E3 2016バージョンで、新生キトゥンを初体験!

 重力を自在に操る少女、グラビティ・キトゥンの活躍を描く、重力アクションアドベンチャーのシリーズ最新作『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択(『GRAVITY DAZE 2』)』。E3 2016では、新しい映像とともに、アクション部分の新要素を実装した試遊版を展示。本作の担当編集者である本田ベンツが、その試遊版の体験リポートをお届けします!

2016年発売予定の注目タイトル『GRAVITY DAZE 2』のE3試遊版をプレイ! 実装されていた注目の新要素をリポート_01
▲E3 2016で公開された最新トレーラーからのひとコマ。試遊版での戦闘のほか、新たなカットシーンなども収録されている。下のリンクからチェックしておこう。
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▲もうひとりの重力使いの少女であるグラビティ・クロウ。本作ではキトゥンのパートナーとなり、戦闘をサポートしてくれる。この共闘も、試遊版で体験できました。

新しい街で楽しめる2種類のコース

 今回のE3 2016用の試遊版には、“初心者向け”と“経験者向け”のふたつのコースが用意されていました。初心者向けは、『1』をプレイしたことがない人用で、チュートリアルが多めで、本作からの新要素ではなく、シリーズの基本と言える重力アクションをひと通り学べるというもの。もう一方の経験者向けは、チュートリアルは少なめで、本作からの新要素である3種の重力特性の切り換えが体験できるというものでした。試遊版としては、珍しい仕様ですが、基本操作と新要素をまとめるとプレイ時間が長くなるうえに、覚えることが多くなってしまうため、分けたということらしいです。
 どちらのコースも、『2』の街が舞台となっており、活気に満ちた雰囲気が前作と大きく異なるところです。なお、このバージョンでは一部制限されていましたが、空を飛んでいる乗り物や少し離れた島など、画面内に見えるところの多くは、そこまで移動できました。街の人々の多彩なリアクションも含め、細かいところの作り込みは前作以上です。なにより、街自体が明るい雰囲気なのがいいですね。ちなみに、ほかのエリアを含めたゲーム全体のマップの広さは、前作の2.5倍くらいあるらしいです。ほかのエリアも早く探索してみたくなりましたね。

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▲鮮やかな色使いの街。広いだけでなく人々の動きも多彩です。

3種類の重力特性を体験!

 『GRAVITY DAZE 2』から導入される新要素で、いちばん注目なのが3種類の重力特性。
 ノーマルの状態のほかに、軽くなる重力特性を持つ“ルーナチューン”と重くなる重力特性を持つ“ユピトールチューン”という2種類のチューンが加わったことで、3種類の重力特性が使い分けられるようになっています。これまで情報や動画で、その存在は判明していましたが、今回の経験者向けコースには、この新要素を実装。重力特性を切り換えることで、どのような違いが生まれるのかを、実際にプレイして確かめてみました! なお、特性の切り換えは、コントローラーのタッチパッドで行います。下から上にフリックするとルーナチューン、上から下にフリックするとユピトールチューンに変化。タップするとノーマルになります。状態別での特別な操作はなく、重力が変わることで、移動、攻撃、必殺技などのアクションの効果が変わるのが特徴です。
 まずは軽くなるルーナチューン。移動では、速度が速くなり、ジャンプの飛距離も伸びます。溜めてジャンプすることで、重力エナジーを使わずに長い距離を移動することも可能です。意味もなく“ぴょ~ん、ぴょ~ん”とジャンプしながら移動するのが、妙に楽しいです(笑)。攻撃は、パワーがないぶん、スピードと手数で勝負するタイプですね。重力キックの後、ボタンを連打するだけでショートワープしながらの自動追尾攻撃も便利です。
 重くなる“ユピトールチューン”では、重いので通常の移動は遅いです。しかし、落下するスピードはいちばん速いため、重力アクションによる移動をメインにするなら、こちらもアリ。攻撃面でも、技のスピードが遅くて破壊力は高めという、パワー全振りタイプ。
 重力キックを溜めると範囲攻撃ができたり、重力グラブで大きな球が出せたりもします。扱いやすい、とは言えませんが、使いこなせればすごい性能を発揮すると思います。
 一概に軽いから移動向き、重いから攻撃向きというわけでもなく、それぞれ一長一短があって、状況やプレイヤーの好みで、使いかたは大きく分かれそう。“この場面ではこれ”、という決まった解答があるわけではなく、プレイヤーごとにいろいろと答えが編み出せる自由度の高いシステムだと感じました。攻略記事を作るとなると、たいへんそうですが(笑)。

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▲ルーナチューンでは、溜めればかなりの長距離ジャンプが可能。
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▲ユピトールチューンでは、重力キックを溜めることで、“重力波動キック”となり、広範囲にダメージを与えられるように。

新たな敵にも注目

 そのほかの新要素としては、新しい敵との対戦も。経験者向けコースの最後には、銃を携えた兵士たちに加えて、ロボットも敵として登場。このロボットとの戦いも、前作にはなかった要素ですね。前作に登場した怪物(ネヴィ)にも、弾を撃ってくる奴はいましたが、兵士&ロボットは、銃やらミサイルやらを使ってくるので、弾は早いわ、追尾はきびしいわで、なかなか攻撃がえげつない! いろいろと試しながら戦っていたら、体力ゲージが残り2ミリくらいに!! すんでのところで必殺技を使って、なんとかクリアー。その場では、あくまで魅せるプレイをしたように振る舞いましたが、ここだけの話、内心はかなりあせっていました(笑)。3種類の重力特性で、キトゥンの戦いのバリエーションが増えましたが、そのぶん敵もしっかりパワーアップしている、ということなんでしょう(笑)。本編でもこいつらとの歯応えある戦いが楽しめそうですよ!

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▲本作では、敵として巨大ロボットも登場!! ネヴィ戦とはまた違った、激しい戦いが街中でくり広げられます。

『GRAVITY DAZE 2』E3 2016最新トレーラー


GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択 
メーカー ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
対応機種 PS4プレイステーション4
発売日 2016年発売予定
価格 未定
ジャンル アクション・アドベンチャー
備考 クリエイティブディレクター:外山圭一郎、キャラクターデザイン:斎藤俊介、コンセプトアート:緒賀岳志  CERO:審査予定