メイのパワーが並み居る強豪たちを打ち崩した!
2016年9月3日、東京・新宿のゲームセンター“新宿スポーツランド本館”にて、アーケード格闘ゲームの大型イベント“闘神祭2016”の『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』(以下、『XrdR』)部門の予選大会が行われた。数多くの激戦が繰り広げられた大会の模様をお届けする。
※“闘神祭2016”はタイトーが主催するアーケード格闘ゲーム複数タイトルの全国大会。2016年7月~9月にかけて全国のゲームセンターで予選大会が開催され、全国各エリアの代表選手を選出。代表選手たちは2016年10月15日に東京で実施される全国決勝大会に出場し、全国制覇を争う。『XrdR』部門は1on1のシングル戦となる。
今回取材した“新宿スポーツランド本館”では、店舗代表チームを決める店舗予選と、新宿を含むエリアを代表する決勝大会進出チームを決めるエリア決勝が開催された。交通の便がいい新宿という立地もあってか、店舗予選には多くのプレイヤーが集い、大会の開催前から野試合が盛り上がっていた。
店舗予選
店舗予選には、ファウスト使いのナゲ選手や、ミリア使いの中村選手、エルフェルト使いのハンバーグ選手など、一線級のプレイヤーが参加。威力の高い連続技など、チャンスをつかんだ時の爆発力の大きさが特徴のタイトルだけあって、店舗予選から緊張感のあるハイレベルな争いがくり広げられた。
準決勝の第一試合は、あぜすけ選手(メイ)と中村選手(ミリア)の組み合わせ。中村選手が覚醒必殺技のクローミングローズを発動して押し込むと、次のラウンドではあぜすけ選手が、メイの持ち味である高威力の連続技を叩き込んで取り返す。機動力の高いミリアを、拍手で迎えてくださいやお見逃しなくなどの設置技を駆使してメイが追い込んでいく展開に。切迫した試合になったが、最後は空中投げを決めたあぜすけ選手が勝利を勝ち取った。
準決勝の第二試合は茶っぷ選手(チップ)とmike選手(ジョニー)の組み合わせ。素早さで相手を翻弄するチップと、どっしりと構えた立ち回りからの高威力な連続技が特徴のジョニーの戦いは、毅式迷彩で幻惑しながら相手の体力を削り取っていく茶っぷ選手に対して、追い込まれた状況から的確な状況判断で連続技を叩き込んだmike選手が勝利する。
あぜすけ選手とmike選手の決勝戦は、メイ対ジョニーという、両者共に爆発力の高いキャラクターの対戦となった。メイがペースを握ったかと思いきや、不利な状況からジョニーが連続技を決めて体力を奪い返す、一進一退の攻防が続くが、試合を制したのはあぜすけ選手のメイだった。
エリア決勝
30分ほどの準備時間を置いてから始まったエリア決勝では、先程店舗予選を勝ち抜いたあぜすけ選手と、東京のゲームセンター“セガ神楽坂”で行われた店舗予選を勝ち抜いた七夕選手(スレイヤー)で決勝大会出場権が争われた。
試合は終始あぜすけ選手のメイがペースを握る形となり、画面端に押し込んでからの怒涛の攻めや、設置技を使ったガード崩しでスレイヤーの体力を奪い取ったあぜすけ選手が、2ラウンドをストレートで取って、決勝大会への進出を決めた。
優勝者コメント
――優勝おめでとうございます!今の率直な気持ちをお聞かせください
あぜすけ選手 とてもうれしいです。ふだん対戦してくれている人たちに、「ありがとう」って言いたいです。
――今日の大会で印象的に残った試合はありましたか?
あぜすけ選手 中村さんとの試合ですね。中村さんくらいポテンシャルが高い相手だと、ふつうにやれば負けちゃうんですけど、今日はふだんと戦法を変えて、我慢強く自分を抑えて戦えたのが勝因だったのかな、って思います。
――エリア決勝の試合はいかがでしたか?
あぜすけ選手 スレイヤー使いのはせさんと毎日のように対戦して、スレイヤー戦は慣れていたので、リラックスすることだけを考えてふだん通りにやろうかなって思っていました。はせさんでもここは通るよな、という行動を選んで戦っていたので、スレイヤー対策はばっちりでした。
――この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!
あぜすけ選手 読んでいただいてありがとうございます。皆さんも、どのタイトルでも、格闘ゲーム盛り上がっていきましょう!