石田ゆり子による朗読動画も公開中

 糸井重里氏が1年間に書いた原稿とツイートから、心に残ることばを選りすぐってつくる『小さいことば』シリーズの本。その最新作『抱きしめられたい。』が、2016年12月16日、ほぼ日より全国の特約書店およびオンライン書店にて発売される。

糸井重里氏の新著『抱きしめられたい。』が発売。故・岩田聡氏をつづった“ことば”も_01

 本に収録された267の“ことば”は、糸井氏が2015年に書いたものの中から抜粋。この年には元任天堂社長にして、糸井氏の親友でもあった岩田聡氏が逝去されたこともあり、本には岩田氏を思いながら糸井氏が綴った“ことば”も多数収められている。もちろんそれ以外にも、糸井氏が日々感じたことや見つけたこと、詩のような“ことば”や撮り溜めた写真が満載。南伸坊氏や福田利之氏の描き下ろしイラストも掲載されているほか、表紙を飾るふわふわしたニットは、ニット作家として活躍する三國万里子氏のオリジナルだ。

(1)なにかおいしいものを食べる。
(2)時間を気にせずおふろに入る。
(3)パジャマに着替えて昼寝する。
こころの疲れは、かなりこれで治る。
――『抱きしめられたい。』P23より

「いちばんいい考え」を探してぐだぐだやってるよりも、
「けっこういい考え」に合わせてどんどん進んでっちゃったほうがいい。
「いちばん」なんてものは、やがて「ただのふつう」になるんだし。
――『抱きしめられたい。』P106より

「さよなら」と言う瞬間には、まだ「さよなら」はできてない。
そのことばを、たがいに聞いているからね。
「さよなら」を言い合う場面では、「さよなら」をするものたちが、
見つめ合っているのかもしれない
――『抱きしめられたい。』P246より

 また発売にともない、収録されている“ことば”のひとつ、「さよなら」に関するものを石田ゆり子が朗読している動画が公開中。出版記念イベント(12月16日~18日)や、糸井氏のサイン会(12月17日)も開催される予定だ。詳細は特設ページへ。

商品概要

◆書名:抱きしめられたい。
◆著者:糸井重里
◆発行:株式会社ほぼ日
◆価格:1600円[税抜]
◆ページ数:352ページ
◆ISBN:978-4-86501-250-7
◆発売:全国特約書店、オンライン書店で2016年12月16日(金)発売