2016年10月1日、東京都渋谷のレッドブルホールにて、第3回TOPANGA『ストリートファイターV』大学対抗戦が実施された。日本各地から集った大学生たちによる戦いの模様をリポートする。
本イベントはTOPANGAが主催する、国内居住の大学生を対象とした『ストリートファイターV』(以下、『ストV』)の大型大会。出場選手は所属大学別に3人1組でチームを組み、学校どうしの対戦が争われるイベントだ。
大会には、事前の参加募集に応募した出場希望校の中から30校が選出。加えて大学生を対象としたゲーミングキャンプ“Red Bull Gaming U”から2校が選出され、合計32校96名が出場した。会場となったレッドブルホールにはプレイステーション4版の『ストV』対戦台が複数設置。日本各地から集まったやる気ある若いプレイヤーたちを歓迎し、和気あいあいとした野試合や大会での真剣勝負が繰り広げられた。
大会の流れは予選リーグ→決勝トーナメントの形式。32校は4校づつ8ブロックに分かれて予選リーグを争い、上位1チームが決勝トーナメントに進出する。
対戦の各組み合わせは、3人どうしの勝ち抜き戦で勝敗を決定するレギュレーションを採用。大会進行中はチームメンバーを応援する大きな声が聞こえ、盛り上がりつつ緊張感のある試合が争われた。
決勝トーナメント
予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントに進出したのは以下の8校だ。
・東京大学
ユージ選手(かりん)、四五六半丁選手(バーディー)、ドス選手(春麗)
・駒沢大学A
刑事N選手(ファン)、ヤス選手(ラシード)、立川選手(春麗)
・京都産業大学
おいたん選手(ナッシュ)、どりを選手(かりん)、ウエサン選手(ララ)
・国士舘大学
いかはら選手(キャミィ)、メソトレ選手(ケン)、ウーサー選手(ミカ)
・新潟大学
らちお選手(ララ)、ベガ選手(ラシード)、ノキ選手(レインボーミカ)
・東京工業大学
もりやす選手(ラシード)、ぬるま湯選手(リュウ)、ペンハイ選手(かりん)
・東京理科大学
梅喧選手(ベガ)、しーた選手(かりん)、剣心選手(リュウ)
・國學院大学
小口選手(ネカリ)、ナウマン選手(ケン)、ぽいんたー選手(リュウ)
ここからはメイン対戦台1台のみを使用。来場者と生放送リスナー全員で、全試合が見守られつつ進行された。
そして決勝戦に進出したのは駒沢大学Aと國學院大学だ。駒沢大学Aはプロゲーマーの立川選手を擁し、優勝候補と見られていたチーム。國學院大学は格ゲーサークル創設者のぽいんたー選手を筆頭に接戦を勝ち上がって決勝にたどり着いた。
試合では駒沢大学Aの先鋒・ヤス選手が大暴れ。ラシードの軽快な動きで相手を翻弄し、自由な攻めを見事に機能させて国学院大学のメンバー相手に3連勝を達成。圧倒的実力と若い勢いを見せつけて駒沢大学Aが優勝に輝いた。
優勝の3名には賞品として、クリスタル型トロフィーとマッドキャッツ制アーケードコントローラーに加え、アメリカで開催される世界大会“カプコンプロツアー”決勝大会の観戦招待券が贈呈された。
イベント最後にはTOPANGA代表の豊田氏が挨拶。大学対抗戦は交流や対戦を楽しんで欲しいという思いで実施している旨を語り、今回はその結果を強く実感して感激していると話した。加えて、こういったイベントのサイクルが実現できるように考えており、第4回大学対抗戦を開催する事を宣言。“またお会いできることを楽しみにしている”とコメントし、イベントを締めくくった。