たくさんのキャラクターが登場する豪華なメインドラマに注目!

 2016年9月10日(土)~11日(日)にパシフィコ横浜にて行われた“ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭5”。3月10日に発売されたPS Vita『金色のコルダ4』をメインに、キャラクターの声を担当する声優陣、演奏を担当する音楽家が集まったイベントの模様をお届けします。

 9月11日の昼公演に出演した声優陣は、福山 潤さん(如月響也/志水桂一)、小西克幸さん(如月 律/王崎信武)、 内田夕夜さん(榊 大地/吉羅暁彦)、水橋 かおりさん(水嶋悠人/リリ)、伊藤健太郎さん(八木沢雪広/土浦梁太郎)、森田成一さん(火積司郎/火原和樹)、岸尾だいすけさん(水嶋 新/柚木梓馬)、谷山紀章さん(東金千秋/月森 蓮)、石川英郎さん(土岐蓬生/金澤紘人)、日野 聡さん(冥加玲士/衛藤桐也)、増田ゆきさん(七海宗介/天羽菜美)、武内駿輔さん(須永 巧)、高木礼子さん(小日向かなで/日野香穂子)、野島裕史さん(小倉宗一郎)、保村 真さん(長嶺雅紀/不動葉介)、三浦祥朗さん(氷渡貴史)、大原さやかさん(御影諒子/都築茉莉)の17名。メインの攻略キャラクターからサブキャラクターまで豪華な出演陣が登場しました。

2年ぶりの開催! “ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭5”11日昼公演をリポート_01

 イベントは『金色のコルダ4』で初登場した須永先生と小倉先生たちによる少しアダルティなプロローグドラマでスタートを切ると、各学校の代表キャラクターを演じる福山さん、小西さん、伊藤さん、谷山さん、日野さんによる『JOYFUL』が流れます。5人のキャスト陣の声に、ヴァイオリン、チェロ、トランペット、ピアノの生演奏が加わると、音の厚みが倍増! このイベントだけでしか聞けないパワーアップしたオープニングライヴとなりました。

 ライヴ後は、全キャラクターが登場するメインドラマ“一蓮托生? アンサンブル狂想曲”がスタート。イベントでは前編・後編と分かれて行われましたが、この記事では内容をまとめてご紹介させていただきます。メインドラマは全公演で別々のアンサンブルメンバーが活躍する内容になっており、11日昼公演では七海宗介、榊 大地、八木沢雪広のアンサンブルメンバーがメインのストーリーでした。

 穏やかな3人組なので、なんの問題もなくコンサートまで向かうと思いきや、『金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館』で登場したブラスバンド部の部長、長嶺雅紀が現れたことで物語が一転! 確執のある八木沢と長嶺の会話を盗み聞きしてしまった七海が「長嶺が自分たちのアンサンブルを潰そうとしている!」という盛大な勘違いを繰り広げ、笑いあふれるストーリーが描かれました。ほかのキャラクターたちとは立ち位置が違う長嶺が大地や冥加など、週末合奏団のメンバーと話す姿は新鮮で、至誠館ファンの人にはとくにうれしい内容だったと思われます。

 また後編では、水嶋 新役の岸尾さんが出だしからアドリブを連発! ストーリーとはまた違ったところで大盛り上がりし、会場を沸かせました。

 そして、メインドラマの最後は、すれ違っていた七海、大地、八木沢の3人が心をひとつにしてコンサートに向かうという流れで、アンサンブル演奏『アニー・ローリー』が演奏され、幕引きとなりました。

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嘘つきは誰!? バラエティーコーナー

 バラエティーコーナーでは、学校ごとのチーム対抗戦で「君は聞き分けられるか? 不協和音を探せ!」というクイズゲームを開催。このゲームは、クイズを出題する学校のメンバーがそれぞれ“お題”に関する自分の体験談を披露。回答するチームは、その体験談で嘘のエピソードを語った人物を当てる、という内容になっています。

