残るのは8名中3名、滅砕士不在ながら注目のカードばかり

 2016年8月27日、エヌ・シー・ジャパンが提供するPC用MMORPG『ブレイドアンドソウル』の比武(PvP)国内大会“ジャパンチャンピオンシップ”のシーズン2決勝大会が開催された。

 2016年7月31日に開催されたシーズン1決勝では、最強を決める最終トーナメントに出場する8名のうち3名が決定。シーズン2決勝での上位3名もまた、同じ最終戦へと駒を進めることになる。

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▲前回のシーズン1決勝から引き続き、大会の模様はTwitchで配信された。試合の内容については、MCのStanSmith氏(左写真)と、今回は選手としても出場する前年覇者のQliphothX(くりふぉと)氏(右写真)が詳しく解説。
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▲進行アシスタントとして、ゲーマーコスプレイヤー・みゃこ(立石都美)さん(左写真)と、インタビュアー等担当としてグラビアアイドル・オサフネ ロアさん(九条美紗麗から改め、右写真)が華を添えてくれた。

 今回のシーズン2決勝の出場選手は、以下の通り。シーズン1と同じく激戦のオンライン予選と、東京と愛知のネットカフェ大会を勝ち抜いて切符をつかみ取ってきた強豪が8名そろった。

【出場選手】
・Ayn(リン剣術士/ネットカフェ東京大会優勝)
・月帆(暗殺者/ネットカフェ愛知大会優勝)
・NicoJean(召喚士/オンライン予選2位)
・ぉ式(リン剣術士/オンライン予選3位)
・SephilothX(双舞士/オンライン予選6位)
・IceAqua(双舞士/オンライン予選7位)
・There(魔道士/オンライン予選8位)
・Volcan(暗殺者/オンライン予選11位)

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 このうちThere、Ayn、NicoJean、ぉ式と、シーズン1決勝で惜しくも敗れた選手が半数を占めており、敗北の悔しさをバネにした執念に期待が高まる。シーズン1決勝で、体力6割以上をあっという間に奪い去る連撃が猛威を振るい、決勝戦も同クラス同士の戦いとなった“滅砕士”を使う選手がひとりもおらず、逆にシーズン1決勝にはひとりもいなかった、最新クラス“双舞士”使いがふたりいるという、おもしろい組み合わせとなった。

 双舞士は、8月14日まで開催されていた韓国でのトーナメント優勝者が使用するなど、要注目のクラスでもある。しかも前年には邪術士で国内頂点に立ったQliphothX氏(今回はSephilothX名義で参戦)が、最近アップデートで大きな修正が入った邪術士ではなく双舞士でここまで勝ち上がっており、さらに注目が集まった。

準決勝までも波乱と激戦の連続! 選手たちの進化が光る

 まずは準決勝までの4試合の模様をダイジェストでお届けしていこう。

 第1試合、さっそく注目のSephilothX(双舞士)とThere(魔道士)の対戦では、これまでのSephilothXとの対戦成績では負け越しているものの最近勝ち始めているというThere選手が、2本ストレート先取でいきなり前年覇者を倒す快挙を達成。
 今回から、キーボードとマウスの持ち込み可になったことも多少は影響したかも知れないが、それ以上にThereの丁寧な気絶コンボへの流れが見事だった。緊張がほとんど感じられなかったのは、シーズン1決勝を経て場慣れしたためだろうか。

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▲双舞士の研究はあまり進んでいないので対策に不安がある選手も多い中、自分の最適解をそつなく押し付け続けることができたThere。初戦のプレッシャーも感じさせない完璧な動きだった。

 第2試合のAyn(リン剣術士)と月帆(暗殺者)、第4試合のぉ式(リン剣術士)とVolcan(暗殺者)の試合は、同じリン剣術士対暗殺者の対戦となった。いずれも距離を取り、位置を一瞬で変えるスキルや拘束時間が長いコンボなどで主力スキルのクールタイムを稼ぐ慎重な戦いかたをこなした暗殺者側を、チャンスを逃さず爆発力のあるコンボで一気に体力を奪うリン剣術士側が、苛烈な攻めで封じ込めて勝利した。

