サプライズゲストの登場で、会場はいきなりヒートアップ!
2016年11月20日、ゲームオンはPC用MMORPG『黒い砂漠』の大型アップデート“絶海の神秘”先行体験会を実施した。会場は東京・表参道ヒルズ スペース オー。
同イベントで、“絶海の神秘”の概要だけでなく、実装日が2016年11月24日であることも発表。開発スタッフも来日し、今後の展開に関する発表も行われた。
当日は“絶海の神秘”体験はもちろん、入場者プレゼントやステージイベント、豪華景品が当たる抽選会も実施。入場無料であったことから、プレイヤーはもちろん、表参道ヒルズで買いものを楽しむ一般のお客さんも来場し、1日を通して賑わいを見せていた。
公式生放送番組“さばくてれび”を公開収録!
そして、会場では『黒い砂漠』の公式生放送番組である“さばくてれび”の公開配信も実施。登壇したのは番組レギュラーを務める日本運営プロデューサー・麥谷将人氏、MC・佐藤仁美さん、ネットタレント・榊原あやさんの3人。番組は約5時間にもおよび、最新情報の発信やゲームコーナーなどで視聴者を楽しませた。
なお、そんな生放送のオープニングは、“黒”つながりで松崎しげるさんの名曲“愛のメモリー”を、麥谷氏が熱唱する謎の展開で幕開け。
この時点で「プロデューサーが歌いだした(笑)」、「ふつうに歌が上手い」と来場者と視聴者を困惑&爆笑させる展開だったのだが、その後にさらにサプライズ。なんと、ステージに松崎しげるさんご本人が登場したのである。
そのままフルコーラスで“愛のメモリー”を歌い、ラストには麥谷氏とのデュエットまで披露してくれた松崎さん。その素晴らしいパフォーマンスで場の空気を支配し、1日の中で最高潮の盛り上がりを生んだのは言うまでもない(注:オンラインゲームのイベントであることを忘れてはいけない)。
“絶海の神秘”最新情報を公開!
さて、そんなサプライズで会場が温まったところで、本題のゲームについてトークがスタート。目玉となったのは、やはり大型アップデート“絶海の神秘”に関する最新情報だ。
“絶海の神秘”は、現在実装されているすべての陸地マップよりも大きな海洋マップの“マゴリア海”が実装されるアップデート。
それに合わせ、新たな町“ラット港町”、海を航海をするために使う“エフェリア帆船”と“ギルドガレー船”、海洋に住む新モンスターなど、多数の追加要素が実装。生放送では、その最新情報や詳細な仕様をスライドや実際のプレイで紹介されたので、ポイントをまとめていく。
・新たな町“ラット港町”と定期船の追加
マゴリア海のはるか北にある港町。これまでにない、東洋風の建物や文化が特徴的。この実装に合わせ、オルビアからレマ島、レマ島から新規追加のラット港へ新たな定期船が追加される。
・“エフェリア帆船”と“ギルドガレー船”
広大なマゴリア海を旅するために、造船所で労働者を使って造船が可能になる“エフェリア帆船”と“ギルドガレー船”。作成には“図面”と“マツの木”などが大量に必要となる。
“図面”はエフェリア港町のフィラベルト・パラーシなどから毎日受注できるデイリークエストをクリアすることで入手可能(プレイ動画では、エフェリア帆船の作成に必要な図面は20枚であることを確認)。ギルドガレー船に関しては、放送内で「素材を買って揃えれば早めに作れる」という発言も。
・船員の役割と船舶スキル
エフェリア帆船とギルドガレー船は舵輪を操舵して船を操るのはもちろん、大砲で攻撃したり、マストに登って観測をする役割がある。操舵する際には“動力”を消費することで、急加速やドリフトといったスキルを使用可能。
・船の耐久度
エフェリア帆船とギルドガレー船は攻撃を受けることで耐久度が減少。耐久度が10%を下回るとスキルが発動不可になるなどデメリットが発生し、0になると沈没する。減少した耐久度は何らかの方法で回復可能なようだ。
・ギルド航海士
エフェリア帆船とギルドガレー船にセットして、船の能力を強化できるNPC。ギルドガレー船では購入で、エフェリア帆船ではカルフェオンにいる特定のNPCの好感度を上げることで入手可能。
・海中の採取
