発売は12月1日に!

 本日2016年7月19日、東京・恵比寿アクトスクエアにて、『GRAVITY DAZE 』シリーズの最新作となるプレイステーション4用ソフト『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』(以下、『GRAVITY DAZE 2』)(発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA))の発表会が開催された。

 本作は、重力を自在にあやつる“重力使い”の少女キトゥンの活躍を描くシリーズの最新作。今回の発表会では、発売日の発表と、ディレクターである外山圭一郎氏のデモプレイによるゲーム紹介などが実施された。その模様をリポートする。

新要素初公開のデモプレイからスペシャルミニライブまで! 『GRAVITY DAZE 2』発表会リポート_01
新要素初公開のデモプレイからスペシャルミニライブまで! 『GRAVITY DAZE 2』発表会リポート_02
新要素初公開のデモプレイからスペシャルミニライブまで! 『GRAVITY DAZE 2』発表会リポート_03
▲ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア プレジデント 盛田厚氏

 まず初めに、SIEJA プレジデントの盛田厚氏が登壇。本作の発売日が2016年12月1日に決定したことを発表するとともに、先日アメリカで開催されたE3でも、海外メディアから好評を得たとアピール。また、本作は男性ユーザーだけでなく、女性ユーザーの皆さんにも遊んでほしいと強調し、「かわいらしい主人公のキトゥンは、男性向けのキャラクターかと思われますが、ぜひ女性のみなさんにもプレイしてほしい。キトゥンは天真爛漫で強く、優しい心を持ったキャラクターで、だれもが好きになる愛すべきキャラクターです」と述べた。

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▲『GRAVITY DAZE 2』ディレクター 外山圭一郎氏

 続いて、ディレクターを務める外山圭一郎氏が登壇。外山氏は、「前作からプラットフォームを移行して規模もかなり大きくなり、プレイステーション4用タイトルとしてふさわしいボリューム感を作りだすことができた」と語る。構想期間からおよそ10年目となる本作を制作するなかで外山氏は、「日々、キトゥンの存在感が増していき、彼女の物語にしっかりと結末を作ってあげなくてはいけないという使命感を感じており、そこでタイトルに“完結編”と入れさせていただきました。ゲーム本編の終盤に描かれるキトゥンの謎、ストーリーの盛り上がりにぜひ注目して、ぜひ最後までプレイしてほしいです」と語りかけた。

新たな重力特性、初公開となるマップも披露

 さらに発表会では、外山氏による実機プレイも披露された。まず初めに、本作から追加された“ルーナチューン”を披露する外山氏。“ルーナチューン”は、移動速度が速くなり、ジャンプの飛距離もぐんと伸びる新たな重力特性だ。溜めてジャンプすることで、重力エナジーを使わずに長い距離を移動することも可能で、着地時のミスによるダメージも受けないとのこと。軽くなる重力特性を持つ“ルーナチューン”は、浮遊するような感覚を楽しめるので、シリーズ経験者でも新鮮な気持ちでプレイを楽しめそうだ。

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 続いて、活気に満ちた雰囲気の通商交易区“レイ・コルモスナ”へ移動。空を飛んでいる乗り物や少し離れた島など、画面内に見えるところのすみずみまで移動できるそうだ。プレイステーション4で描かれる重力を駆使した自由落下(移動)は、やけにリアリティがあり見ているだけでぞっとする。
 また、街の人々の多彩なリアクションも含め、細かいところの作り込みは前作以上。ゼスチャーシステムやカメラモードも追加され、街を探索するだめでも十分楽しめるだろう。

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▲街にいるNPCは、ゼスチェーを送ると反応してくれる。カメラ機能で街人の反応を撮影したりするのも楽しそうだ。

 続いて別区画へ移動し、新たな重力特性“ユピトールチューン”を使用した戦闘シーンが披露。重くなる重力特性を持つ“ユピトールチューン”では、重力キックを溜めることで“重力波動キック”となり、広範囲にダメージを与えられるように。重力グラブで大きな球をくり出すことも可能だ。技のスピードは遅いが破壊力は高く、決して扱いやすいとは言えないが、使いこなせれば高い性能を発揮するだろう。

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 さらに、通商交易区の下に位置する、厚い雲の下にある船上居住区“レイ・エルゴーナ”へ。先ほど活気に満ちた明るい雰囲気の通商交易区“レイ・コルモスナ”とは打って変わって、どこか寂しげで雨が降る街並みが披露された。以上のようにさまざまな雰囲気の街はまだ多数あるとのことで、「ぜひ沢山のシチュエーションでキトゥンの旅を楽しんでほしい」と外山氏は述べた。

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アニメーション制作はスタジオカラーが担当!

 発表会では、2015年9月に制作決定を発表した、『GRAVITY DAZE』スペシャルアニメーション企画についての詳細も発表された。
 タイトルは『GRAVITY DAZE The Animation ~Ouverture~』となり、『GRAVITY DAZE 2』の前日譚が描かれるとのこと。公開時期は後日発表予定で、本アニメーション作品の制作を手掛けるのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを始め、数多くのアニメ・映画作品などの映像制作で知られる“スタジオカラー”が担当する。重力アクションや立体的な空間演出を活かした、フル3Dアニメーションにぜひ期待したい。

 さらに、本日7月19日(火)より、通常版と同じ価格(6900円[税抜])で、スペシャルアニメーション作品を収録したBlu-ray Discなどが同梱された初回限定版の予約受付がスタート。ダウンロード版は予約購入することで1080円[税込]安く購入できるキャンペーンも実施されるとのことだ。

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 そのほか、7月21日(木)に実施される、“ファミ通公式生”と『GRAVITY DAZE 2』によるコラボニコニコ生放送番組“GRAVITY通 -『GRAVITY DAZE 2』世界的初公開情報-”の告知も。番組では、本発表会で披露された最新のゲームプレイを、外山ディレクターみずから実機プレイで世界初生放送するとのこと。こちらもぜひチェックしてほしい。
※番組概要はこちら

田中公平氏による夢のスペシャルライブ!

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▲田中公平氏

 本発表会には、『GRAVITY DAZE』シリーズの楽曲を前作から引き続き担当している田中公平氏も参加し、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、サックスのバンドセットによるスペシャルミニライブが実施。前作『GRAVITY DAZE』から引き続き楽曲を担当する田中氏は、『GRAVITY DAZE 2』のサウンドトラックは3時間40分の大作になっていると明かす。また、制作チームから「3分以下の楽曲はなく、70曲を作ってほしい」というリクエストを受けており、「言いたい放題だったけど、悔しいからそれにこたえてやろうと、それ以上のものを作って書いてしまいました」とコメントした。
 楽曲では、各悪役キャラそれぞれにテーマ曲が割り振られており、戦闘シーンにおいて複数の悪役が登場すると、各悪役のテーマ楽曲が同時に鳴りはじめるとのこと。まさに、パズルを組み合わせて“ひとつの楽曲”に聞こえるよう、高度な作曲を施していると明かした。

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▲スペシャルミニライブでは、バンドアレンジされたメインテーマのから始まり、歓楽街プレジューヌのBGMなどが演奏され、観客を魅了した。

 実機プレイ披露からスペシャルミニライブと、さまざまな情報が発表された本発表会。残念ながら開場に来られなかったファンの方々は、7月21日(木)放送予定の“GRAVITY通 -『GRAVITY DAZE 2』世界的初公開情報-”をチェックしてみてはいかがだろうか?

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▲発表会後に行われた試遊会の様子。通商交易区をイメージした空間に!