テキスト・音声で日本語対応予定
THE GAME BAKERSのアクションゲーム『Furi』を紹介する。本作のプラットフォームはプレイステーション4とPC。2016年中のリリースを予定している。
今回、本作の戦闘パートを体験できるプレビューデモ(PC版)が開発チームから送られてきたので、プレイの様子をお伝えしよう。なおデモはすでにテキスト・音声ともに日本語化が行われており、関係者に確認したところ、PS4とPCの双方で、海外とできるだけ同タイミングで日本向けのリリースを予定しているとのこと。
本作はボス戦にフォーカスしたスラッシングアクションゲーム。THE GAME BAKERSはフランスのモンテペリエを拠点とするインディースタジオだが、ボス戦に特化することで開発リソースを集中し、ひと昔前のパッケージゲーム級の、派手なボスバトルの連続を楽しめる。
『ノーモア★ヒーローズ』、『メタルギア ソリッド』、『スーパーパンチアウト!!』、『GOD HAND』などに影響を受けているそうで、キャラクターデザインは「アフロサムライ」などで知られる日本の漫画家・岡崎能士が担当。ネオンがかった独特な色調の世界で、同氏らしいピーキーなキャラが動きまわるのも注目だ。
戦闘パートは斜め上からの見下ろし型の画面で行われ、近接の斬攻撃を中心に、銃での遠距離攻撃、ダッシュ回避、そしてそれぞれの溜めバージョン、防御による弾き(パリー)などのアクションを組み合わせて戦う。
勝利条件は、主人公とボス双方に体力ゲージが一定本数与えられ、削りきったほうが勝ち。当然ゲージがなくなるごとにボスの攻撃が変化し、強くなっていくという寸法だ。
またボスの攻撃が激しくなってくると、弾幕シューティングのように弾を放ってくることもある。回避で避けるだけでなく、自分の弾で相殺して消したり、パリーで弾を撃ち返したり、対応方法はシチュエーションによってさまざま。なおボスによってはドローンなどのサブ敵を放ってくる者もいるとのこと。
そんな感じに、数年前ならフルプライスのパッケージゲームになっていたようなボス戦を楽しめる本作。しいてリクエストを挙げるならば、現状はコンボが斬攻撃連打程度で、バリエーションに欠けるところだろうか(相手の行動の隙を見ぬいて攻撃するのがメインで、コンボ重視のゲームではないのだが、同じコンボモーションを見続けるのは少しダルい)。この辺りは製品版に期待したいところ。