海中でサンゴや貝の採取が可能に。入手したアイテムで装備アイテム“珊瑚ベルト”を作成したり、大正海老サラダ、大正海老蒸し、カキのチヂミ、ロブスターバター焼き、マゴリア海鮮定食、貝の煮付けといった料理系アイテムを作成できる。
・宝箱の追加
“金の鍵”を使って中身を入手できる“黄金の宝箱”が追加。入手できるものはランダムだが、ダンデリオン武器箱や、ヌーベルの封印された補助武器箱など、超レアなアイテムも手に入る。
・海洋の敵対モンスター
マゴリア海では敵対するモンスターが多数登場。仲間と協力して倒す“キャンディドゥム”。出会うと自信の船の上に“マゴリアの亡霊”が出現する“幽霊船”を始め、海で戦う敵が多数追加。なお、“マゴリアの亡霊”を倒すと、低確率で“封印された黄金の宝箱”を入手可能。中身は“黄金の宝箱”と同等のアイテムが入っている。
・水中探索を助ける新アバター
水中で潜水時間にプラス補正がかかるシャークヘッドとシャークウェアが追加。公開された動画で確認する限り、セットで着用時の効果は絶大。水中探索に必須なアバターと言っても過言ではないだろう。
・取引所リニューアル
ユーザー間のアイテム売買システムである“取引所”が、入札→集計→入札確認という3段階で購入アイテムの受け渡しが行われるようリニューアル。
取引所にアイテムが登録されると、その時点から約30秒間入札が可能となり、時間内に入札したプレイヤー全員から購入者がランダムで決定。最後の入札確認で成功と失敗結果を確認し、アイテムを受け取る仕組みとなる。希少度の高いアイテムを公平に購入できるようにするための仕様変更だ。
以上が放送内で確認できた情報だ。このほか、多岐にわたる追加点や変更があると思うので、それは実際のゲームプレイ時に体験してみてほしい。
『黒い砂漠』最新情報を開発元が発表!
さらに、今回はMMORPG『黒い砂漠』開発元である韓国PearlAbyss社から、CEOのジョン・ギョンイン氏、企画チーム長のキム・ジェヒ氏、キャラクターチーム長のオ・ユンテク氏、背景チーム長のイ・ジェホヮン氏がスペシャルゲストとして登場する一幕も。
彼らは日本のプレイヤーに向けて感謝のメッセージを贈ったほか、“絶海の神秘”の情報はもちろん、それに続くアップデートとして“9世代馬”や新クラスのダークエルフ。そして、新マップとなる“カーマスリビア”についての最新情報&資料を公開した。
さらに、発表の終わりにはキム氏の粋なはからいで、開発陣が考案中の最新モンスターのイメージイラストもお披露目。
海洋に住むモンスターで、イラストに描かれたギルドガレー船の大きさから、山のような巨体を持つモンスターであることがわかる。あくまで開発段階で実装されるかは不明。
しかし、キム氏は「このモンスターを日本で早くアップデートできるようにがんばります」と語っており、前向きに検討されていることは期待できるだろう。
アップデート記念イベントも開催!
番組中には恒例となっている、各クラスの使用率や、貿易の売却アイテムランキングといったゲーム内情報も公開。
このほか、アプリ・コミコミを使ったリアルタイムの大喜利企画。来場者を巻き込み、視聴者プレゼントの獲得を目指すバトル大会などでも盛り上がっていく。
番組後半では、ゲーム実況者・ガッチマンさんもゲストで登場。彼が11月25日(金)~27日(日)の期間で放送する『黒い砂漠』の実況企画で使うキャラクターをキャラメイクする特別企画も実施された。
キャラクターは、麥谷氏、佐藤さん、榊原さんも加えた4人がおのおのに作り、最後に視聴者がガッチマンさんに使ってほしいキャラクターを選ぶルールで進行した。
なお、ガッチマンさんが配信する“【黒い砂漠】3日間でレベル50を目指せ!【3日連続】”は以下のリンクから視聴できるので、気になる方はチェックしてみよう。
※【黒い砂漠】3日間でレベル50を目指せ!【3日連続】視聴ページ
そして、エンディングの間際には、麥谷氏が“絶海の神秘”の実装に合わせたアップデート記念イベントについても告知。カレンダー&総額100万円分の景品があたるログインキャンペーンや、アイテムドロップイベント、新アバターや秋の感謝祭にちなんだ小物家具が登場することも判明した。
いよいよ始まる、『黒い砂漠』の大航海時代。大洋の実装で、ゲーム内の生活にどんな変化が生まれるのか、いまから楽しみで仕方がない。