戦闘や探索など、直に体験した感想を参加者に直撃!
広大なフィールドの探索や、戦略性の高いバトルなど、RPGの定番とも言えるスタイルに真正面から挑む、フリューの完全新作RPG『アライアンス・アライブ』。その最速試遊体験会が2016年12月23日(金・祝)に開催された。後半には、豪華ゲストによるトークショーも実施された同イベントの詳細を、リポート形式で紹介しよう。
今回の最速試遊体験会でプレイできたのは、ガリルとアーシュラを操作する“雨の世界”序盤のエピソード。民家を一軒ずつ調べたり、街の住民全員に話しかけるなど、細部までじっくりやり込む参加者もいれば、サクサク戦闘をこなし、物語を進めることに集中する参加者もいて、それぞれが独自のプレイスタイルで本作を満喫していることに、松浦さんも大満足の様子。また、試遊を終えた直後の参加者に、率直な感想を聞いたところ、以下のような意見を聞かせてもらえた。
▼参加者その1
「街のキャラクターのセリフが説明口調ではなく、生活感を感じられたのがよかったです。戦闘もちょうどいい難度で、快適に遊べていたのですが、“ここから先は危険!”と注意されたエリアに踏み込んだ途端、ものすごく強いモンスターにやられてしまって……。やっぱり、忠告は素直に聞くべきですね(笑)」
▼参加者その2
「つぎの目的地がわかっていても、すべての民家を調べないと気が済まない性格で。ほかの席ではどんどん先に進んでいるのに、僕たちだけ、延々と町中を散策していました(笑)。気になる要素があれば、下画面をタッチするだけで詳細を確認できるのも親切ですね」
▼参加者その3
「民家に入れるところがいいですね。家の中のオブジェもしっかり作り込まれているので、“ひょっとしたら貴重なアイテムが見つかるかも?”と、本棚や引き出しなどを隅々まで調べてしまいました。閉鎖美術館の謎解きも、昔ながらのRPGを彷彿させていい感じです」
▼参加者その4
「浜渦正志さんの楽曲がいいですね。今回はフィールドや閉鎖図書館の曲しか聞けませんでしたが、ほかにも良曲が収録されていることに期待しています。あと、育成のためだけに戦闘をくり返すのは、ちょっと性分に合わないので、歯応えがありながらもサクサク快適にプレイできる難度に調整してほしいです」
▼参加者その5
「村山吉隆さんがシナリオを手掛けられると聞いて、興味を持ちました。グラフィックや音楽もすごくよくて、世界観に引き込まれますね。ステータスの成長や新技の習得は完全にランダムだけど、その分、毎回の戦闘に緊張感を持って臨めるのも、本作ならではの魅力ですね」
倉持サンタも登壇! トークショーでデモプレイに挑戦するも……
今回のイベントにおけるもうひとつの目玉が、松浦プロデューサーみずから、ゲームの概要やこぼれ話をユーザーに向けて発信するトークショー。人気コスプレイヤーのみゃこさんがMCを務める中、週刊ファミ通編集長の林克彦、同誌で『アライアンス・アライブ』を担当するライター・ソムタム田井も登壇し、本邦初公開となる最新情報についてトークを展開した。
移動手段としてだけではなく、主人公のひとり、ティギーの攻撃手段としても使える“動力スーツ”、仲間たちの移動拠点でもあり、危険に満ちた海をわたる際に必要な“方舟ブリューナク”、そして気流に乗ることで、空を自由に飛び回ることができる人力飛行機械“オーニソプター”といった、本作ならではの乗り物がつぎつぎに紹介される中、いざ、デモプレイが始まろうとしたタイミングで、人気グラビアアイドルの倉持由香さんがスペシャルゲストとして登場! 休みなしで開発に取り組む松浦プロデューサーのために、クリスマスプレゼントとしてエナジードリンクが手渡された。
倉持さんも登壇したところで、改めてデモプレイがスタート。民家の探索や住民との会話など、町の中でできることをひと通り確認した倉持さんは「町や建物のグラフィックが、絵本のようなタッチでいい雰囲気ですね。行く先々で民家を見つけては、家探ししちゃいそう(笑)」とコメント。続いて戦闘シーンでは、武器や陣形の切り換えが自由に行えることや、ランダムで新技を習得する“覚醒”について説明され、「キャラクターのアクションがかわいい! 女の子に大剣を持たせるとか、いろいろな組み合わせが楽しめるのもいいですね」といった感想が飛び出した。
さらにデモプレイの後半では、倉持さんが直接、オーニソプターによる飛行を体験することに。高台まで移動し、いよいよ滑空するものの、誤って「この先は危険!」と警告されていた湖に着水。強力なモンスターが出現し、あっという間にやられてしまった。
Q&Aコーナーで気になるコメントが続出!
続いて実施されたQ&Aコーナーでは、事前にファミ通.comで募集したユーザーからの質問に、松浦プロデューサーが答えることに。「9人の主人公の中で、お気に入りのキャラクターは?」という質問には、「作中では、9人によるクロストーク風の掛け合いがたびたび発生するのですが、毎回、ティギーがツッコミ役として活躍するので注目してほしいですね。それと、こちらの9人以外にも、キャラクターは出てくるかもしれないので、続報にご期待ください」とコメント。
また、「設定資料集の発売予定はありますか?」という質問には、「そこは……ファミ通さん、どうですか?」と答え、林が「魅力的な設定画やイラストがたくさんあるので、前向きに検討したいですね」と返すと、客席からも歓声が上がった。そして、『アライアンス・アライブ』というタイトルに込められた意味や、思いについて聞かれると、「“アライアンス”には同盟や繋がりという意味が、“アライブ”には、分断された世界ごとにさまざまな文化が形成され、それが脈々と受け継がれている……という意味があります。まさに、本作の世界観を表すタイトルになっていて、じつはタイトルロゴにデザインされている太陽にも、ある意味を持たせてあるんです。あと、“ア”から始まるタイトルだと、50音順に並べるゲームショップだと、いちばん最初に置いてもらえるので、お客さんの目に留まりやすくなるはず! という狙いもあります(笑)」と、意外な裏話も聞かせてくれた。
さらに終盤では、試遊体験会参加者たちから寄せられた応援メッセージの紹介コーナーが実施され、登壇者たちもメッセージを書き込むことに。倉持さんは「売り上げも人気も尻上がりな作品になりますように!」、林は「ファミ通でも応援します!」、ソムタム田井はいちユーザーとしての視点から「目指せ!全資質制覇!!」と書く中、松浦プロデューサー自身も覚悟の証として「作りきる!」と書き記し、会場を沸かせた。
今回のトークショーでも語られた、『アライアンス・アライブ』の最新情報は、週刊ファミ通2017年1月12・19日合併号(2016年12月28日発売)にて詳しく紹介してある。気になる人は、ぜひこちらもチェックしてほしい。