 同じリン剣術士でも、Aynとぉ式のスタイルは少し違った。Aynは堅実に攻めて相手がスキルを使いにくい状況に追い込んでいくスタイル。一方のぉ式は、クータイムは長いがダウンやグロッキーなどの行動不能状態から回復できる“脱出”系のスキルを惜しみなく使い、クールタイムの間もしっかり攻めて相手に主導権を握らせないスタイル。比武で人気が高く、研究され続けてきたリン剣術士ならではの多様性を見せてくれた。

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▲Ayn、ぉ式ともに、“雷光閃”などのコンボの起点となるスキルをここぞというところで決め、ダメージレースで相手を圧倒。2本先取のストレート勝ちを決めた。

 第3試合はNicoJean(召喚士)とIceAqua(双舞士)の対戦。お供として戦うネコが相手を押さえこんだところにコンボを叩き込む召喚士を使いつつも、遠距離攻撃スキル“ひまわり”の命中精度と各種状態異常スキルの連携も見事に決めるNicoJeanが、2本先取で勝利。
 遠距離主体の召喚士と、遠近ともに戦えるオールラウンダーの双舞士との戦いは、お互い慎重な立ち回りが続いた。一定回数の敵の攻撃を無効化する、比武では脱出スキル並みに重要な“抵抗”スキルのクールタイムがやや長い双舞士の弱点を逃さず突いた、NicoJeanの的確な攻めが印象的だった。

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▲抵抗スキルがなく攻撃を止められない数瞬をしっかり突いて、一気に体力を奪ったNicoJean。対策を練る期間が短かったはずの対双舞士戦の立ち回りを、危なげなく仕上げていた。

準決勝と3位決定戦は、研究と対策のぶつかり合い!

 こうして準決勝に進出した4名は、奇しくもシーズン1決勝に残りながらも敗退した4名となった。やはりシーズン1での経験や、敗退の悔しさが躍進の原動力となったのだろうか。

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 準決勝第1試合は、There(魔道士)とAyn(リン剣術士)の対戦。Thereはリン剣術士の攻防の起点となる強力な回転攻撃スキルを短時間使用できなくさせる“凍結眠拳”を要所で当てつつ、リン剣術士の強力なコンボを阻害する“凍傷”&“凍結”の状態異常を駆使してペースを握った。しかし、これらをいなし続け、少ないチャンスにしっかりとコンボを決めたAynが、まずは1本先取。
 2試合目も1試合目と同様に、ThereはAynの動きを封じにかかった。だが、Aynは脱出スキルを使った状態でも拘束時間が長い“吸功”をしっかり当ててクールタイムの時間を稼ぐなど、堅実な試合運びで徐々にペースを取り返し、“雷光閃”からのコンボで体力を奪って勝利。決勝戦へと駒を進めた。

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▲リン剣術士の爆発力を凍結系スキルで奪う立ち回りが見事に完成していたThere。だが、それを耐え切ってスキルのクールタイム管理をしっかりとこなし、一瞬のチャンスに最大火力を叩き込むAynの戦いかたが上回った。

 準決勝第2試合は、NicoJean(召喚士)とぉ式(リン剣術士)の対戦。両選手ともに、前の試合では攻めの爆発力が際立っていた。この試合も火力のぶつけ合いとなり、あっという間にお互いの体力が減る激戦に。召喚士は体力の回復能力が高く、リン剣術士の爆発力がそれを上回れるかどうかが、この対戦カードの勝敗の鍵だ。
 1本目は回復能力を背景にしつつ、ひまわりを遠距離から的確に当てる狙撃能力の高さで、NicoJeanが勝利。続く2本目では、長期戦になることを見越してダメージを奪いつつもクールタイムの時間を稼ぐなど、ぉ式側もうまく対策を立てた。だが、各種状態異常スキルを順序よく使い、脱出スキルを使わせて追い詰めるNicoJeanが続けて勝利し、決勝戦に進出した。

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▲50%前後まで減った体力がふと気付くと100%まで回復している。ここまで回復できるのは、体力やクールタイムの管理が徹底しているからこそ。

