収録タイトルが違うので両方購入するのもアリ!

 本日2016年9月29日に発表された“ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ”。ファミリーコンピュータの本体サイズを約60%に縮小した家庭用ゲーム機だが、じつは2016年7月にNintendo of AmericaおよびNintendo of Europeから“Nintendo Classic Mini”が発表されていることをご存じだろうか? デザインが違うだけでしょ……と思っている方も多いはず。そこで本稿では、日本版と海外版の違いについて解説。収録タイトルが異なっているので、気になる方はどちらも購入するのが吉!
※以下では、“ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ”を“ミニファミコン”、“Nintendo Classic Mini”を“ミニNES”と表記しています。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ日本版と海外版の違いまとめ_03
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ日本版と海外版の違いまとめ_01
▲ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
▲Nintendo Classic Mini

コントローラーの数

 ミニファミコンにはふたつのコントローラーが付属。一方、ミニNESには付属しているコントローラーはひとつ。ミニNESはコントローラーの単体版が9.99ドルで発売される予定だ。ミニNESでは、Wii用のクラシックコントローラとクラシックコントローラ PROを使うことが可能。さらに、Wiiでファミコンのバーチャルコンソールゲームをプレイする際にミニNESのコントローラーで操作することもできる。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ日本版と海外版の違いまとめ_05
▲こちらがミニNESのコントローラー。

発売日と価格

 ミニファミコンは2016年11月10日発売予定。価格は5980円[税抜]。一方、ミニNESは2016年11月11日に発売を予定しており、価格は59.99ドル。コントローラーがふたつ付属していることを考えると、日本版のほうがお得。

収録タイトル

 もっとも気になる収録タイトル。ミニファミコン、ミニNESともに30タイトルが収録されているのだが、じつはその中身は異なっている。

◆ミニファミコン 収録タイトル
※発売日、メーカー名はファミコン版発売当時におけるものです。
(タイトル名/発売日/メーカー名)
ドンキーコング/1983/7/15/任天堂
マリオブラザーズ/1983/9/9/任天堂
パックマン/1984/11/2/ナムコ
エキサイトバイク/1984/11/30/任天堂
バルーンファイト/1985/1/22/任天堂
アイスクライマー/1985/1/30/任天堂
ギャラガ/1985/2/15/ナムコ
イー・アル・カンフー/1985/4/23/KONAMI
スーパーマリオブラザーズ/1985/9/13/任天堂
ゼルダの伝説/1986/2/21/任天堂
アトランチスの謎/1986/4/17/サンソフト
グラディウス/1986/4/25/KONAMI
魔界村/1986/6/13/カプコン
ソロモンの鍵/1986/7/30/テクモ
メトロイド/1986/8/6/任天堂
悪魔城ドラキュラ/1986/9/26/KONAMI
リンクの冒険/1987/1/14/任天堂
つっぱり大相撲/1987/9/18/テクモ
スーパーマリオブラザーズ3/1988/10/23/任天堂
忍者龍剣伝/1988/12/9/テクモ
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎/1988/12/24/カプコン
ダウンタウン熱血物語/1989/4/25/テクノスジャパン
ダブルドラゴンII ザ・リベンジ/1989/12/22/テクノスジャパン
スーパー魂斗羅/1990/2/2/KONAMI
ファイナルファンタジーIII/1990/4/27/スクウェア
ドクターマリオ/1990/7/27/任天堂
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会/1990/10/12/テクノスジャパン
マリオオープンゴルフ/1991/9/20/任天堂
スーパーマリオUSA/1992/9/14/任天堂
星のカービィ 夢の泉の物語/1993/3/23/任天堂

◆ミニNES 収録タイトル
(タイトル名(日本語タイトル))
Balloon Fight(バルーンファイト)
BUBBLE BOBBLE(バブルボブル)
Castlevania(悪魔城ドラキュラ)
Castlevania II: Simon’s Quest(ドラキュラII 呪いの封印)
Donkey Kong(ドンキーコング)
Donkey Kong Jr.(ドンキーコングJR.)
DOUBLE DRAGON II: THE REVENGE(ダブルドラゴンII ザ・リベンジ)
Dr. Mario(ドクターマリオ)
Excitebike(エキサイトバイク)
FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)
Galaga(ギャラガ)
GHOSTS‘N GOBLINS(魔界村)
GRADIUS(グラディウス)
Ice Climber(アイスクライマー)
Kid Icarus(光神話 パルテナの鏡)
Kirby’s Adventure(星のカービィ 夢の泉の物語)
Mario Bros.(マリオブラザーズ)
MEGA MAN 2(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎)
Metroid(メトロイド)
NINJA GAIDEN(忍者龍剣伝)
PAC-MAN(パックマン)
Punch-Out!! Featuring Mr. Dream(パンチアウト!!)
StarTropics(日本未発売)
SUPER C(スーパー魂斗羅)
Super Mario Bros.(スーパーマリオブラザーズ)
Super Mario Bros. 2(スーパーマリオUSA)
Super Mario Bros. 3(スーパーマリオブラザーズ3)
Tecmo Bowl(テクモボウル)
The Legend of Zelda(ゼルダの伝説)
Zelda II: The Adventure of Link(リンクの冒険)

 以上を踏まえ、ミニファミコンにのみ収録されているタイトル、ミニNESにのみ収録されているタイトルをまとめてみる。

◆ミニファミコンにのみ収録されているタイトル
イー・アル・カンフー/1985/4/23/KONAMI
アトランチスの謎/1986/4/17/サンソフト
ソロモンの鍵/1986/7/30/テクモ
つっぱり大相撲/1987/9/18/テクモ
ダウンタウン熱血物語/1989/4/25/テクノスジャパン
ファイナルファンタジーIII/1990/4/27/スクウェア
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会/1990/10/12/テクノスジャパン
マリオオープンゴルフ/1991/9/20/任天堂

◆ミニNESにのみ収録されているタイトル
BUBBLE BOBBLE(バブルボブル)
Castlevania II: Simon’s Quest(ドラキュラII 呪いの封印)
Donkey Kong Jr.(ドンキーコングJR.)
FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)
Kid Icarus(光神話 パルテナの鏡)
Punch-Out!! Featuring Mr. Dream(パンチアウト!!)
StarTropics(日本未発売)
Tecmo Bowl(テクモボウル)

 いかがだろうか? 30タイトル中、8タイトルが異なるという、非常に悩ましい結果となった。気になる方はどちらも購入するのが確実だろう。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ日本版と海外版の違いまとめ_04
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ日本版と海外版の違いまとめ_02