「君のハートに、レボ☆リューション」なあの人にも聞いてみた
2016年10月28日、カプコンのハンティングアクションゲーム最新作『モンスターハンターダブルクロス』(以下、『MHXX(ダブルクロス)』)が“モンスターハンター Direct”および“モンハン特番2016 Autumn”にて発表された。生放送の終了を見計らって、開発に携わる5キーマンのキーマンにコメントをうかがうことに。まずはその前に、生放送の参加ゲストで、熱心な『モンハン』ファンのひとりでもある宇宙海賊ゴー☆ジャスさんの感想を聞いた。
【関連記事】
『モンスターハンターダブルクロス』新狩猟スタイル“ブレイヴスタイル”、新メインモンスターなど判明した最新情報まとめ!
モンスターハンター特番2016 Autumn
――『MHXX(ダブルクロス)』、驚きの発表でしたね。いまの率直な感想をお聞かせください。
ゴー☆ジャス 最初に特番出演のお話が来たとき、「絶対に新作が来るんだろうな」と思ったんですよ。でも、『ダブルクロス』というタイトルは意外でしたね。「“クロスG”かな?」という浅はかな予想をしていたので(笑)。
――おそらく多くのファンが同じ予想をしていそうですね。
ゴー☆ジャス そうですよね。最初のダイレクトが流れたとき、思わすTwitterをチェックしたら、トレンドで“ダブルクロス”が一気に浮上していたのが印象的でした。
――『MHX(クロス)』から、データをほぼ引き継げるようですが、ゴー☆ジャスさんは前作もやり込んでいましたか?
ゴー☆ジャス 正直言いますと、ちょうど『MHX(クロス)』が発売されて盛り上がっているタイミングで子どもが産まれたりして、それまでのシリーズ作ほどはやり込めていなかったんですよ。でも、2017年3月18日の『MHXX(ダブルクロス)』発売に備えて、これから狩って狩って狩りまくろうかと思っています。僕がいろいろな場所で出演させていただけるのは『モンハン』の力でもあったりして、個人的にたくさんの恩恵を受けているタイトルでもあるので、パパとしての私生活も充実させつつゲームも遊ぶという、クロスしたところを、皆さんのお手本になるようにがんばります!
――発売日が3月というのも、驚きましたね。
ゴー☆ジャス ビックリしましたよ。「いつの間に作っていたの!?」って(笑)。そりゃ作っているんだろうけど、早いですよね。
――バルファルクやブレイブスタイルなど、新要素も続々とあるようですが、こちらはいかがですか?
ゴー☆ジャス 生放送中に実際にプレイさせていただいたときは、バルファルクの姿が見えた瞬間までしか触れなかったので、わからないことだらけです(笑)。見た目はなかなか恐そうでしたね。でも、ブレイヴ(勇敢)な心を持ち、ブレイヴスタイルも使いこなして狩りに挑みたいです。
――やはり新スタイルは気になりますよね。ちなみに武器は何をメインに使われる予定ですか?
ゴー☆ジャス スラッシュアックスです! スラッシュアックスxブレイヴスタイルがどういった感じになるのか気になりますね。2017年3月18日は『MHXX(ダブルクロス)』。おもしろいこと間違いナイジェリア! ソーレッ☆ダダダダダダダダダ……ここ!(ナイジェリアを指さし) あ、ここで“記者、爆笑”って書いてくださいね。
発表を終えたばかりの開発陣のコメントは?
――ついに発表されましたね。いまのお気持ちをお聞かせください。
辻本 発売日は2017年3月18日なので、発売まであまり時間がないんですよね。その短い期間のあいだに、さまざまな発表もしていきますし、体験会でも皆さんにぜひ触っていただき、感想をお聞きしたいです。
――モンスターハンター Directで辻本さんが分身したのは驚きました。
辻本 ネクタイを何度も付け替えるのがたいへんでした(苦笑)。ネクタイの色ごとに性格を変えたり。
――ブレイヴスタイルに続いて、“謎のスタイル”も発表されましたが、これは……?
辻本 こちらのスタイルも『XX(ダブルクロス)』にふさわしいスタイルになっています。今回はチラ見せなので、詳細は2016年11月2日発売の週刊ファミ通さんなどをお待ちいただければと。
――ありがとうございます(笑)。『モンスターハンター ストーリーズ』も発売されたばかりだったり、『モンスターハンター スピリッツ2 トリプルソウル』の稼動日も近かったり、シリーズプロデューサーとしてはますますお忙しくなるのでは?
