“叡王戦”優勝者が将棋ソフトと対局
ドワンゴおよび日本将棋連盟が主催する第1期“電王戦”の最終局・第2局が、2016年5月21日(土)・22日(日)に滋賀・比叡山延暦寺で行われた。対局後の記者会見では第2期“叡王戦”、第4回“将棋電王トーナメント”および第2期“電王戦”の開催が発表され、5月28日(土)に開幕する第2期“叡王戦”の出場棋士が公表。羽生善治九段、堀口弘治七段、有森浩三七段が初エントリーを果たすことが明らかになった。
出場棋士の詳細や予選の組み合わせなどは、“叡王戦”公式サイトを参照のこと。
以下、リリースより。
第1期電王戦 閉幕
将棋ソフト“PONANZA“が2連勝で勝ち越し
叡王戦・電王戦の来期開催発表、羽生善治九段が初エントリー
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司 以下、ドワンゴ)および公益社団法人 日本将棋連盟(東京都渋谷区、会長:谷川浩司 以下、日本将棋連盟)が主催する「第1期電王戦」の最終局・第2局が2016年5月21日・22日に比叡山延暦寺(滋賀県大津市)で行われ、将棋ソフト「PONANZA」が山崎隆之叡王に白星を挙げ、2勝0敗で勝ち越しを決めました。
対局後の記者会見では、「第2期叡王戦」、「第4回将棋電王トーナメント」および「第2期電王戦」の開催を発表しました。5月28日(土)に開幕となる第2期叡王戦については、エントリーした出場棋士を公表しました。今回、羽生善治九段、堀口弘治七段、有森浩三七段が初エントリーとなります。
このほか、各棋戦の発表内容は下記の通りです。
第1期電王戦 結果
【第1局】
■日時:2016年4月9日(土)~10日(日)
■対局場所:関山中尊寺
■対局結果:【後手】山崎隆之叡王 vs 【先手】PONANZA(開発:山本一成、下山晃)⇒85手でPONANZAの勝ち
<ニコニコ生放送>
※初日
※2日目
【第2局】
■日時:2016年5月21日(土)~22日(日)
■対局場所:比叡山延暦寺
■対局結果:【先手】山崎隆之叡王 vs 【後手】PONANZA(開発:山本一成、下山晃)⇒118手でPONANZAの勝ち
<ニコニコ生放送>
※初日
※2日目
「第2期叡王戦」概要
現役プロ棋士によるエントリー制の棋戦で、段位別予選と本戦を勝ち抜いた2名による決勝三番勝負を行います。優勝者は「叡王」の称号を得て「第2期電王戦」に出場し「第4回将棋電王トーナメント」で優勝した将棋ソフトと対局します。
■開催時期: 2016年5月28日(土)~ 2016年12月予定
■出場資格: 現役プロ棋士(エントリー制、優勝者はコンピュータ将棋ソフトの対局 「第2期電王戦」 に出場)
■対戦形式: 段位別予選と本戦からなるトーナメント戦(2016年4月1日時点の段位)
■対局日程:
<段位別予選>2016年5月~9月
●出場者:エントリーした現役プロ棋士 ※山崎隆之叡王は本戦から出場
●ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
●本戦出場枠:九段5枠、八段3枠、七段2枠、六段2枠、五段2枠、四段1枠の計15枠
<本戦>2016年9月~10月
●出場者:山崎隆之叡王と予選を勝ち抜いた15名
●ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
<決勝三番勝負>2016年12月
●出場者:本戦決勝進出棋士2名
●ルール:持ち時間各5時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
<ニコニコ生放送>段位別予選の約50~60局と、決勝三番勝負を初めとする本戦の全対局を中継予定
「第4回将棋電王トーナメント」概要
統一ハードで戦う、最強のコンピュータ将棋ソフトを決める大会です。優勝ソフトには「電王」の称号と、翌春開催の第2期電王戦への出場権が与えられます。
■開催日程:2016年10月8日(土)~ 10月10日(月・祝)
■出場者:エントリーの上、出場条件を満たした将棋ソフト
■対戦形式:トーナメント戦
■ルール:後日発表
「第2期電王戦」概要
「第2期叡王戦」で優勝した棋士と、「第4回電王トーナメント」で優勝した将棋ソフトによる二番勝負の対局です。
■開催時期:2017年春を予定
■出場者:「第2期叡王戦」の優勝者および「第4回将棋電王トーナメント」の優勝ソフト
■対戦形式:二番勝負(先後1局ずつ)
■ルール:後日発表
※このほか詳細等は後日発表します。