敵タイタンに飛びついてから破壊するまでの手順なども変化
“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”よりひと足先に開幕した、エレクトロニック・アーツの独自イベント“EA Play”。その会場で、海外で2016年10月28日にPS4/Xbox One/PCで発売されることが決定した、FPS『タイタンフォール 2』のマルチプレイ対戦を早速遊んできた。
今回のデモでは、2種類のタイタン(大型二足歩行兵器)と、3種類のロードアウト(装備)を選択して使用可能。ゲームモードは、“Bounty”という、次々と指示される目標(敵チームのこのタイタンを倒せ、この地域を制圧しろ、など)をクリアーしていくことで進んでいくもの。
発表時に大きな歓声があがったグラップリングフックは、ロードアウトの中のひとつに含まれるタクティカルアビリティ(特殊能力)。タクティカルアビリティにはそのほか、攻撃系の“パルスブレード”や、分身を出す“ホロパイロット”などがある。
動画を見ての通り、グラップリングフックでは、壁やタイタン(あるいは空中の敵兵)に向かってケーブルを打ち込み、そちらに向けて移動できる。空中から放つこともでき、“破壊寸前になったタイタンから緊急脱出→空中からグラップリングフックで敵タイタンに飛びついて逆襲を狙う”なんてムーブも結構簡単に出せたのが印象的。
そして前作のプレイヤーにお伝えしておきたいのが、歩兵状態で敵タイタンに飛び乗って破壊する際の手順が変わっていること。
前作では建物の屋根などから敵タイタンに飛びつくと、頭部のコアを引き出して、そこに銃を撃ちこむというものだったが、今回は敵タイタンに飛びつくとまず、頭部の“バッテリー”を引き抜き、一旦離脱する。そして再度飛び乗ると、今度はそのバッテリーの穴にグレネードを放り込み、爆破するとともにふたたび離脱。これで大ダメージが入るので、数回爆破を行えば、タイタンを撃破できるという寸法だ。そして引きぬいた“バッテリー”は、仲間のタイタンのバッテリースロットに挿して修復してやることもできる。
これは恐らく、前作では敵のコアを露出させたはいいものの撃破までひたすら撃つだけになりがちだったのを、数回のフェーズに分けて大ダメージを与える形式を用意することで、メリハリをつけたんじゃないだろうか。察しのいいプレイヤーなら、バッテリーを抜かれたところで状況を把握し、グレネード爆破すべく再度襲いかかってきた相手プレイヤーに対処できるはずだ。
タイタンの必殺ムーブも注目
またタイタンには、レーザー系の“イオン”、炎系の“スコーチ”がおり、どちらもメイン技+その発展形のタイタンコア技、トラップ系の技、守備技といった感じに4つの技を持つ。 プレスカンファレンスでは6機の新タイタンが投入されることが発表されていたので、ユニークな能力にも期待したいところ。
歩兵状態のパイロット(プレイヤー)がAI操作の雑魚狩りなどをしてポイントを稼ぐとタイタンを呼べるようになるというのは前作同様。パイロット状態でのアクションを駆使して活躍し、タイタンを召喚。さらに暴れまわってド派手なコア技を放つ……という基本サイクルが維持されているのだが、その中でゲームのテンションに変化がつくので、この仕組みはやはりなかなか良く出来ていると実感した。今夏に予定されているという公開技術テストで多くの人にトライしてみてほしいところだ。