シリーズのプレイヤー数は1400万を突破

 Co-op(協力)プレイで銀行襲撃などのミッションに挑む、マルチプレイのクライムFPS『PAYDAY』シリーズ。日本でもPC版を中心に楽しまれている本作の開発スタジオOverkill Softwareを傘下に持つStarbreezeが、パブリッシャーの505 Gamesから本作の権利を買収したことを発表した。
 取引は3000万ドル(約33.3億円)に相当するクラスB株式1090万株の発行によって賄われる予定で、これにより505 GamesはStarbreezeの株4.3%と議決権1.4%を手に入れることになる。

 今回の取引により、Steamで販売される『PAYDAY 2』PC/Steam OS版は、2016年5月1日以降の販売分より収益の100%がStarbreezeに入るようになる。一方で海外で展開されているPS4/Xbox One版『PAYDAY 2: Crimewave Edition』については、引き続き505 Gamesがパブリッシャーの立場を維持し、利益についてもStarbreezeと分配する(海外ではPS3/360版も存在するが、扱いがどうなるかは不明)。

 同シリーズは、独立系スタジオのタイトルとしては最大級のヒットとなった作品のひとつで、シリーズの合計プレイヤー数は1400万を超えるという。発表ではフランチャイズの今後についても触れられており、『PAYDAY 2』のアップデートは本日付ですでに100個目となっているものの、2017年末にかけての最低18ヶ月間、さらなる追加開発を続けていくことが宣言されている。
 また新作『PAYDAY 3』についても詳細は不明なものの計画が存在することが述べられており、505 Gamesが最大4000万ドルまでの収益の33%を得るとのこと。フランチャイズとしてはモバイル版の展開も予定されており、今後も一層『PAYDAY』の犯罪ネットワークが広がることになりそうだ。