 今回の公演で出題チームになったのは、福山さん、小西さん、内田さん、水橋さんの星奏学院チーム。そのほかの星奏学院メンバーは他校の助っ人や、司会役に回りました。

 今回は"上京のお話”というお題で、回答陣に「星奏は全員嘘くさい……」と言われながらも、それぞれが初めて東京に来たときの話を語ります。

 福山さんは修学旅行のときに青二プロダクションを見学して、そのとき石川さんを見かけたというエピソード。小西さんは自分の上京の手伝いをしてくれた両親が実家に帰る途中で車が故障、道中で車を買ったというエピソード。
 内田さんは中学生のころから東京の学校に通っていたものの、背が小さかったせいで満員電車に耐え切れず、駅を降りながら通っていたというエピソード。水橋さんは幼いころに東京に来た際に水疱瘡にかかってしまい、あやうく死にかけたというエピソードを披露。
 これらをすべて聞き終えた至誠館、神南、横浜天音学園は、3校とも嘘をついているのは「福山 潤」だと予想! まさかの満場一致に少しうろたえを見せる星奏学院メンバーでしたが、理由を聞かれた谷山さんが「福山潤っていう男がこんなおいしい話を、今の今まで黙っていられるはずがない」と断言すると、ほかのキャスト陣もそれに同意するという展開に。そして正解は……みごと福山さんが嘘つきでした! みんなに性格を見抜かれ、「全方位から撃たれた……」と恥ずかしそうにしている福山さんの姿に会場から爆笑が起こります。『金色のコルダ』ファミリーの仲のよさも伝わるバラエティーコーナーとなりました。

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歌声×生演奏のライヴコーナー

 イベント後半で盛り上がったのは、生演奏つきのライヴコーナー。
 そのなかでもとくに会場のテンションが高まったのがライバル(?)関係にある大地 VS 土岐蓬生の『Heart Stealer』! イントロが始まると、大地役の内田さんが青の扇子を、土岐役の石川さんが赤の扇子を持って登場。その場でじゃんけんをし、石川さんが勝利すると「ライトを赤にしようぜ!」と、会場のペンライトを赤で染めあげます。間奏になると、負けてしまった内田さんが「もう一度、お願いします!」と再戦を申し込むものの、勝利したのはまたしても石川さん……! 内田さん、弱い……。しかし、ラスサビでは石川さんのやさしさで「じゃあ、こっちが青で、こっちが赤ね」と会場を半分に分け、仲よく赤と青のふたつの色で盛り上がりました。

 またライヴコーナーのラストには、『金色のコルダ』から月森 蓮と土浦梁太郎の『FATE ~真冬の太陽~』も歌われ、元祖ライバルコンビの楽曲にテンションが上がったファンも多かったです。歌声とそのキャラクターが担当する楽器がコラボしたキャラクターソングは、まさに各作品の世界観が濃縮されており、いつも以上にキャラクターが身近に感じられるひと時となりました。

 そして、イベントはエンディングへ。ラストはキャスト全員での『JOYFUL』とアンコール曲の『Happy Time』で、盛り上がりは最高潮に! ここまでたくさんの出演陣による歌声はとても貴重なので、うれしさもひとしおです。

 2017年配信予定のスマートフォンアプリ『金色のコルダ オクターヴ』も発表され、ますます広がりを見せる『金色のコルダ』シリーズ。このアプリでは『金色のコルダ』と『金色のコルダ3』のキャラクターたちが同世代のようなので、もしかすると今後のイベントでは彼らが絡んだミニドラマやキャラクターソングが出る可能性も……!? 

[関連記事]『金色のコルダ オクターヴ』がネオロマンス・フェスタ“星奏学院祭5”にて発表

2年ぶりの開催! “ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭5”11日昼公演をリポート_02

 さらに、9月11日に行われた夜の部では、次回の『金色のコルダ』のオンリーイベント、“ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ Featuring 至誠館高校 OP.2”が、2017年2月25日に舞浜アンフィニシアターで開催されることも発表された。詳細は、10月上旬オープン予定の公式サイトにて明かされる模様だ。

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 スマホアプリにオンリーワンイベントと、『金色のコルダ』の新たな展開に注目していきたいです。

 なお、この日の公演の模様を収めたライヴビデオは、2016年12月にGAMECITY先行豪華版が発売予定となっている。気になった方は要チェックです。

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【セットリスト】

11日昼公演
「Just be myself」 アンフィニ
「JOYFUL」 Maestro♪Fields  <如月響也&如月 律&八木沢雪広&東金千秋&冥加玲士(福山 潤&小西克幸&伊藤健太郎&谷山紀章&日野 聡)>
「Melodic Heart」 志水桂一&衛藤桐也(福山 潤&日野 聡)
「CROSS OVER」 柚木梓馬(岸尾だいすけ)
「悠かな約束」 水嶋悠人(水橋かおり)
「Again」 火積司郎(森田成一)
「Heart Stealer」 榊 大地VS土岐蓬生(内田夕夜・石川英郎)
「BITTER LESSON」 小倉宗一郎(野島裕史)
「お前ってヤツは!」 如月響也(福山 潤)
「FATE ~真冬の太陽~」 月森 蓮&土浦梁太郎(谷山紀章&伊藤健太郎)
「JOYFUL」 キャスト全員
「Happy Time」 キャスト全員

【演奏キャスト】
加賀谷綾太郎(ヴィオラ・ヴァイオリン)
向井 航(チェロ)
天野貴文(トランペット)
三浦コウ(ピアノ)
平林 龍(ピアノ)

撮影/大山雅夫