コスプレイヤーも多数来場
2016年11月20日、東京都池袋にて、『ザ・キング・オブ・ファイターズXIV』(以下、『KOF14』)のファンイベント“THE KING OF FESTIVAL 2016”が実施された。多くのファンによって対戦やコスプレなどが楽しまれた現地の模様をリポートする。
本イベントは、SNKプレイモア公認のもと、イベントを通じて対戦ゲームの新しい形を提供し続けるコミュニティー団体、“ボタンマッシャーズ”が主催して行われた。会場となったのはタイトーステーション池袋西口店の6階にあるTheater Cafe & Dining “STORIA”だ。
現地ではトーナメント大会、コスプレイヤー撮影タイム、対戦フリープレイ、『KOF14』特別コラボメニューの提供などが実施。イベント開始時間の12時には80名近くのKOFファンが来場し、ところ狭しと並べられた対戦台の周りに集まって対戦が行われるとともに、テーブル席では特別メニューを中心に飲食が楽しまれた。
トーナメント大会
トーナメント大会は敗者復活のあるダブルイリミネーション形式、各組み合わせは1試合先取で勝敗を決するレギュレーションが採用され、事前にエントリーした選手たちにより争われた。
出場選手の中にはKCEづね選手や極限堂選手といった古くから『KOF』シリーズで活躍するメンバーをはじめ、『P4U2』で名を馳せるタヒチ選手や『ストリートファイター』シリーズの強豪・金デヴ選手の姿も見られ、非常に注目度の高い内容。
一方、本イベントは気軽に参加しやすくなっており、『KOF14』をはじめたばかりの選手や女性参加者も多く、腕前に関わらず一様に楽しんで大会に参加している姿が印象的だった。
MC席ではゲーミング団体・ゴジラインに所属するコイチさんと回転王さんがマイクを持ち、試合の実況解説を担当して会場を盛り上げた。
コスプレイヤー撮影タイム
会場には選手だけでなく、事前にコスプレ参加エントリーをしたコスプレイヤーたちが来場。トーナメントと同時進行してステージ上にて撮影タイムが実施された。
魅力的なキャラたちが活躍する『KOF』シリーズは対戦だけでなくコスプレ人気も高く、思い思いの姿でキャラクターを再現したコスプレが楽しまれていた。
決勝トーナメント
大会を勝ち上がり、TOP8に進出したのは以下の8名だ。
・ウィナーズ
SANWA | M'選手
かばお選手
ごしょ選手
金デヴ選手
・ルーザーズ
SR選手
キャベツ選手
こうこう選手
ひさ選手
ここからの決勝トーナメントでは、各対戦組み合わせは2試合先取で勝敗を決定し、試合を落とした方のみ次の試合でキャラクター変更可能というルールが追加された。
対戦台はステージ上の1台のみが用いられ、全試合を来場者全員で観戦。大技が決まったり勝敗が決定するシーンでは会場から歓声や拍手が湧き上がり、熱気のある雰囲気で大会の行方が見守られた。
グランドファイナルに進出したのは、ウィナーズの金デヴ選手(クーラ、ルオン、ナコルル)とルーザーズのSANWA | M'選手(クーラ、K’、ロバート)のふたり。
対戦では序盤から一進一退の展開が続くが、まずはSANWA | M'選手が試合カウント1-2でリセットに成功。リセット後もいい勝負が続き、1試合づつを奪い合って最終戦へもつれこむ。
最終戦、序盤をリードしたのはSANWA | M'選手。中堅K'で大将ナコルルの体力を大幅に減らして優位に立つ。金デヴ選手は大将ナコルルで踏ん張りロバートの体力を半分近くまで奪うが、最後はナコルルのジャンプの着地にロバートがしゃがみ弱Kをヒットさせ、潤沢なゲージを活かしてクライマックス超必殺技に繋いでフィニッシュ。
“THE KING OF FESTIVAL 2016”はSANWA | M'選手が優勝に輝いた。
トーナメント大会終了後は野試合筐体がそのまま稼働し、来場者による野試合が楽しまれつつお開きとなった。全トーナメント結果などはボタンマッシャーズ公式サイトにて公開中だ。
また、ボタンマッシャーズからは次回のイベントとして、2016年12月24日に同じくSTORIAにて『ブレイブルー セントラルフィクション』を用いた“BLAZEBLUE Christmas Festa”が告知されている。こちらも合わせてぜひチェックして欲しい。