熱戦続出! 大会の模様を徹底リポート!

 2016年9月15日(木)~9月18日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ 2016(15日、16日はビジネスデイ)。最終日となる2016年9月18日に、スクウェア・エニックスのブース内ステージ、およびイベントステージにて、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』の全国ナンバーワンを決める公式大会“Great Masters' GP”の決勝大会が行われた。以下では、その模様をお届けする。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』最強モンスターマスターが、ついに決定! “Great Masters' GP”決勝大会リポート【TGS 2016】_14

オトナ顔負けの戦いっぷり! 小学生の部決勝大会

 2016年9月18日、開場から間もなくしてスクウェア・エニックスのブースで始まったのが、“Great Masters' GP”小学生の部の決勝大会だ。本大会の解説者として、同作のプロデューサーである犬塚太一氏が登壇後、さっそく激戦をくぐり抜けてきた4人の少年少女たちによる激闘がくり広げられることになった。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』最強モンスターマスターが、ついに決定! “Great Masters' GP”決勝大会リポート【TGS 2016】_13

準決勝第1試合は、東京予選代表のかなかな選手と大阪予選代表のりょうま選手による対戦。Gサイズの海のまもりガメをくり出したかなかな選手に対して、りょうま選手は4体のモンスターを出して挑む。“みがわり”からの各種強化特技を使い、手堅さを見せつけつつ序盤からジャッジポイントで若干優位に立ったりょうま選手は、中盤に凶キングリザードの“ステルスアタック”で海のまもりガメを倒すことに成功。かなかな選手はこの劣勢を最後までひっくり返すことができなかった。ファイナルラウンドには、りょうま選手がスタンバイモンスターの拷問王イッタブルを倒し、強者どうしでは珍しい5ラウンド勝負での完勝を見せつけた。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』最強モンスターマスターが、ついに決定! “Great Masters' GP”決勝大会リポート【TGS 2016】_15

 続く準決勝第2試合では、スクウェア・エニックス特別枠で参加の紅一点、まかちん選手が登場。対するは、名古屋予選代表のみらい選手だ。まかちん選手は、大会ではあまり見かけないだいおうイカをパーティに組み込んでいたのが印象的。対するみらい選手の戦いぶりは、準決勝第1試合のりょうま選手と近く、“みがわり”をしたモンスターを置きながら、弱体や強化、回復をしながら“たいあたり”や“ステルスアタック”などで攻撃するという、安定感バツグンのスタイル。最終ラウンド直前には、だいおうイカの強烈な攻撃がヒットし、まかちん選手がジャッジポイントでほぼ並ぶ。しかし、最終ラウンドで一気にみらい選手が押し込み、勝利を手にすることになった。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』最強モンスターマスターが、ついに決定! “Great Masters' GP”決勝大会リポート【TGS 2016】_16

 決勝戦は、パーティ編成やモンスターの役割が似ているりょうま選手とみらい選手の一騎討ち。スタート時にパーティに組み込んでいたモンスターもタホドラキー、海のまもりガメ、凶キングリザードの3体は同じという布陣。バトル序盤で、りょうま選手は“ステルスアタック”や“グランドクロス”といったダメージを稼げる特技を駆使しながらガンガン押し、まずはジャッジポイント獲得に走る。しばらくはリードを維持していたが、中盤戦に差し掛かるとジャッジポイントで逆転され、りょうま選手は若干不利に。マヒしているモンスターが増えたこともあってか、りょうま選手はモンスターをすべて入れ替えて流れを変えようとする。一方、みらい選手は回復役をメタルホイミンに切り換えたのみで、みずからのスタイルを貫く作戦の様子。りょうま選手が出したパーティは、読みが当たれば絶大な効果を発揮する各種“よそく”や、連携の起点となる“チェイン”を使うモンスターたち。そのチカラを使って連携でみらい選手のモンスターを2体倒すが、それをみらい選手は“せいれいのうた”で一気に回復する。逆に、みらい選手の凶キングリザードがすさまじい威力の“ステルスアタック”を放ち、2体のモンスターを倒すことに成功。すぐさまもう1体も倒し、大きくジャッジポイントでリードすることに成功した。1体だけの状態のまま、ファイナルラウンドに突入することになったりょうま選手は、さすがに打つ手なし。そのまま、名古屋予選を勝ち抜いたみらい選手が小学生の部で優勝を飾った。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』最強モンスターマスターが、ついに決定! “Great Masters' GP”決勝大会リポート【TGS 2016】_17

 解説を担当した犬塚氏も「連携からの逆転は見応えがありましたし、どちらも強くて、とてもいい試合でした」とコメント。確かに、いずれの出場者も並みのオトナではとても太刀打ちできないほどの実力を持ったキッズばかりで、ゲーマーとしての行く末には大いに期待ができそうだった。