謎のプロジェクトが進行する廃工場には死の匂いが濃厚に漂う
Playdeadの新作パズルアドベンチャーゲーム『Inside』PC版がSteamで配信開始。価格は1980円。インターフェースなどは日本語対応済み。なお海外ではXbox One版もひと足先に配信中だ。
本作は、影絵のようなグラフィックで辺獄めぐりをしていく同スタジオの代表作『Limbo』と同系統の、横スクロールのパズルプラットフォームアドベンチャー。『Limbo』と同様にセリフなどは一切なく、主人公の少年が、何らかの組織に追われている場面からスタート。パズルを解いて道を切り開き、即死トラップを切り抜け、廃工場のような場所で行われている謎のプロジェクトの、その内側(inside)へと足を踏み入れていく。
『Limbo』に引き続き、強烈に死の匂いがする陰鬱とした世界を描き出している本作。セリフなしの横スクロールの2.5Dという基本だけでなく、アクションに必要なキーはシンプルなものに限定していたり(上下左右の入力+ジャンプ+物を引っ張る掴み入力ぐらい)、死亡時に直前からリスタートできるようチェックポイントを細く設定していたり、パズルのカギは必ず同じエリアの中にあるなど、非常にプレイしやすい。
パズルと即死トラップの回避に集中すれば後はこのマッドな世界に没頭できるのは、さすがPlaydead。全体の尺が値段に見合ったものかどうかは人次第だと思うが、『Limbo』が好きだった人、動画を見て気になった人などは、ぜひチェックしてみて欲しい作品だ。