因縁のライバルとゲームでバトル!

 2016年9月15日(木)~9月18日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日、16日はビジネスデイ)。アークシステムワークスブースでは、東京ゲームショウ期間中、Web番組“あーくなま”を 7時間×4日間、合計28時間もの配信が行われた。本稿では、声優の市来光弘氏を招いた18日のコーナー"『ブレイブルーセントラルフィクション』~ライバルとの決着!?"をピックアップしてお届けしよう。

あーくなま4日目は『ブレイブルー セントラルフィクション』因縁のライバルとゲームでバトル!【TGS 2016】_01

 18日の16時から行われた“『ブレイブルー セントラルフィクション』~ライバルとの決着!?”には、アークシステムワークスの森利道プロデューサー、プランナーの小澤陸氏、岩瀬佑未子さん、声優の市来光弘さん(ヒビキ役)が出演。4日間に渡るあーくなまの最後を飾るコーナーとして、『ブレイブルー セントラルフィクション』のゲームで出演者が熱い対戦をくり広げた。
 これまでのあーくなまで、“初心者講座、どこまで強くなれるのか”コーナーとして、格闘ゲーム初心者の岩瀬さんが森プロデューサーを打倒するために、基礎から特訓を積み重ねていた。本来ならば2日目の時点で岩瀬さんと森プロデューサーの対戦が行われる予定だったが、森Pの体調不良のため中止となっていたもの。今回、無事に体調を回復した森Pと岩瀬さん。そして、過去に配信されたあーくなまで対戦して因縁のある小澤氏と市来さんとの“ライバル対決”が行われることとなった。

 まずは岩瀬さんと森Pの対戦から戦いの幕が上がった。ゲームパッドでプレイする岩瀬さんに合わせて、森Pもゲームパッドを使用。岩瀬さんが練習を重ねたテルミを選択したのに対して、森Pは事前の予告通り、本作から参戦した新キャラクターのナオトを選んだ。これまでトレーニングモードで着実に練習を積み重ねてきた岩瀬さんだったが、実戦という緊張からか必殺技のコマンド入力がうまくいかなくなってしまう。
 最初は混乱していた様子を見せたものの、強力な通常技である立ちDや、前+Cでの攻撃によって、隙の大きいインフェルノクルセイダーを振り回していくスタイルの森Pナオトに着々とダメージを与えていく。しかし、健闘を見せ、巻き返せるかと思ったところにナオトのダッシュ中インフェルノクルセイダーがヒットして試合は決着。「格闘ゲームの厳しさを軽く教えてみました」と語る森Pの勝利となったが、岩瀬さんも「リベンジさせてください!」と意気込みは十分。もしかすると今後再び二人の戦いを見ることができるのかもしれない。

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 続いてアーケードコントローラーが登場して、市来さんと小澤氏の対決か、と思われたが、ここで急きょ市来さん対森Pの対戦が組まれることに。最近密かに練習を積んでいるという森P。対する市来さんも、格闘ゲームはベテランの腕。格闘ゲーマーどうしの対決となった。家でトレーニングはしっかりやってきたが、対戦経験はあまりないと話す市来さんに対して、森Pはアークシステムワークスブースで行われているイベントで勝率三割をキープし、ウォーミングアップも十分。
 対戦では市来さんが練習した連続技を狙い、森Pが生き生きとインフェルノクルセイダーで突っ込む形となった。インフェルノクルセイダーは無敵時間がある代わりにガードされると大きな隙をさらしてしまう必殺技だが、森Pはガードされていた場合にラピッドキャンセルで硬直を消すなど、フォローもしっかり。しかしさすがに撃ち過ぎたのか、最後はしっかりとガードで対応し、反撃を叩き込んだ市来さんの勝利となった。「森さんの攻めが怖かった」と話す市来さん。決着をつける場でありながら、むしろここで新しい因縁が生まれてしまったのかもしれない。

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 敗北した森Pに対して、「奴は小澤軍団でも最弱」と言い放ちノリノリでコントローラーを受け取る小澤氏。小澤氏の操るアズラエル、イザナミ、Es、マイへ次々と市来さんのヒビキが挑んでいく形となる。堂々と歩きながら接近するアズラエルのプレッシャーや、格闘ゲームでは珍しい浮遊行動を使いこなすイザナミ、市来さんの知らない新キャラクターのEsやマイで翻弄していく小澤氏。解説とゲームプレイで煽られる市来さんが「もうちょっとさあ、俺ゲストだよ、分かってる?」と言い、小澤さんが「それな!」と返す、楽しげにゲームをプレイする二人。終始笑顔の絶えない対戦となった。これに対して森Pは「格闘ゲームは紳士のスポーツだと思っていたんですけどね」と岩瀬さんに語っていた。
 最後には、小澤氏が古来から使い続けているハクメンと市来さんのヒビキの対戦。これまでの対戦でほぐれてきたのか、市来さんはオーバードライブ発動を組み込んだ連続技を成功させて大ダメージを奪う。小澤氏は全国体験会で回った店舗の名前を読み上げながらハクメンの攻撃をヒットさせていく。白熱した対戦は最終ラウンドまでもつれ込むが、小澤氏がアストラルヒートを狙い始めたところでじりじりとした展開に。ここでしびれを切らした小澤氏が後ろ+Cを振り始めたその硬直に、市来さんがヒビキのディストーションドライブ"番舞「朧鳳」"を差し込んで見事なフィニッシュを決めた。総合結果は四勝一敗で小澤氏の勝利となったが、試合後には「またやろう」「良かったよ」とお互いの健闘をたたえ合い、固い握手を交わしていた。

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 対戦イベントの終了後は、岩瀬さん、森P、石渡太輔氏、そしてアークシステムワークス代表取締役社長の木戸岡稔氏が並んでの、4日間に渡るあーくなまのエンディングとなった。岩瀬さんは「森Pにいつかリベンジしたい。来年ももっともっと盛り上げていきたい」と再戦の意欲満々。石渡氏は「4日間の生放送という初の経験を、今後につなげていきたい」。木戸岡社長は「今回はアークという会社を皆さんに知ってもらい、スタッフの姿を見てもらおうという気持ちでやった」と話していた。

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