オープニングセレモニーの模様もリポート
スクウェア・エニックスの『サガ』シリーズと佐賀県のコラボレーション企画“ロマンシング佐賀3”が、佐賀県にてスタートした。3度目のコラボとなる今回は、佐賀県の複数のエリアで数々の企画が実施される。
本記事では、佐賀市エリアで行われている企画をリポート。また、2016年7月30日に行われた、“キングダム展”と“ロマンシング佐賀展”のオープニングセレモニーの模様も併せてお届けする。
佐賀県立美術館
佐賀県立美術館では、2016年7月30日から9月4日まで、『サガ』シリーズの原画を中心に展示する“ロマンシング佐賀展”を開催。原画の数は70点以上。これほどの数の『サガ』シリーズの原画が揃うのは初の機会だ。
開催初日となる7月30日には、同日にスタートする“キングダム展 in 佐賀”との合同オープニングセレモニーが行われ、佐賀県知事の山口祥義氏、『キングダム』の作者である漫画家の原泰久氏、『サガ』シリーズの生みの親であるスクウェア・エニックスの河津秋敏氏、『サガ』シリーズのイラストを手掛けるイラストレーター小林智美氏が参加。また、『キングダム』好きとして知られる芸人のケンドーコバヤシさんも登壇した。
佐賀県基山町の出身である原氏は、『キングダム』にとって初めての大きな展覧会を故郷で開催できること、また長い歴史を持つ『サガ』シリーズと同時に開催できることがうれしい、とコメント。また、『キングダム』の絵が拡大され、大きなパネルになって飾られることに当初は不安もあったそうだが、ふだんから“奥行きを感じられるように”と細かく描き込んできたことが活きて、(大きなパネルで見ても)遜色のないものになり、見応えがあるものになったとも語った。
小林氏は、アナログで描き続けているイラストレーターのひとり。世界に1枚しかない絵のタッチを感じてほしい、と来場者に語った。また、今回展示されている絵の中でも新しい1枚、新作『サガ スカーレット グレイス』の神を描いた“光焔万丈”についても触れ、佐賀県の人々やファンとのご縁が“光焔万丈”(炎が長く燃え上がること)であるように――というメッセージを贈った。
オープニングセレモニーは、各ゲストのあいさつの後、テープカットを行って終了し、原画展がスタートした。なお、オープン時(10時15分)の時点で380人が来場していたそうだ。
ロマンシング佐賀展の見どころは、前述の通り、70を超える原画の数々。また、コラボ第1弾“ロマンシング佐賀”の際に作られた有田焼の品々も展示されている。
また、“ロマンシング佐賀3”では、デジタル&アナログのスタンプラリーが行われており、佐賀県立美術館はチェックポイントとなっている。デジタルでのスタンプラリーを制覇すると壁紙が、アナログでのスタンプラリーを制覇するとステッカーがもらえるので、チャレンジしてみよう。