応援パーティーとしてお笑い芸人が登場
リアル脱出ゲーム×ドラゴンクエストというコラボにより実現した夢の企画“竜王迷宮からの脱出”。かつて勇者ロトにより封印された竜王が復活しようとしている世界を舞台に、4人のプレイヤーが協力して謎を解き、竜王の復活阻止を目指していく……という内容になっている。
2016年5月12日、千葉県の幕張メッセで、その“竜王迷宮からの脱出”のオープニングイベントが開かれた。イベントには、リアル脱出ゲーム好きで知られるNON STYLEの井上裕介さんほか、多数のゲストが登場し、実際に脱出ゲームをいち早く体験した。そのイベントの模様をリポートしよう。
オープニングイベントは、スタート地点となるラダトーム城の前で開催。まずは今回のゲームの仕掛け人である、SCRAP代表・加藤隆生氏が登壇し、「現実の世界で『ドラゴンクエスト』の世界を体験でき、その世界観のなかで謎解きをして冒険ができる。子供のころからの夢がかなった、僕にとってはすばらしい出来事です」と挨拶した。
続いて、さっそくゲストが登場。NON STYLEの井上裕介さん、インパルスの堤下敦さんと板倉俊之さん、そして大西ライオンさんの4人が現れた。
井上さんは、「地方のリアル脱出ゲームにもよく行きます」というほどの、ディープなファン。大西ライオンさんもリアル脱出ゲーム好き。いっぽうでインパルスのふたりは、「リアル脱出ゲームは初体験」とのことだっだ。
そんな4人は今回、“竜王迷宮からの脱出”応援パーティーとしてオープニングイベントに参加。ということで、ここでSCRAPの加藤氏から、応援パーティーの証であるスライムキャップが進呈された。
そしてさっそく、最初のミッションが発生。お姫様がカンダタに連れ去られてしまい、そのカンダタより謎が提示された。正解を答えてお姫様を無事に救出したのは、井上さんだ。ここで解放された姫がお城から登場したが……現れたのはなんと、ヒゲ女装パフォーマーのレディビアードさんが扮する、ムキムキでヒゲ面のお姫様。助けてくれたお礼にと、レディビアードさんから井上さんにキスがごほうびされると、会場は大きな笑いに包まれた。
その後はフォトセッションがとり行われ、オープニングイベントの前半は終了。インターバルを挟んで、ゲストが実際に“竜王迷宮からの脱出”にチャレンジするコーナーへと移った。
『ドラクエ』の世界に浸りながら謎解きに挑戦
オープニングイベントの後半は、ゲストによるゲーム体験。詳細な紹介はネタバレになってしまうので、会場の様子などをフォトリポートという形でお届けするとともに、ゲームの流れを簡単に説明する。ゲームシステムは、大きく分けて以下の5段階となっている。
1.仲間を集める
プレイヤーは入口でまず仲間を集めて、4人パーティーで参加する。
2.職業を選ぶ
4人でそれぞれ、戦士・魔法使い・僧侶・遊び人のどれかの職業を選ぶ。それぞれに違う“冒険の書”が手渡される。
3.冒険の書
フィールドのあちこちに隠された“しるし”を冒険の書に刻むことで、物語が進行していく。
4.竜王を倒す
フィールドの奥にある竜王の城で、制限時間内に謎を解くことができれば、竜王を倒して脱出成功となる。
5.復活の呪文
竜王の城で全滅してしまったパーティーは、教会で復活できる。ただし、ゴールド(ひとり1000円)が失われる。
謎を解いて順調にゴールを目指したゲストの4人だが、今回はオープニングイベントでの限られた時間内のチャレンジということで、残念ながら竜王を倒す前に時間切れとなった。
プレイしての感想を尋ねられた井上さんは、「うまいこと『ドラゴンクエスト』の世界が再現されていますね。初めてリアル脱出ゲームを体験する方はもちろん、何回もプレイしている方も楽しめるイベントになっていると思います。みんなで謎を共有することで、仲もよくなりますし、会話も生まれますし、ギスギスも生まれますし(笑)。ぜひ皆さんに遊びに来てほしいです」とコメント。また板倉さんは「パーティーが一致してても仲違いしてても、その後のメシは盛り上がりますよ」と語った。ちなみに井上さんは、プライベートで、また5月15日の日曜日にチャレンジしに来るそうだ。
【イベント概要】
・開催日時
2016年5月13日(金) 13時〜23時
2016年5月14日(土) 10時〜23時
2016年5月15日(日) 10時〜23時
※最終入場は19時まで
・会場
幕張メッセ 展示ホール4〜7
〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1
・チケット料金
前売り:3900円
当日:4400円
・イベント特設サイト
http://realdgame.jp/DQ2016/(⇒こちら)
主催:竜王迷宮からの脱出製作委員会
企画制作:SCRAP
企画監修:ドラゴンクエスト30周年実行委員会
企画協力:スクウェア・エニックス、集英社