いち早くオープン・ベータ版をプレイ
2016年8月17日~21日(現地時間)ドイツ・ケルンにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2016が開催。EAブースで、『バトルフィールド 1』のコンクエスト(64人対戦)とラッシュ(オブジェクトルール)をプレイしてきたので、リポートをお届けする。遊べたマップはどちらもシナイ砂漠だ。
コンクエスト
モードはシリーズでお馴染みの“コンクエスト”。オスマン帝国軍 VS イギリス軍に分かれ、64人対戦をプレイできた。シリーズ同様、マップはかなりの広さで一部拠点の周りは家などの建物がある。余談だが、建物の窓は木窓になっており、Eキーで開閉が可能。狙撃ポイントとして活用できそうだ。
本作では突撃兵、看護兵、援護兵、偵察兵が通常で選べるが、シナイ砂漠では馬に乗ることで“騎兵”が登場する。戦車や航空機を駆使するイギリス軍に対し、騎兵を持つオスマン帝国。近代兵器と古代兵器がぶつかり合う様は、なんだかロマンがあってかっこいい。
騎兵として出撃することができた筆者がまず操作をして感じたのが、やはりほかのビークルと違って、馬は馬として生きているということ。戦車や航空機はプレイヤーの思いのままにコントロールできるが、馬は障害物によってはギャロップしたり行くことを拒否したりと、馬そのものの自律行動を強く体感することができた。ある意味これはこれでとても面白いし、シリーズプレイヤーなら騎兵でどうやって立ち回るか、研究対象になりそうだ。筆者も早くやりこみたいです……。
騎兵は単発のライフルを持つが、命中させるのはなかなか難しい。目立ちやすく“恰好の的”になりかねないので、猛スピードで敵陣に突っ込んで、サーベルで斬りつけていくか、踏み倒してしまうのが良さそう。PVのように騎兵隊として突撃できるのかは不明だが、分隊メンバー全員で騎兵になって敵陣に切り込んでいくのはとても楽しそう! マップに馬が何匹出現するのかは不明だが、今回のビルドでは3匹ほど確認できた。
またプレイ中は気が付かなかったが、騎兵はグレネードを使った対ビークル戦闘でも力を発揮するとのこと。足の遅い車両の周囲を走り回りながら、爆発物を投げて妨害・撃破することも可能だ。そのほかにも、機動性のある一種の補給拠点としての役割もあり、鞍袋から味方に弾薬や包帯を配るといった高スピードで動く補給ポイントとしても活躍できる。
プレイ中盤あたりになると、自軍に装甲列車が出現。いわゆる、以前のEA PLAYで公開されたベヒモス”巨大飛行船”に該当するもので、劣勢の軍のほうに自動的に出現し、逆転のチャンスを与えてくれるというものだ。これにも乗ることができた筆者は、よく分からないままに敵陣にめがけて大砲を発射しまくっておいた。建物も一発で破壊する高火力で、かなりの強みになりそうだ。
また、ダイナミックウェザーと呼ばれるシステムによる砂嵐も確認できた。筆者はこの砂嵐を利用して、装甲列車から降りて敵が確保している拠点へ。視界が悪くなっているので敵に気がつかれずに接近でき、難なくキルをいただくことができた。このベヒモスの出現とダイナミックウェザーシステムによって、一気に戦況が覆ることもあるので、両者ともに最後の最後まで気が抜けない戦いになりそうだ。
ラッシュ
さて、会期2日目にはEA game villageが行われ、ラッシュモードがプレイできた。
マップは同じくシナイ砂漠。オスマン帝国 VS イギリス軍で、筆者のオスマン帝国が防衛側だ。このモードでは騎兵は確認できたなかったのだが、イギリス軍が戦車を有する代わりに、オスマン帝国はマップに置かれているピックアップウェポンを取ることでエリート兵になれた。前作『4』ではバレットM82をピックアップしても、兵科に変化はなかったが、今作では拾った瞬間にエリート兵になれる模様。筆者がピックアップできたのは警戒兵で、厚い装甲をまとっており、高連射の水冷マシンガンを装備した高火力の兵士だ。敵の射撃もある程度耐えれるようで、1対1の撃ち合いになってもまったく負ける気がしなかった。ただし警戒兵はガスマスクを装備しておらず、ガスグレネードであえなく殺されてしまう結果に。もしエリート兵と鉢合わせにしてしまっても、相手の弱点を知っていれば対処は可能ということだ。
今回リポートしたモードとマップは、8月31日に実施予定のオープンベータ版でプレイ可能とのこと。ぜひシリーズプレイヤーも新規プレイヤーも参戦してほしい。