キュー・ゲームスの新社屋は本当にすごかった!
キュー・ゲームスは、『PixelJunk』シリーズや、現在開発中の話題作『トゥモローチルドレン』(※ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアと共同開発)でおなじみの、独立系デベロッパー。「今年1月に引っ越した新社屋がスゴい」との噂を聞きつけた記者は、明日から京都市勧業館みやこめっせで開催されるBitSummit 4thのイベント取材がてら、おじゃますることに。
2016年1月に引っ越した新オフィスの広さは、以前の約2倍。社員数の増加にともなう移転とのことだが、実際には空間のゆとりが十分に取られ、社員ひとりあたりの占有スペースが大幅に広がっていた。
キュー・ゲームス代表のディラン・カスバ―ト氏(右写真)によれば、新オフィスを構築する際には、社員ひとりひとりのクリエイティビティを刺激する環境作りにこだわったとのこと。良質なモノ作りに必要な心のゆとりは、あらゆるスペースに余裕を持たせることで生まれる……という理想を追求できることからも、同社の堅調ぶりが伺えた。
そのほかの設備・ブース
『トゥモローチルドレン』関連?
『Dead Hungry』インプレッション!
社内のVRゲームプレイエリアでは、BitSummit 4th会場でも展示される『Dead Hungry(デッドハングリー)』の、Oculus Rift+Oculus Touch操作によるデモが、来賓者用に開放されていた。同作品は、キュー・ゲームスのスタジオ内で行われたゲームジャムで、ふたりのスタッフによってプロトタイプが制作され、その後調整が加えられ正式タイトル化されたVRコンテンツ。フードトラックの料理人となっておいしいハンバーガーを作り、つぎつぎと押し寄せるゾンビに与えて人間に戻していく……という奇天烈な内容だ。
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両手を使って、ハンバーガーの具材を自由にトッピングできるのは、おままごとのような無邪気な楽しさを味わえる。その一方で、鉄板の上に乗せたパテは、ちょっと目を離しているとすぐ黒焦げになってしまったり、目の前にきたゾンビを放っておくとすぐに攻撃されたりと、ゲームプレイそのものは、なかなかハードだ。ゾンビは、マスタードの容器や調理器具など、つかめるものなら何を投げ与えても、足止めされる。そのあいだにいかにハンバーガーを完成させるかが、クリアーのポイントになりそうだ。
操作に慣れ、手際がよくなってくると、本当に忙しいハンバーガー屋さんになったかのような気分を味わえる『Dead Hungry』。BitSummit 4th会場内フードコートでは、会場付近にある人気ハンバーガーショップ”58DINER” が、コラボレーション企画として、ゲームにちなんだオリジナルハンバーガーを販売するとのこと。押し寄せるゾンビ相手にハンバーガーを焼いた後は、ゾンビのごとく(?)フードコートに向かってみてはいかがだろうか。