あの大ヒットシリーズがNintendo Switchと同時発売!

 2017年1月13日、任天堂が東京ビッグサイトにて開催した“Nintendo Switch プレゼンテーション 2017”にて発表された、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』。2017年3月3日、Nintendo Switchと同時発売されるこのタイトルは、『ドラゴンクエスト』シリーズにおいて初の3DアクションRPGとなった『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』と、『ドラゴンクエスト』誕生30周年記念作品である『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』の2タイトルをひとつにまとめたうえに、追加ストーリーや強敵などが登場するすべての無料配信コンテンツを実装しているという、まさに決定版と呼ぶにふさわしい内容になっている。

 ちなみに、ご存じのない方に説明すると、『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズは、開発を『無双』シリーズや『討鬼伝』シリーズなどを手掛けるコーエーテクモゲームスのω-Forceが手掛けており、『ドラゴンクエスト』シリーズでおなじみのキャラクターやモンスターが、シリーズの垣根を越えて登場することでも人気を博しているタイトルだ。キャラクターボイスも実力派の俳優や声優が揃っており、『ドラゴンクエスト』の歴史に新たな潮流を生んだ。そんな大ヒット作品を2作とも楽しめるのは、まさに贅沢極まりない。

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 そんな『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』の体験版(というか、プレゼンテーションバージョン)が、“Nintendo Switch プレゼンテーション 2017”にて出展されていたので、さっそく体験してきたので、その感想をお届けしよう。 

Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_01
▲『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』の主人公であるアクト(声:松坂桃李)とメーア(声:桐谷美玲)。
Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_02
▲『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』の主人公は、ラゼル(声:森山未來)とテレシア(声:武井咲)だ。

追加要素のひとつ、あの“ライアン”も体験できた!

 TVモード、携帯モード、テーブルモードそれぞれで遊べるようになっていたが、今回はテーブルモードを体験してきた。テーブルモードは、Nintendo Switchをスタンドで立てて、左右のJoy-ConをJoy-Conグリップにはめてコントローラにしてプレイするモード。まず驚いたのは、その軽さ。一瞬、「マジか!?」と思うほど軽くて、しっくり手になじむ感じ。形状は違えど、ふだんよく触るコントローラとボタンの配置も近いので、プレイに困ることはない。

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Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_04
▲左右のJoy-ConをJoy-Conグリップにはめた場合の操作方法はコチラ。想像よりも手になじんだ。
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Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_06
▲携帯モードでも、基本操作は変わらない。ちなみに携帯モードでのバッテリー持続時間は2.5~6.5時間とのことだ。

 体験できたのは『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』で、舞台はオレンカ。パーティのメンツは主人公のラゼルとテレシア、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』から参戦したマリベル、そして本作で新たに『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』から参戦する王宮の戦士、ライアン! じつはライアンの特技をきちんとチェックしなかった(申し訳ない……)のだが、大振りの剣と重量感のある立ち回りは、テリーとデュルクの要素が加わった印象。体験版の最後には、おにこんぼうとの決戦が……というところで、タイムアップとなった。
 遊びやすさや操作性の良さは『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』で実現されているので、短い試遊時間では明確な違いまで把握できなかったが、そもそものゲームがおもしろいのは実証済み。ただ、テーブルモードで遊んでみると、「ここまで場所を取らずにこのクオリティーのゲームが楽しめるのか」と、素直に驚かされた。時間があれば携帯モードも遊んでみたかったのだが……次の機会まで楽しみに待とう。

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Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_08
▲本作に追加されたライアンと、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』から破壊神のシドー!

 また、『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズプロデューサーであるスクウェア・エニックスの青海亮太氏が会場での取材で答えてくれたように、HD振動の一端を「おお、ここでですか!」というタイミングで体験できたので、2017年1月14・15日に開催される“Nintendo Switch 体験会 2017”(一般公開)に来場してプレイするつもりの方はお楽しみに。

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イベントステージではゲームプレイの実演も!

 “Nintendo Switch 体験会 2017”と言えば、2017年1月15日12時40分から13時20分まで、『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』の紹介ステージが開催される模様。ライアン役を務める声優の杉田智和さん、クリフト役を務める声優の緑川光さん、そしてスクウェア・エニックスよりプロデューサーの青海亮太氏、コーエーテクモゲームスよりディレクターの庄知彦氏が登壇し、本作を紹介してくれる。ゲームプレイの実演では、新たに加わった要素をじっくり解説してくれるとのことなので、会場に行けない人もインターネット中継でチェックしてほしい。

Nintendo Switchの門出を飾る『ドラゴンクエスト』! 『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイ【Nintendo Switch プレゼンテーション】_09
▲メニューでどちらのタイトルを遊ぶのか、選択できる親切設計に。
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▲この登場キャラクターたちの豪華さを見よ! ファンなら遊ばない理由はない!

 しつこいようだが、そもそものゲームがおもしろいうえに全部入りなのだから、まだシリーズを遊んでいない方はぜひ! すでに遊んでいる方でも、新要素に調整まで施されているうえに、「Nintendo Switchになるとこんな感じになるんだ」という衝撃が感じられるはずなので、この気持ちを共有していただきたい!

※記事初出時に誤りがあったため、訂正しました。読者ならびに関係者様にご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。