おなじみの出演者&プレイヤーが大阪に集結!
2016年8月27日、ゲームオンが運営するPC用MMORPG『TERA :The Exiled Realm of Arborea』(以下、TERA)のオフラインイベント“5周年アニバーサリーパーティーin大阪”が開催された。
これは2016年8月18日にサービス開始5周年を達成したことを記念して実施され、150名ほどのプレイヤーを招待。トークショーや参加者同士の交流で盛り上がり、公式生放送“テラライブ!~Vol.18~”も配信された。
“テラライブ!”は、『TERA』のアップデート情報の紹介や視聴者との協力プレイなど、本作にまつわるさまざまな企画を実施する情報番組で、今回で18回目を迎えた。司会進行を務める山下まみさんに加え、アシスタントの荒木奈々さん、『TERA』日本運営プロデューサー野田真央氏、前プロデューサーの中川敬順氏、ゲストのコットン太郎氏という、バラエティー豊かな面々の自己紹介からスタート。
急きょ参加が決定したというコットン太郎氏は、プレイヤーのみなさんと同じように一般応募したが落選。運営側の計らいで出席することができたという。
最初に、開発元のキーマンであるイ・ヒス氏からの5周年の記念メッセージが流された。今回のオフラインイベントに参加できなかったことを悔みつつ、これからも日本のプレイヤーたちと積極的に交流し、さらに『TERA』を盛り上げていきたいと語った。
その後、山下さんが今回のイベントの流れを紹介。具体的な内容は以下の通りだ。
・統合サーバーの名称アンケート
・ポイントアタック“邪悪なオルカの神殿”対決!
・下半期ロードマップ解説
接戦になった統合サーバー名決定アンケート
『TERA』では2016年8月31日にサーバー統合を予定している。統合後のサーバー名を民意(ニコニコ生放送の投票機能)で決定するため、6つの候補が挙げられた。 候補名はすべて『TERA』のストーリーに登場する神の名前だ。それぞれの神の画像を交えながら、野田氏による簡単な説明がされた。
野田氏が不手際の謝罪をするかと思われたが、口を開いたのはコットン太郎氏。山下まみさんの言葉を復唱する形で、大真面目にぎこちない謝罪をこなす彼の姿に、会場からは笑いが漏れていた。
アンケートの結果は、エリーヌが27.5%の支持を得て堂々の1位を獲得。20%代が4つも出る接戦を制して、統合サーバー名は見事にエリーヌに決定した。
ギリギリの“ポイントアタック”対決!
続いてのコーナーは“ポイントアタック”対決。複数人の仲間とともにダンジョンに挑み、クリアー時に表示されるポイントの合計で優劣を競うというものだ。あらかじめポイントアタックを行ってGM側が叩き出した記録に、来場者で結成したチームが挑戦した。
GM側のスコアは42980。これを越えることができれば、特典として2016年8月31日から2016年9月7日までの1週間にさまざまなイベント開催予定。ちなみに、GM側が出した記録は、腕前的には平均くらいらしい。参加希望者は会場に設置されたノートPCで挑戦。いつものPCと違うというハンデを乗り越えて、GMの記録を超えることができるだろうか。
かなりやり込まれている人が多いのか、道中の敵との戦闘はかなりスムーズに展開。つぎつぎと敵をさばいていき、最後に待ち受ける敵“オルカ”との戦いに臨む。
即死級の攻撃技を持つオルカとの戦いでは、メンバーのうち何人かがピンチに陥る場面がありつつも、見事に撃破。ポイントアタックを完遂した。最終スコアは43230で、GM側の42980を250という僅差で上回って勝利!
この結果を受けて、野田氏はダンジョンドロップ率、強化確率(装備強化/名品化)を1.5倍に、毎日もらえるログイン無料ガチャコインの量を2枚にすると決定。しかし、倍率が思いのほか低かったのか、来場者の反応は薄めだった。
これに対して、野田氏はダーツ勝負を提案(会場に元々ダーツの施設があった)。自分と来場者のうち代表者ひとりがダーツで勝負し、自分が負ければさらに倍率を引き上げると宣言した。結果、ダーツ経験者のプレイヤーが圧勝。ダブルブル(的の中央に当てること)などで高得点を連発し、力の差を見せつけた。
結果、ダンジョンドロップ率は3倍(高難度のダンジョン“ギルリアンの森”のみ2.5倍)、強化確率は2倍で、ログインガチャコインは毎日5枚となった。
数々のコンテンツが明らかになったロードマップ解説
効果の大幅な倍率上昇で興奮の冷めやらぬ中、引き続き野田氏が今度は2016年9月以降に予定しているコンテンツを解説。
ひとつ目はギルド対戦“ヴェリカ都市攻防戦”の追加。毎週末に開催される予定で、自分のギルドの基地を守りながら、敵ギルドの基地を破壊すれば勝利となる。対戦中は特別なモンスターが出現するらしく、討伐すれば強力な報酬が手に入るようだ。
つぎに発表されたのは、ギルド成長要素。ギルドメンバーがギルドクエストをクリアーすると、ギルド専用の資金と経験値を獲得できる。経験値を消費し、メンバーの各種基本能力を強化するギルドスキルが習得可能とのことで、ギルド戦などで大きな助けになるだろう。なお、ギルド関連のコンテンツは9月の実装を予定している。
3つ目は、クラス“ソーサラー”のスキルリニューアル。攻撃速度を上昇させるアクティブスキル“ヘイストコントラクト”が、パッシブスキルに変更となった。これにより常時発動状態になる。なお、攻撃速度を15秒間アップさせる、旧ヘイストコントラクトと同様の効果を持ったアクティブスキル“マナアクセラレーション”を追加する予定で、ヘイストコントラクトと合わせた戦いを堪能してほしいと野田氏は語っていた。
さらに新たなスキルも登場予定。上の動画では、マナアクセラレーションの発動前と後では、使用した新スキルの攻撃方法が変化したのが見て取れる。攻撃速度上昇に加えて、攻撃そのものの強化。戦いの幅も広がりそうだ。実装予定は2016年10月になるとのこと。
30人で戦う巨大ボスレイドがお披露目
その後、野田氏の「(2016)年内に実装したいと思っている、こちらのコンテンツをどうぞ!」という声をともに動画が再生。巨大な体躯を持つドラゴンと、それに立ち向かうプレイヤーの姿が映し出された。
コンテンツ名は、巨大ボスレイド“ベルゴス”。30人という大人数で戦うレイドバトルとなっており、中川氏曰く「これのためにサーバーを統合したと言っても過言ではない」らしい。段階が用意されており、自分の腕前によってはつぎの段階へ行かずに途中でやめることもできるようなので、初級者から上級者まで幅広く楽しめそうだ。実装時期は年内を想定しているらしい。
最後に、出演者の方々がそれぞれ5周年まで続いたことの感謝を始めさまざまなコメントをし、18回目の“テラライブ!”は終了。出演者側は積極的に来場者とのコミュニケーションを図る光景が目立ち、来場者と出演者という区切りはあまり感じさせないような、和気あいあいとした雰囲気を強く感じた。5周年という長い年月を駆け抜けた『TERA』がどのような展開を見せるのか、今後も期待だ。