最新ビルドをプレイしてきた
ドイツ・ケルンにて、現地時間2016年8月17日から21日まで開催されている欧州最大級のゲームイベントgamescom 2016。同イベントにて、ユービーアイソフト モントリオールスタジオがPS4/Xbox One/PC向けに開発している『フォーオナー』(英題:For Honor)のマルチプレイを体験してきた。本作は、3人称視点で描かれる“Melee Combat”アクションゲーム。ちなみに“Melee”とは混戦を意味する言葉。今回は、プレイ動画とともに紹介しよう。
マルチプレイは、騎士、バイキング、サムライから好きな勢力を選び、4対4のチーム戦を行うというもの。勝敗のカギを握るのは、それぞれのチームに設定されたポイントだ。敵プレイヤーを倒すか、マップにあるA、B、Cの陣地を奪うと、自チームにポイントが加算される。1000ポイントを取られたチームのメンバーは、ポイントが1000を下回らない限りはリスポーン(復活)できなくなってしまう。敵のリスポーンをすべて阻止(最後のひとりを倒す)できたら勝利となるのだ。しかし、敵に自チームの陣地を取られると、今度は100ポイントが奪われる。この1000ポイントのラインをお互いがどれだけ維持できるのかが、重要となる。まずは動画を確認してほしい。
今回のデモプレイでは、サムライと騎士を遊んでみることに(動画はなぜか騎士しか撮れなかった。本当に申し訳ない)。
マッチが開始されると、大勢の自軍兵士(NPC)とともに拠点へ進行する。もちもん敵側も大勢で進行してくるので、最初は乱戦状態に。敵のプレイヤーキャラクターもNPCとともに進軍してきたので、いざお手合わせだ。
戦闘システムは、上、右、左の方向で構えの姿勢向けることができ、敵斬りかかってくる方向に構えの方向を合わせることでガードができる。相手の隙をついたり、強攻撃をうまく当てることでガードをはじき返して怯ませることが可能。怯ませたらそのままラッシュをかけていくという感じだ。武器を構えたままジリジリとにじり寄る1対1の対戦は、まさに手に汗握る戦い。敵の攻撃方向に合わせ瞬時にガード方向を合わせるのもなかなか難しくて、隙をついて重量感バツグンの一撃を入れれたときは爽快だ。
着々と敵プレイヤーを倒していると、自分がいるA以外の陣地が敵の手に落ちていることに気がついた筆者。Cの陣地へ急いで向かうと、バイキングが待ち構えており、タックルされ、かなりのピンチに。(各勢力の固有アクションもどうやらある模様)。そのまま敵プレイヤーのサムライとバイキングにボコボコにされ、最後は華麗にフィニッシュムーブをキメられ、殺されてしまった。
極限まで研ぎ澄まされた戦闘は、いままでアクションゲームでは感じたことのない新体験で、がっちり心を奪われてしまった筆者。なお欧米では、9月15日より、クローズドアルファが実施予定とのこと。
本作が気になる人は、日本でのβテスト実施を期待しつつ、本作のプロデューサーStephane Cardin氏が解説するマルチプレイヤーとヒーローの役割について、予習でもしておいてはいかがだろうか?