たけし軍団の熱い“絆”の秘話も!
2016年9月15日(木)~9月18日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ 2016(15日、16日はビジネスデイ)。最終日となる9月18日にプレイステーションブースで開催された、“一遊入魂”の模様をお届けしよう。
プレイステーションブースではさまざまなステージイベントが開催されたが、なかでも“一遊入魂”は、ゲストがお題のゲームにチャレンジするという内容。最終日である9月18日の“一遊入魂”は、『龍が如く6 命の詩。』が題材となった。
まずは、ゲストとして『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋氏が登場。当日に受賞した日本ゲーム大賞・フューチャー部門のトロフィーを手に、「皆さんのおかげで受賞できました。『龍が如く』を10年以上やってきて、フューチャー賞も9回目の受賞となりました。でも受賞できなかったときもあって、そのときはすごくへこみましたので、毎回ドキドキしています。受賞はうれしいですし、きちんと最後まで責任を持って作るという決意もいただけるので、がんばります!」と、受賞した心境を語った。
本作の見所が紹介されたあとは、いよいよチャレンジのコーナー。ゲストプレイヤーとして、たけし軍団の玉袋筋太郎さんが登場。「今日は神室町ファッションでして、雪駄で来ちゃいました」と来場者に挨拶。
まずは本作に出演するビートたけしさんの話題。玉袋さんは「うちの師匠をゲームに引っ張り出したのはすごいですね、『たけしの挑戦状』で懲りているんですよ。“俺はもうゲームなんて絶対やらねぇぞ”、なんて言っていたんですけど(笑)」と、伝説のゲームについて触れる。
『たけしの挑戦状』は名越監督も気になっているようで、「1回だけ殿に話を聞いたことがあるんです」と秘話を披露。どうしても触れずにいられなかったそうだ。ちなみに話した内容については「ちょっと言えません!」とのこと。うーん、気になる!
『龍が如く6 命の詩。』は、人と人との絆がテーマだが、ここで玉袋さんにたけし軍団の絆について話を伺う。玉袋さんは「いちばんの絆は、昔うちの師匠が軍団を引き連れて出版社に殴り込んだこと。あそこからたけし軍団は、警察から“特定指定芸人集団”としてマークされた」と、伝説の事件について語ってしまう。ただ、事件のあとたけしさんは「俺がもしこの世界を辞めても、おまえらを一生食わしていく」と語ったという、じつに熱い話が飛び出した。
もうひとつの絆が“熱湯風呂”だそうだ。「いちばん最初に入るヤツがどっぷり浸からないとか、ちょっとずつ入るとか、順番でやっていくチームワークの絆があるんです」と、軍団の絆を語る玉袋さん。
ここでイベントはチャレンジタイムに。玉袋さんが今回挑戦する目標は、10分以内に敵を30人撃破すること。「私、玉袋筋太郎は、新宿生まれの新宿育ち。だから神室町は小学校のころからウロウロしていました」と、ステージに明るいことをアピールする玉袋さん。高校時代にラーメン屋でバイトをしており、出前に行っていた関係で、歌舞伎町は隅から隅まで知り尽くしているようだ。
というわけで、いよいよチャンレジスタート。さっそく敵を捜して神室町を走り回る玉袋さん。すぐにバトル開始……とはならず、なぜかコンビニに入って焼きそばを購入し、腹ごしらえ。お腹もふくれたところで探索を再開、“ガラの悪い男達”とのバトルがスタートした。
まずはバットを持っている危険な相手に連続パンチを浴びせ、速攻で撃破する玉袋さん。残った敵も、打撃からの掴み技で倒し、見事最初の集団を撃破。名越監督も「順調ですね、このテンポで進めれば達成できる」と高評価。
つぎの相手を捜して探索を続ける玉袋さんだが、現在いる場所は「なんとなくわかる」そうだ。「ここは噴水広場ですよね、昔ミラノ座があった……」と、歌舞伎町の施設を解説しつつ、スマホを取り出してしっかり自撮り。新機能のアピールも忘れないという、すばらしいテクニックを魅せる。
開けた場所から路地裏に入ったところで、再び“ガラの悪い男達”と遭遇。序盤はパンチでけん制し、タイミングよく“アルティメットヒットモード”を発動。隣にあった原チャリを武器として振り回し、敵を一網打尽にするという“魅せるプレイ”で、見事敵集団を撃破した。
今度は“チンピラ”と遭遇するも、玉袋さんの勢いは止まらない。看板や自転車を武器に振り回し、あっという間にこちらの敵軍も全滅。
これはチャレンジ達成も余裕だろう……そうした雰囲気が会場に流れる中、つぎに出会った敵は“中国マフィア”。これまでの敵とは違い、刃物は持っているわ、拳銃で撃ってくるわの強敵だ。素手で果敢に挑むも、拳銃でダウンさせられ、起き上がったところを刀で切りつけられと大苦戦。
ここで“アルティメットヒットモード”を発動し、ひとりにコンボをたたき込む。大ダメージを与えることに成功したが、“中国マフィア”は耐久力も非常に高い。とどめを刺しきれず、けっきょく拳銃で撃たれてダウン。惜しくもチャレンジは失敗となってしまった。
チャレンジを終えて、玉袋さんは「“中国マフィア”は強かったですね、まさか道具を持っているとは! 熱くなりますね、たまんないわ! 楽しかったー」と、チャレンジしながら本作をたっぷり堪能していた様子。
イベントの最後に、名越監督は「『龍が如く6 命の詩。』で、桐生一馬の最後をぜひ見届けていただきたい。豪華なキャスト、アーティストだけでなく、人間ドラマという中身に自信があります。ぜひ楽しんでください」とコメントし、大盛況のイベントを締めくくった。
12月8日にいよいよ発売を迎える『龍が如く6 命の詩。』。ぜひとも10分間に30人撃破のチャレンジに挑み、玉袋さんの雪辱を果たしていただきたい。