辻本 そうですね。それぞれの『モンハン』タイトルとして、盛り上がってほしいと思います。『ストーリーズ』もおかげさまでご好評いただけておりますし、今後も多くの方にプレイしていただきたいですね。私自身、現在60時間ほどプレイしております。ストーリーはもちろん、対戦も熱いので、現在プレイされている方は、ぜひお友だちに勧めてみてください。
――小嶋さんも、辻本さんと同じく分身されていましたね。
小嶋 僕の実力では2体が限界でした。辻本くらいになると4体いけるのですが。
一同 (笑)
一瀬 まだまだチャ●ラが足りないね(笑)。
――まだ皆さんは、『MHXX(ダブルクロス)』発表後のファンの反響はまだチェックできていないですよね?(註:インタビューはモンハン特番2016の公開直後に実施)
平岡 そうですね。これから楽しみです。
一瀬 僕は生放送の合間にずっとSNSで見ていました。だいぶ好印象なコメントが多かったですね。「早くこの部分を早く見せてほしい」といった、期待に満ちたメッセージがたくさん見られたのもよかったです。
小嶋 最初のタイトル発表なので、いろいろな思いを込めたつもりでしたので、ひとまずは安心しています。
市原 今日、この日まで本作に関することは黙っていなければいけなかったので、ようやく肩の荷をひとつ降ろせました。今後もさまざまな情報を出していきますし、そこでまたどんな反響があるのかを楽しみにしつつ、がんばっていきたいと思います。
平岡 考えていたコメント、ほとんど言われちゃいましたが(笑)、ずっと皆さんにお見せしたかった、遺群嶺の絶景を公開できてよかったです。
――公開の瞬間は緊張されていたのでは?
平岡 緊張しましたね。ブレイヴスタイルなど、新しい要素を積極的に取り入れていますので、正直公開する瞬間まで不安もありましたが、ご好評だったようでうれしいです。皆さん、「ブレイブスタイルx双剣はどんな感じなの?」といった、知りたいことがいろいろ出てきていると思いますが、ぜひ2016年11月12日から順次実施予定の体験会に足を運んで、確かめてください。体験会に来られない方も、今後ファミ通.comさんなどでアップされるであろう、体験会のリポートなどをチェックして、想像を膨らませていただければと。
市原 まだまだ、さまざまな情報を出していきますからね。
小嶋 『MHX(クロス)』のデータもほぼほぼ引き継げるので、狩魂に火がついた方はぜひ『MHX(クロス)』をプレイして、素材などを集めてください。集めたものはムダになりませんので! イベントなども考えておりますし、今後もどんどん盛り上がってほしいですね。遊び応え十分のボリュームで、「ドヤ!」と胸を張って言えるものになりますので。
――本作では、ディレクターに市原さん、メインプランナーに平岡さんという新たな布陣になりますね。
小嶋 彼らも『MHX(クロス)』にガッツリ関わっていた人間ですし、カプコンの若いクリエイター陣の中でも抜き出た存在です。僕やいっちゃん(一瀬氏)も見ていますから、絶対に皆さんが納得いくものになりますよ。
一瀬 僕と小嶋だけでは絶対に作れないような部分に挑戦したりして、『モンハン』の世界を広げるのにいい人材だと思います。
――なるほど。それでは最後は、新たに『モンハン』をけん引していくおふたりのコメントをお聞かせください。
市原 本作からディレクターという立場になって、いろいろなプレッシャーと戦う毎日ですが、自分でも「いいものができている」と胸を張って言える作品になっています。平岡たちの助けもあっていままで作ってきましたので、もっといいものにすべく、チーム全員で協力していきます。応援よろしくお願いいたします!
平岡 『MHX(クロス)』の正当進化というテーマはもともとありましたが、最初に市原と「どういう感じのゲームにしようか」と相談したときに、「正当進化する中でも、新しいことをどんどん取り入れていこう」という方向性に決まりました。試行錯誤のくり返しで苦労もありますが、『モンハン』に新しい風を吹かせよう、という気持ちで気合を入れていますので、ぜひ期待してお待ちください。