「自信を持ってお送りできる作品です!」(江城氏)
カプコンより、本日2016年6月9日に発売となったニンテンドー3DS用ソフト『逆転裁判6』。本作の発売を記念して、ビックカメラ新宿西口店にて、プロデューサーの江城元秀氏と『逆転裁判6』ディレクターの山崎剛氏(山崎氏の崎は山+立+可)によるサイン&握手会が開催された。
イベント開始前には江城氏が「本作は、ボリュームや内容など完成度に自信の持てるタイトルに仕上がっています。2周目には調べられるメッセージが増えていたりしますので、コスチューム変更をしたりしながら、じっくり楽しんでいただけたらなと思います」と会場に集まったファンにメッセージを贈った。
イベント終了後には、囲み取材も実施された。ここからはその模様をお届けする。
――ファンの皆さんと交流してみていかがでしたか?
江城 東京ゲームショウなどでステージから一方的にお話しすることはあっても、今回のイベントのように直接ユーザーさんと交流する機会というのはあまりないんですよね。僕は、サイン会というものが初めてだったので、お客さんが来てくれるのか不安だったのですが、すごく多くの方に来ていただいて、ビックリしました。実際にお話ししてみると、皆さんがすごく楽しみにしてくださっていたことが、肌身に感じることができて、うれしかったです。
山崎 約2年半という開発期間中、ユーザーの皆さんの反応を想像しながら制作してきたものを、これから体験していただけると思うと、感慨深いものがあります。イベントでは、ファンの皆さんの目がキラキラしていたのが、とても印象的でした。
――サイン会でファンの方が持ってこられたもので印象的なグッズはありましたか?
江城 『逆転検事2』のランチョンマットはレアなグッズなので驚きました。しかも使用してくださっていたようだったので、うれしかったです。あと『逆転裁判5』の限定版に付属していたポーチは、試行錯誤のうえ完成したものなので、思い入れがあります。
山崎 同じく『逆転検事2』のランチョンマットです。『逆転検事2』は、けっこう前に発売したタイトルなので、すごく懐かしい気持ちになりました。そのグッズを大切にしてくださっているのは、とてもありがたいですね。
――本作で『逆転裁判』シリーズを遊ぶ方とシリーズファンの方に、それぞれ注目してほしいポイントを教えてください。
江城 初めてプレイしていただく方には、公式サイトで前日談のアニメーションが公開されていますので、それを見ていただけると世界観が理解できて、より楽しんでもらうことができると思います。ゲームもチュートリアルがしっかりしていますし、安心してプレイしてみてください。そして、興味があるキャラクターが登場したら、過去作をプレイしていただけると、新たな発見もあって、さらに楽しんでいただけるんじゃないかと。シリーズファンの方は、懐かしいキャラクターがたくさん登場しますし、背景の調べられるメッセージにニヤリとできるようなものも仕込んでいますので、隅々まで楽しんでいただきたいです。あと、アニメーションに関しても、シリーズを意識して制作してますので、ぜひ注目してもらえたらなと。
山崎 『逆転裁判6』はこれまでのシリーズに登場してきた要素が集結しているタイトルです。基本的な尋問のシステムから始まって、“サイコ・ロック”や“ココロスコープ”など、過去作品の魅力がギュッと凝縮されています。初めて『逆転裁判』をプレイされる方には、シリーズの歴史をそのまま楽しめるおトクなタイトルになっていますし、シリーズファンの方には「このシステム懐かしいな」と思いながらプレイしていただけるのかなと。ストーリーの面では、シリーズ作品のキャラクターたちを深堀りしているシナリオはもちろん、いままでの作品にない目新しい事件も用意していますので、シリーズファンの方にも新しい感覚を感じていただけると思います。
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
江城 このように多くのファンの方に集まっていただいて、発売日を迎えられたことは感慨深いです。本作は『逆転裁判5』の経験を踏まえて、大切にする部分と挑戦する部分がいいバランスになっていると思います。遊び応えも含めて自信を持ってお送りできる作品ですので、購入を迷われている方は、まず体験版をプレイしてもらえたらなと。少し先にはなりますが追加シナリオも配信されます。こちらもかなりいいデキになっていますので、期待していてください。
山崎 本作ではシナリオの作成に際に、最初から構成をしっかり行って、各話を深くしつつ、全体に伏線をちりばめる形で制作しました。ですので、1回クリアーされた後に、もう1度プレイしていただくと、「ここにも伏線があったんだ」と新たな発見があると思います。コスチュームを変更したり、メッセージを探したりしながら、何回も遊んでいただけるとうれしいです。