 3位決定戦は、There(魔道士)とぉ式(リン剣術士)の対戦となった。なお、3位決定戦と決勝戦では、これまでの2本先取ではなく3本先取で勝利となる。
 お互いに時間稼ぎに有効な“吸功”を持つクラスではあるが、脱出スキルの数で勝るリン剣術士を遣うぉ式がその強みも生かしつつ、接戦を制して2本先取。ぉ式はスキルを封じられる前に果敢に攻めつつ、チャンスのときにはしっかり雷光閃が使用可能になっているという、クールタイムの扱いの巧みさを改めて見せてくれた。
 だが、3本目と4本目では、お互いに初手に使うスキルを変えるなど、揺さぶりをかけあう展開に。ぉ式は強烈な火球が降り注ぐ“流星地”をカウンター気味に当ててワンコンボで削れる範囲まで相手の体力を減らし、さらに凍結対策として“護衛刃”を活用した。ここで光ったのがThereの立ち回りだ。ぉ式の猛攻にスキルの無敵時間を合わせて無駄撃ちに終わらせるなど、対策を強めたThereが勝利し、2本取り返す。

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▲4本目は時間切れとなり、与えたダメージ総量で勝敗が判定された。終了直前に流星地を強引に当ててダメージを稼いだThereが僅差で勝利という、かなりの接戦に。

 最後の5本目。Thereはいきなり“吹雪”からのコンボを決めたり、強力な“五連斬”をうまくいなしたりと完璧な立ち回りを見せた。だが、序盤に脱出スキルを温存してコンボを最後まで食らってしまった影響もあってか、ぉ式が雷光閃を決めてギリギリのダメージレースを制した。対策や脱出スキルなどの読み合いが極まった、息を飲む試合だった。

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▲全5戦の長丁場は、大技をギリギリですり抜けるように雷光閃を決めて、ぉ式が勝利。3位に入賞し、最終決勝大会への進出をいち早く決めた。

決勝戦にまさかの展開、ここにきて新戦法!?

 ついに迎えた決勝戦はNicoJean(召喚士)とAyn(リン剣術士)の対決。試合前には「前回の悔しさをバネにがんばります」というAynのコメントに対し、NicoJeanが「全部言われました」と返すなど、和やかなシーンも。対応力や応用力に優れたAynと、さまざまな攻め手を持つNicoJeanの対戦ということもあり、緊張感が漂う中での試合開始となった。

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▲「みんなが見て楽しめる戦いをしたい」とコメントするなど、試合前はなかなか打ち解けていたNicoJean(左写真、左)とAyn(左写真、右)。いざ試合直前となると真剣な面持ちに。

 1本目が始まった途端、解説陣から驚きの声が上がった。これまでにも紹介したように、脱出スキルは非常に重要なカードだ。そのカードがわずかに多いのが、Aynが操るリン剣術士の強み。Aynはスキルビルドを決勝戦で変え、脱出スキルとして有用な“御剣放出”の派生先を別のものにしてきた。つまり、重要な脱出スキルをひとつ捨ててきたのだ。

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▲1本目はひまわりの狙撃で体力の40%以上を奪ってNicoJeanが先取。だが、試合後に「こんな戦いかた初めて!」ともらすなど、動揺が見られた。

 一見、あまりにリスキーな選択だが、これには理由がある。キーは召喚士が呼び出すお供のネコだ。ネコは召喚士本体とは別に行動できるため、強力なコンボを決めても途中で邪魔されてしまう。

 Aynはネコ対策として脱出スキルをひとつ捨て、ネコの行動を阻害できる選択肢を増やしたわけだ。リスクは大きいが、堅実に立ち回るAynならリスク以上のリターンが期待できる。まさにハイリスクハイリターン。

 この選択と、気絶などを与えてネコを封じる戦法がうまく決まり、2本目はAynが判定勝ち。NicoJeanは御剣放出にも対応したものの、Aynの徹底したネコ対策により押さえ込みにも行けず、ダメージレースで追いつくことができなかった。

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▲ネコに阻害されないぶん、雷光閃などからの高威力コンボを決めることで、ダメージ量で勝てたAyn。これまでにない対召喚士の戦いかたを、決勝戦の土壇場で見事に見せてくれた。

