテレビ放送を観ていただいてもいいです。そういうようにいろいろなアプローチで、より多くの方に作品を楽しんでいただけるのは、すごくありがたいことだなと感じています。

――ゲームやアニメを通じて感じた『チェインクロニクル』の魅力を教えてください。

山下 その人が思ったことがこの作品の魅力なんじゃないかなと感じたので、ぜひ、それを見つけてほしいです。きっと、アニメを全話観終わった後に「ここが好きだった」と感じるところは、人によってそれぞれ違うと思うんですけど、それでいいんじゃないかなと。「私は、あのキャラのあのシーンが好き!」というように、自分だけの見どころみたいなものを見つけるのも、この作品の楽しいところだと思います。

柳田 僕が『チェインクロニクル』のゲームをやり始めたときに感じたのが、「ひとりひとりのキャラクターがすごく大事に作られているな」ということでした。どこの街やギルドに所属しているということが明記されていて、それぞれのキャラクターにしっかりとしたストーリーがあるんです。それは、カードを集めて強くするだけのゲームではなく、弱いキャラでも、強いキャラでも愛着を持てるということなんですね。たとえば、賢者の塔というエリアのキャラクターが好きな人は、賢者の塔のキャラクターだけでパーティを組むことができますし、聖都の騎士たちが好きなら騎士だけでパーティーを組むこともできます。そういうように、自分の愛情を注ぎやすいバックグランドが整っていることが魅力のひとつだと感じます。

――最後にファン方にメッセージをお願いします。

山下 『チェインクロニクル』はゲームが原作なので、「ゲームを遊んでないとアニメも楽しめないんじゃないの?」と考えていらっしゃる方もいると思います。だけど、僕みたいにアニメから入ったとしても、知らないことが多いからこそ、知っていくことが楽しくなっていくんです。アニメを観ているうちに「これってどういうことなんだろう?」とか、「このキャラクターおもしろいけど、ゲームでもこういうキャラクターなのかな?」というように、いろいろな疑問が生まれたりすると思うんですけど、その疑問をゲームで解決したときには、「あっ、これだ!」と宝物を見つけたときのような気持ちになれるんですよね。アニメから参加した僕も「楽しい!」と感じているので、「ゲームを遊んでないから気が引けちゃうな……」という方にも気兼ねなく観ていただきたいです。

柳田 『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』は、この作品だけで独立したひとつの完成型として堪えられる作りになっていて、ゲームユーザーもしくはアニメファンのどちらにもアプローチできる作品だと感じています。ですので、ゲームをまだプレイしたことのない人は、『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』という作品が好きで、それがゲーム化したという捉えかたをして、ゲームを始めていただいても、まったく問題ないと思います。どうしても、長く続いている作品なので敷居が高く感じてしまうと思うんですけど「この作品が好き!」と感じていただけたなら、いつでも飛び込んできてください。そして、ゲームをやり尽くしてくださっている方には、「こういうifの物語もあるんだな」というような、ゲームとは違った『チェインクロニクル』の世界に広がっています。『チェインクロニクル』は、そういったさまざまなアプローチができる、すごく可能性が多い作品だと僕は感じているので、これからもっともっと期待していただければと思います。