テキスト・音声で日本語対応予定

 THE GAME BAKERSのアクションゲーム『Furi』を紹介する。本作のプラットフォームはプレイステーション4とPC。2016年中のリリースを予定している。

 今回、本作の戦闘パートを体験できるプレビューデモ(PC版)が開発チームから送られてきたので、プレイの様子をお伝えしよう。なおデモはすでにテキスト・音声ともに日本語化が行われており、関係者に確認したところ、PS4とPCの双方で、海外とできるだけ同タイミングで日本向けのリリースを予定しているとのこと。

 本作はボス戦にフォーカスしたスラッシングアクションゲーム。THE GAME BAKERSはフランスのモンテペリエを拠点とするインディースタジオだが、ボス戦に特化することで開発リソースを集中し、ひと昔前のパッケージゲーム級の、派手なボスバトルの連続を楽しめる。

 『ノーモア★ヒーローズ』、『メタルギア ソリッド』、『スーパーパンチアウト!!』、『GOD HAND』などに影響を受けているそうで、キャラクターデザインは「アフロサムライ」などで知られる日本の漫画家・岡崎能士が担当。ネオンがかった独特な色調の世界で、同氏らしいピーキーなキャラが動きまわるのも注目だ。

弾幕アリのスタイリッシュなスラッシングアクション『Furi』プレビュー。キャラデザは岡崎能士が担当、PS4/PCで日本リリースも予定_02
日本のゲーム好きが高じて吹き替えまで敢行したフランス生まれの弾幕系ボスラッシュアクション『Furi』PS4版が11月21日まで最大40%オフのセール中_02
▲プレビューデモには、“看守”との戦闘を収録。ウサギ頭の謎の男(右)の手引きで対峙して倒し、見事脱走に成功するが……。

 戦闘パートは斜め上からの見下ろし型の画面で行われ、近接の斬攻撃を中心に、銃での遠距離攻撃、ダッシュ回避、そしてそれぞれの溜めバージョン、防御による弾き(パリー)などのアクションを組み合わせて戦う。
 勝利条件は、主人公とボス双方に体力ゲージが一定本数与えられ、削りきったほうが勝ち。当然ゲージがなくなるごとにボスの攻撃が変化し、強くなっていくという寸法だ。

弾幕アリのスタイリッシュなスラッシングアクション『Furi』プレビュー。キャラデザは岡崎能士が担当、PS4/PCで日本リリースも予定_06
▲フィールドの溝に沿って電流が放たれるといったステージを使ったギミック攻撃も。
弾幕アリのスタイリッシュなスラッシングアクション『Furi』プレビュー。キャラデザは岡崎能士が担当、PS4/PCで日本リリースも予定_01
▲敵のゲージが一本なくなるごとに、近接オンリーの格闘モードに入る。動きが制限されるので、的確に攻撃を避けたり弾いたりしてコンボを叩きこもう。

 またボスの攻撃が激しくなってくると、弾幕シューティングのように弾を放ってくることもある。回避で避けるだけでなく、自分の弾で相殺して消したり、パリーで弾を撃ち返したり、対応方法はシチュエーションによってさまざま。なおボスによってはドローンなどのサブ敵を放ってくる者もいるとのこと。

弾幕アリのスタイリッシュなスラッシングアクション『Furi』プレビュー。キャラデザは岡崎能士が担当、PS4/PCで日本リリースも予定_03
▲緑の弾が飛んできた時は、相殺やパリーで消すことで回復アイテムを手に入れられる。
日本のゲーム好きが高じて吹き替えまで敢行したフランス生まれの弾幕系ボスラッシュアクション『Furi』PS4版が11月21日まで最大40%オフのセール中_01

 そんな感じに、数年前ならフルプライスのパッケージゲームになっていたようなボス戦を楽しめる本作。しいてリクエストを挙げるならば、現状はコンボが斬攻撃連打程度で、バリエーションに欠けるところだろうか(相手の行動の隙を見ぬいて攻撃するのがメインで、コンボ重視のゲームではないのだが、同じコンボモーションを見続けるのは少しダルい)。この辺りは製品版に期待したいところ。