 流れはAynに傾いたように見えたが、NicoJeanは脱出スキルをひとつ少ない点を見逃さなかった。3本目では脱出や抵抗スキルなど守りのカードを使ったところを見計らい、ひまわりや状態異常スキルで果敢に攻め込む。防御スキルも巧みに使ってAyn側の攻めをいなし、ついにネコによる押さえ込みと集中砲火という最大火力コンボを決めて勝利。
 さらに4本目も、序盤から一瞬のチャンスを逃さなかった。Aynが思わず「マジか!」、「うまいわ!」などと叫んでしまうなど、見事な攻めを展開。新戦法にも即座に対応した見事な立ち回りで、NicoJeanがシーズン2優勝を決めた。

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▲Aynも思わず称賛したように、NicoJeanの対応力と攻撃能力は抜きん出ていた。

激戦も、アップデートも、これからまだまだ続く!

 最終決勝へと進出を決めたぉ式、Ayn、NicoJeanの3名には、全試合終了後の表彰式にて、『ブレイドアンドソウル』日本運営プロデューサー・三浦周氏から賞品が授与された。

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▲協賛会社各社より、3位のぉ式にはRAZER周辺機器セット、2位のAynにはBENQ液晶ディスプレイ XL2430T、1位のNicoJeanにはDXRACER製ゲーミングチェアが贈られた。
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▲優勝者インタビューでは、「決勝で滅砕士が当たる前に消えてくれれば……」などと弱気(?)なコメントもしつつ、「きつい相手の対策もしっかりしてきます」と締めてくれたNicoJean。召喚士に興味を持ったというみゃこさんに「手取り足取り教えます!」と応えるなど、頼もしい余裕も見せてくれた。

 さらに三浦周氏からは、最新の『ブレイドアンドソウル』アップデート情報が発表された。注目すべきは、追加されたばかりのインスタンスダンジョン“漆黒の楼閣”に、さらなる深部が追加され、3体のボスが配置されるという情報。どのような強敵なのか、気になるところだ。

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▲左右の2体が追加される深部の道中に出現するボスで、中央の敵が大ボスになるとのこと。
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▲上級装備の進化ツリーが追加されたり、“魔族の巣窟”のボスの出現時間周期、デイリーチャレンジの構成などが修正されたりと、うれしいアップデートも。野球のユニフォームらしき衣装のほか、ユニーク衣装も鋭意準備中とのこと!

 さらにシーズン2最終決勝に進出する、残り2名の選手の選出方法も三浦プロデューサーから発表された。1枠目は全国ネットカフェなどでのトーナメントを勝ち上がった1名、2枠目はオンラインでの戦いとなり、これがラストチャンスになるとのこと。詳しい日程などは後日、公式HPなどで発信予定だ。

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▲「シーズン1では負けてしまった選手たちの、プライドをかけた熱い戦いを見せてもらいました」と大会を締めくくった三浦プロデューサー。あと2名分の枠をめぐり、熱戦はまだまだ終わらない。

 シーズン1の終了から1ヵ月ほどの短期間でありながら、さらに進化した戦いを見ることができたシーズン2決勝大会。最後に、最終決勝に挑戦する上位3名の意気込みコメントを紹介する。
 彼ら3人がさらに進化した比武を見せてくれること間違いなしの、秋に控える最終決勝大会まで、さらなる『ブレイドアンドソウル』の盛り上がりに期待していただきたい。

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▲左から、Ayn、NicoJean、ぉ式の3選手。秋のジャパンチャンピオンシップ最終決勝参加者の8名の中へと、この3名が新たに加わった。

◆シーズン2決勝 1位:NicoJean
「つぎも! 優勝! できるように!! これからの練習をがんばっていきたいと思います!」

◆シーズン2決勝 2位:Ayn
「2位という結果で負けてしまいましたけど、決勝には進出できたので、シーズン1で進出したガチムチお兄さん選手たちなどへの対策をもっと考えて、全体に息吹くような形で練習していきたいと思います」

◆シーズン2決勝 3位:ぉ式
「本選に出ることが決まっているほかの5人の方は、自分より格上ばかりだと思っていますので、自分も弱いなら弱いなりにスキを突いて勝てればと思います」

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▲大会終了後、さっそく選手たちが決勝での新戦法について談義を始めていたのがじつに頼もしい。日本最強に向けて歩を進めた3名のみならず、全選手の今後の躍進にも期待したい!