ちょっとしたサプライズ演出とともに、Xbox One Sもお披露目
2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016。会期中にマイクロソフトブースにて、Xbox One及びWindows 10のサービスやハードまわりのセッションが行われた。プレゼンターは、アルバート・ペネロ氏とシエラ・マクドナルド氏のおふたり。
E3開催の前日に、マイクロソフトによるカンファレンス“Xbox E3 2016 Breifing”が開催。マイクロソフトによる新しい方針が示されたばかりだが、アルバート・ペネロ氏は「フィル(フィル・スペンサー氏)の発言については多くの共感を生んだと思っています」とコメント。改めて、Xbox One用ソフトとWindows 10用ソフト(ダウンロード版)でのセーブデータなどを共有できる“Xbox Play Anywhere”の可能性を語った。
そのうえで、iOSとAndroidで配信された新しいXbox Appについて言及。Xbox One本体で撮影されたゲームコンテンツの映像をアプリで閲覧できるようになったことや、アプリからゲームコンテンツの購入も可能になったと説明した。
引き続きペネロ氏は、カンファレンスで明らかになったXbox Liveの新機能、“Looking for Group on Xbox Live”、“Clubs on Xbox Live”、“Arena on Xbox Live”についても改めて説明してくれた。“Looking for Group on Xbox Live”は特定のゲームをいっしょに遊びたい人を探すときに使用する機能で、比較的突発的にゲームプレイを楽しみたいときに利用することが想定されているとのこと。タグで好みのプレイスタイルなどを選ぶことができ、グループに参加申請を行い、ホストが承認することで参加できる。
“Clubs on Xbox Live”は、継続的にひとつのグループに参加したいときに使用する機能で、Xbox Appと連動しており、モバイルからもアクセスできるのが特徴。“Clubs”から“Group”へと細分化したり、さらにチャット機能や最近の活動報告などをフィードにて掲載できる。“Clubs”に関するタグは“Looking for Group”同様にホストが設定するという。
“Arena on Xbox Live”は、「カジュアルなプレイヤーから熟練のプレイヤーまで参加できる“舞台”」だと、マクドナルド氏はおもしろい表現を使った。“Arena”は、eスポーツ団体のFACEITやESLなどと調整を行っており、ルールや参加費などを設定する予定だという。トーナメントの参加はボタンひとつで行え、参加したトーナメントについては開催時間などを告知してくれる。モバイルとも連動していて、リマインドしてくれるらしいので、かなり利便性は高いと言えるだろう。賞金など、“Arena”の詳細に関しては、実装が近づいた段階で公開されるとのことだ。
セッションでは、ちょっとしたサプライズ演出も用意されていた。部屋のテーブルの上に何気なく置かれていたXbox Oneの現行機のケースを外すと、中からXbox One Sが出現したのだ。40%の小型化を実現したXbox One Sならではの演出といったところだが、ペネロ氏によると、「エルゴノミック(人間工学的デザイン)を重視しており、USBの位置なども使いやすい場所に変更しています。さらに、ファンからのフィードバックを受けて、縦置きなどにも対応しました」とのこと。2TB版には縦置き用のスタンドも付属されるようだ。
また、コントローラーについても言及。新しいコントローラーは、何百パターンものデザインや触り心地を試したというこだわりぶり。さらに、Bluetoothにも対応しているとのことだ。
北米では、Xbox One S 2TB Launch Edition Consoleの予約受付が開始
なお、北米にてXbox One S 2TB Launch Edition Consoleの予約受付が開始されている。こちら、2TB HDDを搭載して、新型コントローラーと縦置き用スタンド、HDMIケーブル、電源ケーブル、14日分のXbox Live ゴールドメンバーシップを同梱。価格は399ドル。発売は8月31日となっている。なお、日本国内でのXbox One S発売日は2016年内となっている。