日産・シルビアが手にはいるチャレンジモード”Forzathon”も発表
ドイツ・ケルンにて、現地時間2016年8月17日から21日まで開催されている欧州最大級のゲームイベントgamescom 2016。同イベントのマイクロソフトブースで行われた、『Forza Horizon 3』のプレゼンテーションをリポート。解説はPlayground Gamesのクリエイティブ・ディレクター、Ralph Fulton氏だ。
まずFulton氏は、本作には3つの柱があると述べる。ひとつは、『Forza』シリーズの中でもっとも美しいゲームであるとし、その理由にはオーストラリアの広大で多様なロケーションがあるためだとか。今回のプレゼンテーションでは、初公開となるふたつのエリアがお披露目された。
ふたつ目は、プレイヤーが主導権をもつゲームであること。3つ目は、これまででもっともソーシャルなレーシングゲームであるということだ。以上の3つを述べ、さっそく実機を使っての解説が始まった。
本作の舞台はオーストラリア。実機プレイでは「もっともオーストラリアらしい」環境のマップでプレイされ、映し出されているもの(ゲーム内に収録されているマップ)は、すべて実際にロケで調査をし、オープンワールドマップに落とし込んだもの。ゲーム内に広がる広大な空は、昨年の夏にカスタムビルドの12K HDRカメラを持参してあらゆる空の様子を記録したとのこと。そのデータをゲームに取り込み、素晴らしい空を作り出しているのだ。もちろん空は常に変化しており、Fulton氏は「ビデオゲームの空の中でもっとも美しい空だと思う」とアピールした。
すでに発表されているが、本作では“Horizonブループリント”と呼ばれるシステムを搭載している。これは、プレイヤーがすべての主導権を握り、フェスティバルの場所、フェスティバルで演奏される音楽、そして自分がやりたいゲームプレイを決めることが可能になる。ブループリントでは、まずフェスティバルの気候、時間を決めて、イベントの名前をつける。そしてこのブループリントを公開すると、自動的にフェスティバルがフレンドのゲーム内リストに入る仕組みだ。さらに、フレンドとレースで勝負して勝つと、フレンドのドライバターをフェスティバルで4人まで雇うことができる。
続いて、初公開となる、オーストラリアのゴールドコーストにあるリゾート都市、サーフェス・パラダイスがお披露目された。『Forza Horizon』では初めて高層ビルが立ち並ぶモダンな都市でもある。ほかのエリアとはビジュアルが違うだけでなく、ドライブした時の感覚が異なる、シティストリートでのレーシングが楽しめるとのこと。また実機プレイ中、天候が変わり雨が降るのを確認。オーストラリアは雨が降らないと思われがちだがそれは誤解で、『Forza Horizon 3』では空に合わせ天候も変化していく。天候の変化はビジュアルだけでなく、ドライブ経験も変わるようになっているそうだ。
最後に、ローンチしてから将来に向けてゲームとプレイヤーをさまざまな形でサポートしていくとし、と呼んでいる。ほぼ毎週新しいチャレンジに挑戦できる”Forzathon”が公開された。10月には4つのチャレンジが用意され、1週間にわたるものもあれば1日のものもあるとのこと。賞品としてこれまでドライブできなかった、日産・シルビア など素晴らしい車が用意されており、獲得すればもちろんオークションで売って大きな利益を得ることも可能だそうだ。