オンラインショップを通じて商品販売を実現

 バンダイナムコエンターテインメントは、2016年7月29日、中国・アリババピクチャーズグループの娯楽宝と『パックマン』の商品化権を許諾する契約を締結。同日、中国・上海にて開催されたゲームイベント“China Joy 2016”内で、発表会が行われた。

 以下、リリースより。


バンダイナムコが『パックマン』の商品化権をアリババピクチャーズグループに許諾、中国で商品展開がスタート_01
▲アリババピクチャーズ副CEO、娯楽宝GMの俞巍氏(写真左)とバンダイナムコエンターテインメント執行役員メディア室室長、田中快(写真右)

 今回の許諾は、アリババピクチャーズグループの娯楽宝に対し、バンダイナムコエンターテインメントが保有するクラシックゲームIP「PAC-MAN」のキャラクター商品を中国を中心に他マカオ、香港、台湾のオンラインショップ向けに開発、製造、販売することを許諾するものです。今後、娯楽宝は「PAC-MAN」にとって最適な商品開発、販売方法を検討し、ハイクオリティなデザインチームや製造会社を起用、様々な専門技術を用いて、Taobao、T-Mall、juhuasuanなどのアリババグループのオンラインショップを通じて「PAC-MAN」の商品販売を実現していく予定です。

 「PAC-MAN」は1980年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が発売したアーケードゲームです。同年10月にアメリカに進出し、「パックマンフィーバー」といわれる空前のブームになりました。2005年には、「最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されました。また2015年にはソニーピクチャーズによる映画「PIXELS」に登場しました。

バンダイナムコが『パックマン』の商品化権をアリババピクチャーズグループに許諾、中国で商品展開がスタート_02
▲クラシックゲーム「PAC-MAN」のスクリーンショット

 バンダイナムコエンターテインメントの田中快(執行役員メディア室室長)は発表会において、「世界中で活躍する『PAC-MAN』ですが、この度、中国市場でも新たな展開を行うことになりました。今回のアリババピクチャーズグループの娯楽宝への商品化権の許諾によって、ともに『PAC-MAN』のキャラクター商品の展開を進めていきます」と発表しました。

 また、続いて発表会に登壇したアリババピクチャーズの副CEO、娯楽宝GMの俞巍氏は、「娯楽宝はアリババピクチャーズの重要なオンラインマーケットの一つです。その優秀なサービス能力と膨大なる流通量は、常に娯楽宝を最強にする一番の要因です。『PAC-MAN』に対して、アリババグループのビッグデータから出発し、デザイン、製造過程、様々な販売チャネルなどの専門技術を提供し、アパレルからデジタル製品、ジュエリー、アクセサリー、食品まで、様々なカテゴリーの商品を提供します。そして両社の協力により、より多くの中国のファンに『PAC-MAN』の素晴らしい商品を提供できるよう願っています。」と発表しました。

 「PAC-MAN」の中国での新しい商品展開にご期待ください。