PS4では初となる『Fate』作品をいち早くプレイ!
2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催されている世界最大のゲーム見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016。
同イベントのXSEED Gamesブースに出展されている、マーベラスUSAの『Fate/EXTELLA: The Umbral Star』のPS4版のプレイリポートをお届けする。
※国内ではPS Vita/PS4用ソフト『Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ)』として、2016年11月10日(木)に発売予定。
2010年発売の『Fate/EXTRA(フェイト/エクストラ)』、2013年発売の『Fate/EXTRA(フェイト/エクストラ) CCC』に続く、マーベラスが手掛ける『Fate』作品の第3弾となる本作。『Fate/EXTRA』シリーズはRPGだったが、今回はアクションゲームに方向転換。「いったい、どんなゲームなの!?」と気になっているファンも多いであろう本作について、E3 2016出展バージョンで判明したことを記していこう。
今回、E3 2016に出展されていたのはPS4版。操作可能キャラクターはネロ・クラウディウスで、和風のマップでのプレイが楽しめた。
マップは“セクター”と呼ばれる領域に分かれており、このセクターを奪い合う形でバトルは進行する。敵陣に攻め込み、敵を一定数倒すと、“アグレッサー”(他の敵よりも大型の敵)が出現。セクター内のアグレッサーをすべて倒せば、“レジムマトリクス”という鍵を入手でき、セクターを制圧できる。プレイヤーの第一の目的は、レジムマトリクスを15個集めることだ。
自分のセクターにいる味方が倒されると、そのセクターとレジムマトリクスを奪われるため、戦況を見ながら、ときに自分のセクターを守りに向かうことも必要になる。特定の敵セクターでは、中ボス的存在のサーヴァントとのバトルも勃発するのだが(今回のプレイでは、エリザベートとギルガメッシュが中ボスとして登場)、サーヴァントとの戦いにかまけていると、自陣がいつのまにか奪われていて敗北寸前、ということも。自陣の状態と、敵を倒すスピードを意識しつつ戦うことが重要だ。
さて、肝心のアクション部分はどういうものかと言うと、『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS』のような、多人数を相手にするタイプのアクションだ。□ボタンでの弱攻撃、△ボタンでの強攻撃の組み合わせによって技が発動し、大量の敵を一度になぎ倒すことができる。“ハイスピードサーヴァントアクション”と謳うだけあり、スピード感も抜群。簡単なコンボで爽快なアクションが楽しめるので、「アクションゲームは苦手」という人も安心。
画面左下のゲージが溜まると、○ボタンで“エクステラマニューバ”を発動可能。この時、○ボタンを押せば押すほど、ゲージの消費量が増え、さらに大きなダメージを周囲の敵に与えられる。エクステラマニューバを、いつ発動するか、ゲージをどれだけ使うかも、バトルにおけるひとつのポイントだ。
そうしたアクションを駆使して敵を倒し、レジムマトリクスを15個集めると、マップ内にゲートのようなものが出現。そのゲートから、ボスとなるサーヴァント(今回は玉藻の前)が待つ場へと行き、ボスを撃破すれば勝利となる。
かわいいネロの姿に刮目せよ!
ここまでは、ゲームの基本的な進めかたについて語ってきたが、やはり『Fate』ファンが気になるのは、キャラクターがいかに魅力的に描かれているか、だろう。今回のプレイでは、ネロ・クラウディウスのさまざまなアクションを見ることができたが、赤いスカートを翻して、強気な表情で戦うネロはかわいらしかった。当たり前だがボイスつきで、マスターであるプレイヤーに向けて、現在の状況を語ってくれたりするのもうれしい。
本作では、専用のゲージ(エクステラマニューバで消費するゲージとは別のもの)を消費することで、サーヴァントが形態変化(フォームチェンジ)……端的に言えば変身するのだが、形態変化発動時、魔法少女ばりの変身シーンを見せてくれる。これも見どころのひとつだろう。
そういえば、本作の国内での先着購入特典は、ネロ・クラウディウスとアルトリア・ペンドラゴンの衣装“純真のナイトドレス”のプロダクトコードだ。つまり、コスチュームチェンジシステムが搭載されているということだが、ほかにも衣装が用意されているのだろうか? かわいい衣装のサーヴァントを、自在に動かすことができたなら……と夢が広がる。続報に期待!