今秋から実装予定のアップデートを先取り紹介

 2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催中の、世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016。会期中にマイクロソフトブースにて『マインクラフト』関連のプレゼンテーションが行われた。担当は、エグゼクティブプロデューサーのジェシー・メリアン氏、デザイナーのスペンサー・カーン氏、エンジニアのクリス・ヘンリー氏の3名。

『マインクラフト』はユーザーの利用環境を豊かにするためのアップデートを続けていく【E3 2016】_07
▲左から、エグゼクティブプロデューサーのジェシー・メリアン氏、デザイナーのスペンサー・カーン氏、エンジニアのクリス・ヘンリー氏。

 先日行われた“Xbox E3 2016 Breifing”にて、iOS、Android、Windows 10、そしてGear VRによるクロスプレイの実現が発表され、ますまず利便性の高まる『マインクラフト』だが、今回のプレゼンで紹介されたのはカスタマイズについて。「多くのユーザーの皆さんは、カスタマイズした『マインクラフト』をプレイしていますが、そんなニーズにお応えする形で、スキンなどを備えた“フレンドリーアップデート”をブリーフィングで発表しましたが(すでに実装済み)、今後もユーザーさんの利用環境を豊かにするためのアップデートを加えていくつもりでいます」とスペンサー・カーン氏。プレゼンでは、クリーパーのカスタムテクスチャを変更するために、Paintを用いて、PNG形式の画像を編集するという実演が行われた

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▲クリーパーのカスタムテクスチャを変更。
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 今秋から実装されるアップデートでは、isonファイルを編集して、クリーパーの行動やステータスを変更できるようになるという。さらには、ほかのキャラクターの設定からさまざまな行動を引き継ぐことが可能に。プレゼンでは、ウサギの行動ルーチンを引き継いだクリーパーや、クリーパーの爆発行動を引き継いだニワトリなどが実演された。さらには、jsonファイル内のState Machineの項目で、さまざまな行動設定を保存することも可能に。爆発半径などの設定も変更できるようだ。行った設定は、『Minecraft Realms(マインクラフト レルムズ)』に適用可能で、設定ファイルを渡すことで反映されるという。行われた編集は、プラットフォームを問わず適用されるようで、プレゼンではアプリ版への実装が実演された。

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 全世界14のプラットフォームで、1億人に利用されている巨大コンテンツの『マインクラフト』。今後もさらに利便性が高まりそうだ。