不正データ送信でのチート行為を立件するのは全国で初めて

 2016年10月13日、警視庁サイバー犯罪課などは、『ドラゴンクエストX』において、“チート行為(データを改ざんする不正行為”に関わったプレイヤー5名を私電磁的記録不正作出・同供用、同ほう助の疑いで書類送検した。摘発されたのは、ゲームサーバーにデータを不正送信するというチート行為。不正データ送信でのチート行為を立件するのは全国で初めて。

 今回の摘発を受けて、『ドラゴンクエストX』プレイヤー専用サイトでは、プロデューサーの齊藤陽介氏による不正行為者への対応報告が掲載されている。

■目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト 不正行為者への対応について

 本件に関して、一部報道で「数万分の1の確率でしか入手できないアイテムを100%の確率で入手」したと報じられているが、『ドラゴンクエストX』のテクニカルディレクターである青山公士氏が自身のTwitterで下記のように説明している。

 上記の通り、1回につき作成の成功率が50%程度のアイテムを、数十回にわたって連続で成功させる確率が数万分の1以下であり、アイテム作成の成功率が数万分の1ではない。本案件で摘発された行為のより詳細な解説は、同じく“目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト 不正行為者への対応について”において、青山氏による説明が記載(2015年12月11日掲載分)されているので、合わせて確認いただきたい。