12振りの刀剣男士が再び出陣!
『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案にした舞台作品、“舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺”の再演が、本日2016年12月15日(木)より東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。初回公演前に、マスコミ・関係者向けのゲネプロ公演および囲み取材が行われた。
『刀剣乱舞-ONLINE-』の“2.5次元”展開はストレートプレイとミュージカルの2シリーズが上演されており、本作はマーベラスが手掛けるストレートプレイ版。2016年5月に上演された初演(ゲネプロ公演リポートはこちら)以来、一部新キャストを迎えて約半年ぶりの再演となる。
ゲネプロ公演後に行われた囲み取材には、三日月宗近を演じる鈴木拡樹のほか、本作に登場する12振りの刀剣男士が集結。多くの報道陣の注目を集める中、意気込みを語った。ここでは全キャストのコメントをお届けしよう。
◆囲み取材登壇者
三日月宗近役:鈴木拡樹
山姥切国広役:荒牧慶彦
宗三左文字役:佐々木喜英
江雪左文字役:瀬戸祐介
小夜左文字役:納谷健
薬研藤四郎役:北村諒
へし切長谷部役:和田雅成
不動行光役:椎名鯛造
一期一振役:廣瀬大介
鯰尾藤四郎役:杉江大志
燭台切光忠役:東啓介
鶴丸国永役:健人
◆三日月宗近役:鈴木拡樹
初演と同じく、“織田信長とは何者なのかか”というのがテーマ。観てくださる皆様に夢を与えられる作品じゃないかなと強く感じており、それぞれがキャラクターにこだわって勉強したことなどが、この板に乗ればいいなと思っています。歴史モノは“たられば”話がおもしろい。それがこの作品にもありますし、刀剣をテーマに描いた歴史モノはなかなかありません。その点でも、楽しんでいただけるステージをお届けできたら。
そして座組みとしてのテーマは“戦い続ける座組みでありたい”ということ。今作でもこれを心がけて、また目標に戦っていきたいです。世の中には本当にさまざまなことで戦ってらっしゃる方々がいると思います。そんな方の戦う勇気になれるよう、我々みずからが表現という形で戦って、皆様の心にそれを届けたい。全員揃って千秋楽まで戦い続けることを誓い、本番に臨みたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆山姥切国広役:荒牧慶彦
前作とも違いもいくつかあるので、その違いを見つけて、楽しんでいただけたら。山姥切の、僕自身の殺陣も自分なりの課題を見つけ、パワーアップさせています。前作も本当にたくさんの方々に観ていただき、いろいろな反響をいただきました。その反響を糧に、再演という形でさらにたくさんの方々に観ていただけることを光栄に思っています。その期待を背負い、舞台『刀剣乱舞』の近侍・山姥切国広として、たくさんの主を満足させるべく努めてまいります。
◆宗三左文字役:佐々木喜英
前作との違いについて、“ここはどういう風に違っていて、どういう意味があって変わったんだろう”と想像しながら観ていただくと、より一層楽しめると思います。初演からまだそんなに時間は経っていませんが、またこのステージに帰ってくることができてうれしい。たくさんの期待に応えられるよう、舞台上で精いっぱい宗三左文字として生きて、皆さんにいいものをお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてください。
◆江雪左文字役:瀬戸祐介
今回初めて江雪役を演じるうえで、髪の毛の処理に稽古日数や注意力の大半を払って演じました(笑)。再演ではありますが、一切手を抜かずに稽古をされてきたオリジナルメンバーの方々やアンサンブルの皆さんを、ずっと近くで見ながら稽古をしました。この熱量が少しでも届いたらいいなと思います。
◆小夜左文字役:納谷健
今回は瀬戸さんが加わったことで、新しい兄弟観も生まれているので、左文字兄弟に注目していただけたら。精いっぱい復讐の黒き道を進んでいこうと思います。皆さんも『刀剣乱舞』の世界を楽しんで帰ってください。
◆薬研藤四郎役:北村諒
初演に続き続投しているキャストもいますし、今回2名新しいキャストも入り、また新しい空気になったと思います。全体としてもパワーアップしていますし、織田信長のもとにあった刀、宗三、長谷部、薬研、不動という4振りの関係性や、信長に対する想いも全部深まっているので、そこに注目していただけたら。観にきていただいた皆さんに全力で楽しんでいただきつつ、隅々までいろいろなところを観ていただきたいです。よろしくお願いします。
◆へし切長谷部役:和田雅成
再演ではありますが、前作よりもパワーアップしていると思いますし、自分たちも研ぎ澄まして稽古に挑んできました。パワーアップしたものをしっかり主の皆様にお届けできるよう、進めて参ります。「最良の結果を主に」、僕はこれだけです。
◆不動行光役:椎名鯛造
個人的には不動の成長物語だと思っている作品です。“みんなが笑顔のとき不動はどういう顔をしているだろう”といったところを観ていただけるとうれしいですし、レベルアップした殺陣も楽しんでください。DVDでは見られない、映らないところが観られるのが舞台の醍醐味。ぜひ隅々まで集中して観ていただけたら。ただ純粋に、皆さんが好きな『刀剣乱舞』という世界観を楽しんでいただければと思います。
◆一期一振役:廣瀬大介
僕からの見どころは3点だけです。不動の健気さ、(椎名)鯛ちゃんの熱量、そして(佐々木)ヒデ様の真剣必殺です(笑)。新しいキャストが入り、新しく殺陣もついて、初演を超えられるような作品を作っていきたいと思いますので、応援のほど、何とぞよろしくお願いいたします。
◆鯰尾藤四郎役:杉江大志
このお話は織田の刀剣の話が中心ですが、僕たちふたり(鯰尾藤四郎と一期一振)は原作通りのシーンをいただいているので、そちらもぜひ注目して観ていただけたら。たくさんの方に応援されている作品ですので、その期待に応えられるように、精いっぱいがんばります。
◆燭台切光忠役:東啓介
僕も前回に引き続き燭台切を演じられることを光栄に思っています。そして新キャストも加わり、軍議が! またおもしろくなってくるんじゃないかと(笑)。そこはとても見どころだと思います。燭台切としても、殺陣や軍議のシーンでの絡みかたをぜひぜひ楽しみにしていてください。初演を観ていただいた方も、今回初めて観る方も、おもしろい作品になっています。違いやパワーアップしているところなど、変化している部分に気づいていただけるとうれしいです。
◆鶴丸国永役:健人
瀬戸くんといっしょに再演から参加します。初演を観て感じ取ったもの、ぞくぞくした気持ちをさらにパワーアップして再演で感じ取っていただきたい。殺陣もより鶴らしく舞えるように稽古をしてきたので、そういうところを観ていただきたいです。あと……(見どころは)軍議です!(笑)観にきていただいたお客様に、驚きの結果をもたらせるようにがんばっていきます!
つぎのページでは、公演の模様をリポート。劇中カットを含むので、ネタバレNGの方はご注意を!